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SF少女マンガ全史 長山 靖生

2024年08月19日 | 漫画
SF少女マンガ全史 昭和黄金期を中心に筑摩選書0276図書 長山 靖生∥著 筑摩書房2024/03
 なかなかすごい本でたしかに「SF少女マンガ全史」の名に恥じない物だと思う。
 著者は僕とほぼ同世代で、僕は大学に入ってから少女漫画を読んできたのだが、なんかすごく同じ物を読んできていると感心する。あたりまえとは言え僕よりずっとたくさん網羅的に。
 なぜ「SF」少女漫画かというのはよくわからない。たしかにSFが少女漫画の中でとても重要だと言うのはよくわかるが、それはむしろ特別なものではなく自然に、つまり漫画(でも小説でも映画でも)は(も)虚構というか作られた世界なんだから、舞台が現代でも未来でもパラレルワールドでも分け隔てがないのではないか。
 それからたとえばこの本の中で大島弓子坂田靖子山岸凉子高野文子が論じられるのはちょっと違うのではないか。違和感がぬぐえない。割とおもしろがってずっと少女漫画を読んできた者として「SF少女マンガ全史」という切り取り方が間違っているのじゃないかと、そんな感じが強い。うまく書けないけど。
 少なくともぼくにとってはあまり意味のない本で、飛ばし読みした。知ってる漫画のことはこんなふうに書いてあっても意味がないし、読んでない漫画については読む意味がない。すみません。



ぼくの漫画100冊

ナウシカ・レクイエム

2024年07月03日 | リコーダー

 所属する市民オケの公民館利益還元コンサートでナウシカをやることになり、リコーダーが編成に含まれていますよーせろふえさん(仮名)どうですかあ、などとそそのかされて、政治工作(ん?(^^;)して、吹かせてもらうことになった。うれしい。
 楽譜がひどくてアルトリコーダーinF と書いてあって、アルトはinFあたりまえだよと思って吹いたら調が違うと言われた。なんと inF の楽譜で、アルトリコーダーを転調楽器として書いてある。(Fを出させたいときにCと記譜してある)なんなんだよ。アルトリコーダーに限らずリコーダーは実音で書くのだ。まったくシロートは困る(→編曲者)。まあソプラノ(inC)だと思って吹けば良いのだから、ちょっと意識しなければならないがたいしたことない。
 それよりも違う調で吹いていたのに、自分ではなんにも感じなかったのがショック!どれだけ音痴なんだ。まいるなあ。


 それにしてもTVでは都知事選のことを取り上げないらしい。らしいというのはろくにTVなんが見てないからだが、ひどいなあ。ほんとにテレビを見る価値はなくなった。

自称先進国の日本

2024年06月30日 | シロート考え

 昨日の東京新聞朝刊。諸岡カリーマのコラムはいつも良い。
「日本って自称先進国だけど実は途上国だよね」
 諸岡カリーマはちょっと違うと言うが、そうは思わない。そのとおり、発展途上国だ。いやちがう。発展なんかしてない。そうか衰退途上国なのか。まったくもって、日本は民主国家ではないし、法治国家でもない。

 昨日はこんなニュースも流れた。
 

検事総長に畝本直美氏が就任へ 法曹界で「女性トップ」次々誕生:朝日新聞デジタル

 政府は28日、検察トップの検事総長に女性初となる畝本直美・東京高検検事長(61)を充てる人事を決めた。発令日は7月9日。甲斐行夫検事総長(64)は辞職し、東京高検検事長...

朝日新聞デジタル

 

 女性初とか書いてあるが、問題はこの人物が自民党の「裏金」議員を軒並み不起訴にした人物だということ。こんな人物を「裏金」政党である自民党政府が「閣議決定」によって検事総長にした。日本は法治国家ではない。

 だいたい自民党がらみの女は、小池萩生田百合子にせよ、杉田水脈に、稲田朋美、ドリル優子、キリがない、みんな人間のくずだ。まあ自民党は男がこういう女を求めていて、それにほいほい乗っていく女なんだからあたりまえなのだが、ほんと目が腐る。

羊の木 山上たつひこ原作 いがらしみきお作画

2024年06月01日 | 漫画

 古本屋で見かけ、そろっていて一冊100円なのだ。びっくりし、うれしく買ってきて再読。実は前に誰かに借りて読んでいるはずなのだが、このブログに書いてないようだ。きっと自分で消化できなかったのだと思う。今回再読してやっぱり消化できない。でもすごい、すばらしい作品だと思う。
 なにしろ山上たつひこ原作、いがらしみきお作画というのがすごい。
 wikiのあらすじは
「元受刑者を地方都市に移住させるという国の極秘更生プロジェクトで、過去に凶悪犯罪を犯した11人を受け入れることになった魚深市。元受刑者の情報は市民には一切知らされず、魚深市の中で計画を知るのは市長・鳥原秀太郎と、その友人である月末一と大塚武の3人のみだった。」
 というもの。そして、これはネタバレになるのかな?さまざまな事件が起こる。(あたりまえだ。そうでなければ作品にならない。)そして、それらはなんの解決もせずなんのカタルシスもない(と思う)。ただ放り出されているままだ。でもそれで良いのだ。すばらしい作品になっていると思う。

 映画もあるらしく、そのキャストがなんかすごい感じなんだよね。見てみたい。見てみようか。

100均資本主義 郭洋春

2024年04月25日 | 日記
100均資本主義 〜脱成長社会「幸せな暮らし」のつかみ方 郭 洋春

 

100均フリーダム 内海慶一 - せろふえ

100均の笑える商品を紹介した写真集。企画会議だか商品開発の会議だかともかく複数の目で見て商品にすることを決めたのかあやしいような、100均は自由だ!と叫んでいるよう...

goo blog

 
 がおもしろかったもんだから、つい図書館で「100均」で検索して借りたものだ。
 おもしろく読んだが、読み終えて何日か過ぎ、なんていうかたいしたことないな、学者はあたりまえのことを偉そうに書くだけだと再認識している。(すみません、シロートのたわごとです。)
 煎じ詰めれば100均は企業の努力のたまもので、消費者は恩恵をうけている、インフレじゃなくて良い。というもの。
 そんなのあたりまえじゃない?
 前から書いているが、デフレというのは物の値段がさがると言うことだが、別の言い方をすれば金の価値が上がると言うことなのだ。インフレは金の価値が下がると言うこと。小金しか持っていないが、こっちは老人なのだ、金の価値が下落するのはたまったものではない。
 

ひさしぶりに自転車乗った

2024年01月30日 | 健康
 天気も良く、風もそれほどなかったので、うれしく自転車に乗った。普段乗っているママチャリとクロスバイクの中間くらいのやつで乗るより、平均速度も2~3km/h ほど速いようだ。あたりまえか。そのクロスバイクもどきでの平均速度があまりに遅くて頭にきていたのでうれしい。
 買い物のために自転車を拭いてちょっと出かけただけなので10kmかそこらなんだからあきれるがまあいいか。

経済的徴兵制をぶっ潰せ

2023年10月19日 | 
 書いてあることはあたりまえのことだけなのだが、刺激的だ。

 amazonのを引用すれば、「とんでもなく高い学費。ヤミ金まがいの奨学金。稼ごうと思えばブラックバイト。勉強しようにも就活に追われ、教員の側の雇用も不安定。いま、大学・学生が直面させられている切実な問題は、すべて連動している。その先に確実に待ち受けるのは、大学の崩壊と戦争ができる国だ。気鋭の論者たちが危機に際して集い発した、熱い抵抗の声。」

 世界の、もちろん日本の、支配層が目指し、実現しつつあることは、格差を広げ、貧民に戦争を担わせ、戦争によって経済を活性化させ、自分は高みの見物で金をもうける、と言うことなのだ。

 突き詰めれば日本では今の自公政権は全否定である。それが人民の幸福につながる。

愛のウグイスもソドレミ!

2023年10月17日 | リコーダー

 毎日のように愛のウグイスを吹いている。僕のリコーダープレゼン曲。
 もう何年もいや何十年も吹いているのに、これもソドレミだ!と昨日気づいた!


 戦争もテロも絶対悪だ。何度でも書く。テロは許されない。ハマスのテロも許されないが、イスラエルはテロ国家だ。イスラエルのやっていることはナチスよりひどい。イスラエルという国はこの世からなくすべきだ。あたりまえだがユダヤ人を殺せと言っているのではない。

ガット弦の個人輸入ーあっと言う間に届いた。

2023年10月14日 | チェロ

 チェロピッコロのe線が切れた。予備がもう一本しかないので、でも個人輸入の送料というか手間賃というかとても高くて逡巡して、それでもしょうがない、ポチっとしたのだが、あっと言う間に届いてびっくりしている。どうやら輸入代理店?らしいのがあってそこから送っているらしい。それだったらもっと安くして欲しいが、いや、そんなに売れてないのだろう。こんなの使うなんて酔狂もほどがある、とも思う。まあいいか。

 昨夜は楽器も出さず、サッカーの日本代表強化試合。今の日本サッカーは見ていて楽しい。強く、勝っているのだからあたりまえか。
 もしかしたらラグビーの方は30年前、サッカーのJリーグが発足した頃の状況で、30年後には相当おもしろいことになっているのかもしれないが、僕はラグビーにはあまり興味がない。
 サッカーだってその頃からのにわかファンなのかもしれないが、その日本の悪い企業スポーツを脱却しようとしている姿に共鳴するのだ。いまだに読売が威張っている(そう?)野球は見る気がしない。

震災から12年

2023年03月11日 | 日記
 だれだったか「ブログは将来の自分のために書いている」と言う。まあ、ブログが日記形式とか言うのだからあたりまえか。
 今日は震災から12年。巨大地震から一日に始まる一連の自分の記事を読んで、感慨にふけっている。ともかく原発に反対だ。東京電力は解体すべきだし、旧経営陣は裁判で判決も出ているのだ、責任を取り、補償しろ。自民党は人民の敵だ、潰すべきだ。


 放りっぱなしだが、今年もクリスマスローズが咲いた。雑草(の枯れたの)に囲まれてけなげだ。すみません。

あたりまえのことは書いてない 意識できない

2022年05月08日 | 日記

 あたりまえ だが、あたりまえのことは書いてない。わかりやすいことでは、日本家屋の室内は土足厳禁だが、そんなことは書いてない。そしてあたりまえはたいてい限定された範囲内のことだから、その外には通用しない。知らない外人は土足で上がる。
 あたりまえのことを、実はそれほどあたりまえではないということを意識しなければいけないなあといつも思う。あたりまえの外の人に実はこうなっているんですよと言えるようになりたい。でも難しい。

政治家に理念なんかない

2022年04月10日 | シロート考え

 もうコロナウイルスも、ウクライナ戦争もあたりまえのことになってしまって「ニュース」とは言えない状況になっているのではないか。恐ろしいことだ。
 政治屋は政治のことなど考えず、自分(たち)の当選と利権のことしか考えず、いくらばらまこうとか、原発動かすとか、軍事費を増やすとかそんなことしかしてなくて実にけしからん。
 NATOもわけのわからない核の抑止力に頼っているようだが、実を言えば核の抑止力なんて絵空事なのだ。この、きちがいプーチンだって「使うぞ」と脅すだけで使えない。使ったらたいへんなことになるとわかっているから使わない。それは仮に核兵器をロシアだけが持っていたとしても、使えない、脅しはするだろうけれど。もちろんすべてに絶対はない。だが使わない、使えない。つまり核兵器というのはその抑止力によって平和になっているのではなく、平和にとっての脅威に過ぎない。「西」側にとっても、プーチンに核なんか使ったら報復だ、とは言わない。それは核の脅威を現実化するだけだからだ。万一、プーチンが使ったとしても、報復はできない。だからこそ今使ったらたいへんなことになるぞとロシアを脅しているのだろう。核の抑止力なんて絵空事なのだ。
 そんなNATOの中でベルギーだけは核兵器禁止条約の批准を目指すと言っているそうだ。そしてそれはそうしないと政治家が当選しないからだというのだ。つまり我々市民が核兵器禁止条約に賛成しない政治家には投票しなければ良いのだ、そうすれば必ず政治家は賛成する。せざるを得ない。政治家に理念なんかない。当選するかだけなのだ。
 だからわれわれはともかくわがままに軍事費を減らせと言い、そういう風に投票すれば良いのだ。そうすれば政治家は「軍事費減らさないと当選しないんだよ、そっちもそうか?核抑止力とか言ってももうあいつらだまされないんだよ、しょうがねえなあ」と言って必ずそうなる。

すべての兵器に反対する
 

散歩 蓮鉢

2021年06月26日 | 日記

 初めてじゃないだろうか、近所を散歩した。いつも自転車でぐるぐるするのだが、梅雨でずっとカバーが掛けてあり、はずして乗ってまたカバーするのがおっくうでまったく怠け者だ。
 ずっと散歩なんてする気がしなくて、犬を飼っているわけでもなく、それほど老人でもないつもりで、でも散歩もなかなか良い。速度が遅いと言うことはいろいろ見えると言うことだとあたりまえのことに感心する。
 写真はなんだかあやしい蓮の生けてある鉢が並ばっているところ。庭ではない。あやしい一角だ。なんなんだろう。
 ここ以外にもなんとなくあやしいところがたくさんあって、そうだ、キジらしい鳥が藪というか、ここらでは「やま」というのだろうか、見かけたのだのだがあれはほんとうに野生のキジなのだろうか?あやしい。

ボワモルティエ バスーンまたはチェロの二重奏曲集 (ほぼ再掲)

2021年02月06日 | チェロ
  フュゾーからボワモルティエのバスーンまたはチェロの二重奏曲集が出ている。作品14、40、66がセットで数千円で手に入る。だいたい易しくて,お手軽。ただし、スチールを張ったモダンでは面白くないのだ。ガットで弾くと一人で弾いていても楽しい。不思議だ。いや、あたりまえなのかな、低いと言うか,中音域で豊かな響きなのだと思う。


 と思っていたのだが、昨日、スティールを張ったモダンで弾いてみたが、美しく、楽しかった。なかなか良いなあ。もう少し弾いてみようと思ったことだ。
 楽譜はすべてIMSLPに登録されているようだ。

チェロのレパートリー

超訳LIFE SHIFT: 100年時代の人生戦略 アンドリュー・スコット、リンダ・グラットン

2021年01月28日 | 
 人生100年だ、それに備えよ。60(65)定年であとは年金で、というのは終わっている。80(85)まで働くのだ。それに備えて能力を蓄えろ、起業するのがベスト、と言う本。
 僕にとってはほとんど無意味な本だった。人生を考えるきっかけにはなったが、それもきっかけという意味ではこの本を手に取ろうと思った時点で終わり、この本から参考になることはほぼなし。あたりまえのことしか書いてないんだもん。
 原理的に考えて、人生最初の20年は教育、20~60まで働く、80まで生きる。としたら、40年間で前後20+20年も食っていかなければならない。(社会全体として。)だからしつこいが、原理的に、働いている間の働いて得た金の半分は子供に、あるいは介護、税、年金、貯蓄にまわさなければならない。実はすでにみんなそうしてるでしょう?
 100年生き、40年働くのなら、収入の60%は貯めておかないといけない。だからせめて働けるなら80までは働け、と言うのだ。まあ、そうだろうね。
 60年もの間、一つの企業でおなじ仕事をし続けることはできない。だから次のステージに移行できる能力を準備する必要がある。まあそうだ。
 できたら起業するといい、という前提?で書いてあるけど、そんなみんなが起業できるわけも、うまくいくはずもない。
 問題は個人だけでなく、企業の方や社会全体の問題だと思う。個人としてはもちろん、そういう社会、国に殺されないようにしないとね。

 昨日はひさしぶりにメックのアルトリコーダーに息を入れた。テレマンのVnソナタを。チェロピッコロでも同じ曲を弾いた。同じ曲を違う楽器で弾くと、頭の訓練にになるし、それは曲を別の面から見ることができて、おもしろいのだ。

*この記事に限らず、水色のところはリンクが張ってある。よろしければ見てください。