おぐち自給農園、2反百姓の日記

-都市の貧困と農村の貧しさをつなぐ、「生き方」としての有機農業を目指して-

明日から帰省です。

2010年12月30日 22時58分43秒 | 雑感
 今年もいよいよ明日を残すのみとなりました。毎年感じることですが、なんだか年末という感じがしません。

 実家に帰ったら、外で大豆の脱穀を始め、家の中で学内試験の書類を仕上げ、投稿論文の精読、投稿予定の論文の構成、来年度の研究計画をこたつでぬくぬくしながら立てよう。

 今年は新しいスタートの年でした。そういえば、まだ、アルバイトを2つ掛け持つフリーターでしたね。2月に入って、アルバイトを終え、進学の準備していたのが2月です。

 2月は、神戸で開催された「地域がささえる食と農 神戸大会」に出席。神戸からそのまま沖縄に行き、1週間ほど、平和学習をしました。

 3月は日本有機農業研究会の全国大会@横浜で、「農業と平和」分科会の座長を務めました。そして、引越しをしたのもこの時期でした。

 4月は大学院に編入学し、新たな環境に身を置き、5月は福島県喜多方市で田んぼに水を入れる前の堰さらいのボランティアに参加、ほぼ毎週末塩尻に帰省。

 6月は前に在籍していた大学の「南北問題」の授業で、「有機農業と持続可能な暮らし」というテーマで話しました。この時に学生が書いてくれたリアクションペーパーを見ると、こちらが勉強させられます。本当に良い時間を共有できました。藤沢市にある相原農園にもゼミで訪問しました。

 7月はフランスの経済思想家であるセルジュ・ラトゥーシュさんを連れて、埼玉県ときかわ町と小川町で霜里農場、とうふ工房わたなべ、ぽっぽの木などを訪問。

 8月はゼミの調査実習で栃木県茂木町で有機農家など尋ね、ヒアリングを実施しました。また、小川町にも定期的に通い、NPOや地元農家に話を聞き、お世話になりました。お、8月も毎週末帰省していますが、その合間を縫って、蓼科や山梨県北杜市にも行きました。

 9月に入ると、これまでの調査をまとめ、学会に向けて準備をはじめました。有機農業映画祭の若手企画の準備もこの時期から始めています。

 10月には、反貧困世直し大集会の連帯経済分科会のスピーカーとして、ぺちゃくちゃ自分が実践する農的生活のことを話しましたが、とにかく暑かったです。翌日は、初参加となった土と平和の祭典のアルバイト。二日酔いの中、よく倒れずに仕事をこなしました。友人があちらこちらにいて、世の中は狭い。
それと、学会の予行練習で小さな研究会でも調査をまとめたものを発表しました。

 11月は、山形県高畠町を感動の初訪問。そして、学会発表のため、長野県上田をこれもなんと初訪問。長野県は広い。北信や東信はほとんどいったことがありません。そして翌週は、国際有機農業映画祭の前日企画と本番。前日企画も60名ほどの参加者があり、若者から団塊の世代まで、その関心の高さを改めて感じました。交流会のコーディネートもなんとか無事に終え、本番の映画祭には、500名以上の来場でこれまた大成功です。

 12月は有機農業学会で初、三重県訪問。愛農会愛農高校も見学することができました。感謝です。キリスト教の流れの有機農業の取り組みもぜひ勉強したいですね。

 こうした行事に加え、塩尻にも帰省して、畑耕しているわけですから、今年もなんだかんだで忙しかったですね。忙しいことは幸せなことです。研究だけに埋没するのではなく、市民活動にもきちんと関わっていきたいという姿勢は変わっていません。来年も、研究、市民活動、畑の両立ができればいいな。

 よし、帰る準備しよ。