hamutaro's BLOG

Brilliant Bollywood

それでも僕はやってない

2008-05-25 08:04:22 | 他の映画のこと
加瀬亮、瀬戸朝香、役所広司、もたいまさこ、小日向文世

ニコラス・ケイジの「ゴースト・ライダー」(ぷぷぷ!)でも観るかと思っていたのに娘にこちらに替えられた。

先日「リップスティック」も性犯罪の裁判の話だった。
これも やっていない痴漢の犯人として挙げられ 頑固に犯行を否認する若者の話。
やってないなら当たり前だと思われそうだが、これがいやはや大変なこと。
何ヶ月も拘留され嫌がらせのような取調べを受け、それでも裁判で勝てる見込みは数パーセント。10代の被害者は 当然ひどく傷ついている上、勇気を持って
捕まえたというのもまた事実。

大概は やっていなくとも示談金を払ってさっさと釈放される方を選ぶというのも
やむなしと思えてくる。

テレビでは裁判官とか弁護士とか、かっこよく思えるが
大抵の事件て 金銭がらみ、痴情、怨恨・・・など言葉は悪いが次元の低いことがほとんどだと思う。
そんな中 無実の罪を着せられそうな人はいないかなどと高尚な気概を持ち続ける苦労は並大抵ではないとおもう。

日本でも陪審員制度が始まるということだが
私は人に有罪か無罪かなどといえる自信はとてもない。
まして死刑など・・・
人を傷つけてはいけません、殺すなど言語道断、五分の虫にも魂 といわれて育ってきたじゃないですか。
それを 「この人は死んでもいい」とはとてもいえないと今は思っているのですが。

映画は 裁判シーンが多くて、つまらない人にはつまらないと思うが、
考えさせられることは多かった。