足が痛くて、鎮痛剤を飲みました
痛みが引いて楽になってきました
医療機関を受診する患者さんが求めていることは…
「痛みをなくして欲しい!」
「苦しいのでなんとかして欲しい!」
われわれ医師にとっては、血圧を正常にし、血糖をコントロールし、
悪玉コレステロールを下げて、脳卒中や心筋梗塞を防ぐことに努力しています。
でも、実際に脳卒中や心筋梗塞にならないと痛くも痒くもないので、
患者さんは治療に一生懸命でないことがあります。
それに比べて、今感じているや痛みや苦しみをなんとかして欲しいというのは
切実な願いです。
われわれ医師にとっては、目の前の患者さんの苦しみを和らげることは
絶対的にしなければならないことです。
さらに、将来起こるであろう痛みや苦しみについて患者さんに説明して
未然に防ぐことも行わなければなりません。
この問題は、患者さんが今感じていない苦しみについて理解することから
始めなければなりません。
人間は経験したことがないことに対しては、「おれは大丈夫」と思いがちなので
説明もたいへんですが…