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祇園祭・・鉾建て・・

2007-07-10 18:34:08 | お祭り
祇園祭・・
千有余年もの昔から京の町衆によって受け継がれて来た祇園祭、今年も7月1日長刀鉾のお稚児さんのお祭りの無事を祈願する「お千度の儀」が八坂神社で行なわれ山鉾町も神事始めの吉符入りを迎え一ヶ月にわたって京の夏を彩る祇園祭りの幕が開きました。

5日には、長刀鉾(17日の山鉾巡行にお稚児さんが乗られ先頭を進む鉾です)の神事始め「吉符入りが行なわれ「お稚児さん」が、巡行の祭、鉾の上で舞う「太平の舞い」を披露・・とか色々な行事が続いて居ますが今日は鉾建て・・

「鉾建て」
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7月1日から一ヶ月に及び繰り広げられる「祇園祭」イヨイヨ17日の山鉾巡行を一週間後に控え10日朝から降りしきる雨の中、四条室町界隈で「鉾建て」が始まりました。

長刀鉾、函谷鉾、鶏鉾、月鉾の4基が建ち始め大工方、仕事方さんたちが、慎重に「やぐら」を組み上げその後、釘は一本も使わずに柱を縛る「繩がらみ」の技法で櫓をがっちりと固定して行きます。

高さ20メートル、重さ10トン以上ある鉾の組み立ては、長年伝えられる伝統技法で行なわれます。
一基当りに用いられる荒縄は、全長約5キロにも及び筋交いや柱の接合部分は、繩を巻く回数を数えながら丁寧に繩を掛けて行きます。

「仕事方さん」と呼ばれる職人さん達は、代々その技法を受け継がれ毎年同じ鉾の「繩がらみ」を担当されていました。
皆さん雨の中、危険な足場を物ともせず一心に繩と、にらめっこしながら作業をされています。

一日目の今日は、柱の組み合わせから始まり「繩がらみ」そして「櫓」が建ちました。


6枚のアニメで「繩がらみ」の様子をご覧下さい。
夫々の部所により縄目の掛け方も変わりリ見事な文様を表していきます。

之から順次他の鉾や山が出揃うとて四条と通りの交通渋滞が、暫らくの間続き大変ですが、皆様のご協力によりお祭りが順次進められて行くのです・・