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レバーペイスト

2020年03月08日 | 食べる・飲む

 ひさしぶりにレバーペイストを作った。子供が期待してくれていて「作ってよお」と何回か言われていたのだ。

 レシピは永作達宗というイタリア料理の専門家のものなのだが、そんなこと書くと怒られるほどいいかげんに変えている。
 鶏レバーは250gと書いてあるが、いつもいいかげんだ、捨てる分も含んでいるのだと思う。白い肝とか書いてあるが、そんなもん、見たことない。売ってるのは必ず心臓がついている。今回は300g強だったと思うのだが、4個もついてた。4羽分と言うことだろうか?その心臓とか筋とかとってあらく切り、水にさらす。20分から30分。(牛乳なんか使わないが、まったく臭みは残らない。)
 タマネギは100gとか書いてあるが、半個分か。みじん切りにし(ニンニク一かけも)オリーブオイルで炒める。炒まったら、水気を拭き取ったレバーを加えて炒める。ワインとポルト酒、ブランデーを計100mLくらいだっけ、入れることになっているが、ブランデーなんかいつもありゃしない。ワインはある。ここは玉村豊男の言うことに従って、下生の食材は味を複雑にしてわけわからないようにするとうまいというので、うちにあるあらゆる酒をすこしずつ入れる。今回はワインをどぼどぼ、ウィスキーをどぼ、料理酒(日本酒)、焼酎、シードルを少しずつ入れた。(ポルト酒は甘いはずだ、砂糖を小さじ半分くらい入れた。)水気がなくなるまで炒めて、冷めたら裏ごしすることになっているが、そういうわけで、今回はフードカッターでぐるぐるかき回した。
 バターを150g、ポマード状にして裏ごしレバーと少しずつ混ぜる、と書いてあるが、そんなことしなかった。これも玉村豊男なのだが、混ぜるときは同じ硬さにしないとうまく混ざらないというのだ。なるほど。だから塊のママのバターをさらにフードカッターに放り込んで書き混ぜた。なめらかに混ざりゃー良いのだ。
 さらにブランデー代わりにウィスキーを少し、強めに塩こしょう。
 フランスパンでもトーストでも、塗りたくって、あるいは山盛りにして食べる。ワインのお供だが、コーヒーもあうなあ。

 子供は最初「ここで食べればいいや」と言っていたのに、食べたらやっぱりもらっていくと言って、いいかげん持って行った。ちょっとしか残ってない。このレバーペイストを食べさせた人は一様に美味しいと言い、女性はレシピを教えろというのだ。

 老人の自慢話でした、失礼。