米映画だけどインド映画にカテゴライズしました。
タッブー、カル・ペン、イルファン・カーン
インドからNYにわたった夫婦(タッブーとイルファン)。
二人の間に生まれた男の子にある意味をこめて「ゴーゴリ」と名前をつける。
映画は一家の絆、NYで生まれ育ったゴーゴリの 故国インドとアメリカの間で揺れるアイデンティティーや葛藤、成長を描く。一方で タッブーの演じる女性の一代記でもある。
タッブーの役名「アシマ」の意味を明らかにするシーンが心に残った。純朴だけど、自分の価値観を押し付けたりしないしっかりした賢いお母さん。
父が亡くなり妹も独立、タッブーがインドに帰国を決めたとき、
「ゴーゴリ」は同じアメリカ育ちのベンガル人妻とうまくいかなくなっている。
心配する母にゴーゴリは「すごく落ち込むはずなのに、生まれて初めて自由を感じる」と告白。
寡黙だけど心の温かいお父さんもとてもよかった。
「自由と孤独は裏表」ということを特に最近強く思ってる私。
家族の絆が強く、濃密なインド人社会は暖かいが時にうっとうしくわずらわしい。
親と子の世代はバラバラというアメリカ社会は自由だけどちょっとさびしい。
サリー姿のタッブーは熟女という感じで色っぽい
時々うるうるしてしまった よい映画でした。