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漫画家、パーキンソン病になる 島津郷子

2023年12月19日 | 日記
 僕の父はパーキンソン病だった。いまの僕の歳にはもう発症していて、まあ、長い闘病生活だった。そうそう僕も妻もずいぶん病院に通ったものだ。
 実は祖父もパーキンソン病だったと聞いている。冗談ではない、他人事ではない。パーキンソン病が遺伝するとは聞いてないが、体質は似ているだろう。

 漫画家、パーキンソン病になる 島津郷子 を読んだ。あまり期待したようなものではなかった。なにしろちゃんと診断されるまでがたいへんで、パーキンソン病の、典型的でないのはむずかしいんだなあ。この、正しく診断されるまでのたいへんさ加減は僕の場合は次女の診断されるまでのたいへんさを思い出さされ、とても身につまされる。専門家はほんとにけしからん。専門家は自分が偉いというところから始まっているから、典型的でないものはこれは違うとかすぐ言う。シロートの言うことははなっから聞かない。専門家は専門家なんだから、専門的な知識や経験は豊富だ。だが、知力そのもの、理性、判断力はそうかどうかはわからない。なにしろ専門家だから視野は狭い。これらはどんな専門家も間違いなくそうだ。
 だれでも自分の職業とかはたいていそのプロだ。僕ももちろんそうだ。だから自戒しなければならないと思う。

 この漫画の著者は典型的なパーキンソン病ではなく(いや、そうかな?)、それから脳に電極を埋め込む手術でうまく行っているようで、とても良かった。

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2 コメント

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Unknown (macomaco0819)
2023-12-19 10:01:48
お父様のこと、よくわかりますといってはおこがましいでしょうか。

私も膠原病という病名に行き着くまで、20年近くかかりました。今考えれば、子供の頃からだったように思います。
膠原病専門医師の本を読んで、なんとか乗り切りました。
難病は治らないのだから、あきらめる、
忘れる、自分のことでなく人の為になることを考える、という3つの法則。
完治ということはないのでしょうけど、いつの間にか、元気になりました。

子供たちのことも。上の子は中学時代のいじめがきっかけで、精神障害を発症。
こちらも病名がわからず何年も辛い日々でした。
そのうちに下の子も。
何もわからないときは、地獄のような日々。

でも、今はすべてを受け入れて、平穏無事!
これから何かあっても、何とかなるだろうと言い聞かせて生活しています。

余計なおしゃべりをしてしまい、失礼しました。
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診断されるまでがたいへん (せろふえ)
2023-12-19 19:02:16
macomaco0819さま。
 コメントありがとうございます。
 なにも存じ上げず、こうして書いていただいてありがとうございます。
 そう、ちゃんと診断されるまでがつらいんですよね。はっきりわかればなんとか対処のしようもあります。そうは言ってもなかなかうまくは行きませんが。
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