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アトリエの巨匠100人

2014-04-15 20:23:03 | アート

       名画が生まれる舞台裏
      「アトリエの巨匠100人」

      ミロ・ダリ・シャガール・ビュッフェなど
       一流の画家たちの 普段見られない
       アトリエを 写真家の南川三治郎さんが 撮ったもの


       撮影そのものももちろん大変ですが
       まずは、撮影にこぎつけるまで、
       アーティストの撮影許可を得るまでの過程で
      物凄く苦労したようです

      取材交渉に3年を費やしたアーティストもいたそうです
      から、驚きです。。。


       アーティストにとってアトリエとは。。。
     
       ある意味プライベート空間----
        作品を生み出す事は 決して楽ではないはずですから
       苦悩と葛藤の場所なのか----

       それとも時には、あふれ出るイマジネーションを
        作品に投影する、心地よい場所になるのかもしれません----


       ダリのアトリエは実にユニーク
          とても彼らしい空間です


       《バルテュス》



       ロリータ的な 少女を描いた作品が多い彼
       
       想像よりキチンと片付いたアトリエが多かった
       中で 彼のそれは かなり画家のアトリエらしいものでした

       テーブルの上いっぱいの絵具
       それが、部屋の四方に点在しています

       しかし 上から撮ったそれは
       無造作でありながら まるで計算されたオブジェのようにも
       見えるから不思議です


       なんとなく 部屋をうろうろと
       歩きまわりながら、
        試行錯誤し、絵を描いていたのではと想像してしまいます

       《ジョアン・ミロ》




     鳥・星・太陽などを多く描いています

     彼のアトリエは作品に囲まれている印象
       それは壁のように彼の周囲を覆い
       床にまで及んでいます

     自分の作品を眺めながら 新しいものを描く
      それは、いい効果を及ぼしながらも
       逆に 既存のものに影響されない(それをあえて払拭する)
      努力も必要とされるのではないでしょうか?


     《ロジェ・シャプラン=ミディ》

     何だかあやしげな 壁のインテリア
      創作のイメージソースになるものなのか
       彼の嗜好なのか・・・・興味深いです

     センスのいい雑貨を飾ったり
       好きな写真集を並べたり
     まるで カフェさながらの アトリエもあります
 
      置いてある椅子一つにも
      画家のセンスを感じずにはいられません

      意外に居心地が良さそうな? アトリエが多かったです


      絵具に染まった床に乱雑に置かれた
       デッサンにリトグラフ-----なんてイメージは
      あっさり 覆されました。。。。


      自らの 作品を壁に掛け
       シャガールはアトリエで なにを考えたのでしょう

      常に満足しないであろう、創作の世界。。。。
       強いエネルギーを放出するには
        あえて、リラックスできる様な 空間づくりが必要なのかな。。。。

      アーティストにとってアトリエを見せる事自体
       すべてをさらけ出すようで 恥ずかしい事なのかもしれません

      しかし その覚悟こそ
       次の創作エネルギーに変換されるものなのかもしれません。。。





       

       

       

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