hamutaro's BLOG

Brilliant Bollywood

Liar's Dice

2014-09-15 06:44:10 | インド映画のこと

奈良国際映画祭2014で鑑賞。

会場では河瀬監督を見かけました。

学生たちと熱心に話していたのが印象的。

意外と背が高かった、

 

ナワズッディーン・シッディーキ

(以下 結末に触れてます)

雪深い北の田舎に住むカマラは娘とペットのヤギをつれて

出稼ぎに行って数か月連絡がない夫を探しに行く。

途中一緒になったナワズッディーンを不審に思いつつ危険な都会で

彼に頼らざるを得ないカマラと娘とヤギ。

終盤まで いい人か悪い人か わからないナワズ。

寡黙でヤギが似合います。

 

上映後、監督との質疑応答でいろいろわかりにくかったことがよくわかって

とてもよかった。

国境警備隊の兵隊だったことの意味。

インドでは 極限の地から脱走する兵隊が後を絶たず

彼らは隊にも追われ、故郷にも帰れず 国中をさまよう羽目になる…。

 

監督はラブストーリーをあたまに置いていたが

セリフは決めず、俳優たちに任せた(!!)

脚本なしという意味?大胆やな。

結果的に、ラブストーリーではなくなって、いい映画になったということかな。

 

建築現場などで事故があっても 特にどうするわけでなく、

問い合わせがあって誰かが訪ねてきた時のみ けが、死亡によって見舞金を

わたす。

 

ナワズは 結果的にカマラをだまし 見舞金をネコババし、仕事も得た。

インドでは弱肉強食、 生存競争が激しいということ。

ナワズを悪人というわけにはいかないんだろう・・・

 

帰り道、 マイミクさん4人で南インドのカレーを堪能!

本格的な辛さで大満足。

映画の前には興福寺に修学旅行以来40年ぶりに行ってみた。

ヤギならぬ鹿にも会えた!