カナムグラ(鉄葎)の雌花
<アサ科カラハナソウ属>
荒れ地や道端で見られるつる植物。
雌雄異株。
雌花は10個以上の苞葉が集まって、
長さ2センチほどの球形の花序になる。
緑色に濃い紫の斑がつくのが雌花。
ビールのホップはこの近縁種。
茎や葉柄に下向きの棘がはえ、
他の植物に絡みつく。
葉は長さ5~12センチほどで、
5~7つに裂け表面に毛があるので、
ざらつく。
雄花は円錐花序になる。
雌花は穂状になり下向きにつく。
花弁は無い。
名前のむぐら(葎)は、覆いかぶさるように茂る雑草のやぶの意味。
茎が鉄のように丈夫な葎と言う意味で名づけられた。