私が今ドイツ語を習っている先生は、ドイツ人に日本語のグループレッスンもしていらっしゃるのでその集まりにも参加させてもらっています。
今その方達が教材に使っているのが「大どろぼうホッツェンプロッツ (ドイツ語名 Der Räuber Hotzenplotz)」という絵本です。
この本は50年近く前に書かれたもので、ドイツ人ならほとんどの人が知っているし世界中で訳されて親しまれているとか。
普通の教科書より親しみやすい物をという先生の配慮だとは思うのですが、絵本であるがためにちょっと外人が理解するのには難しい言い回しが出てきます。
例えば、「2人の小僧め」というセリフでは「小僧って何?お坊さん?」とか「小僧めのめって何?」とか聞かれます。
他にも「ひん曲がる」の「ひんって何?」とか・・・。
まさか訳した人もドイツで日本語を学ぶために使われることは想定外だったのでしょう。
子供が読む分にはよりワクワクしていいのかもしれませんが、余計な言葉を付け足しているせいで読む側は混乱してしまいます。
他にも「用心しいしい、引き返しました。」という文章が出てきた時には先生自身も「しいしい」って初めて聞いたと言い始め、辞書を引いて「これ?」と見せられたのは「シー(静かに)」。
それではないと言うと別の人が「これか?」と見せてきたのは「尿尿」
確かに音だけで言えばそうなるなと返って納得したりして。
客観的に見ると日本語も相当難しいですね。
皆さん60歳以上の方なのですが、特に必要に迫られているわけではないのに日本が好きというだけで日本語を学び続けておられて、いやいやドイツ語をやってる身としては頭がさがる思いです。
ある時は一人の女性が自転車で来られていました。
帰る時ヘルメットをかぶったその人を見て他の人が
「あの姿はあれに似てるな。 何だっけ? アニメで卵の殻をかぶった・・・。」
「もしかして カリメロ??」
「そうそう!!カリメロ!」
という会話で盛り上がりました。
ドイツ人とまさかカリメロについて話すとは思いませんでしたが、その名前がすんなり出てきた自分にも驚きました。
会話は日本語とドイツ語のミックスですが、この集まりに参加した日はなんだかとても幸せな気分になります
そして今日いつものようにズンバに行ったんですが、途中で先生が手を合わせて「こんにちは」と言ったんです。
空耳かな?・・・と思いつつ終わってから聞いてみると、なんと先生は以前日本語を習っていたそうなんです。
教えてくれていた方がいなくなってからは独学で勉強しているそうで、急に盛り上がって日本語とドイツ語について話してしまいました。
今後はズンバの先生とも日本語を混じえて楽しく会話できそうです
こんなことってあるんですね。
おまけの画像はドイツならどこの町にもあるC&Aという服屋さんにあったTシャツです。
自分でかわいいと言いながら可愛くないし、よく見たら日の丸のハチマキをしています。
文字も微妙にペソダに見えますね。
ちょっと日本風の変な物は周りにあふれているので、またいつかそういう物を特集したいと思います。
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今その方達が教材に使っているのが「大どろぼうホッツェンプロッツ (ドイツ語名 Der Räuber Hotzenplotz)」という絵本です。
この本は50年近く前に書かれたもので、ドイツ人ならほとんどの人が知っているし世界中で訳されて親しまれているとか。
普通の教科書より親しみやすい物をという先生の配慮だとは思うのですが、絵本であるがためにちょっと外人が理解するのには難しい言い回しが出てきます。
例えば、「2人の小僧め」というセリフでは「小僧って何?お坊さん?」とか「小僧めのめって何?」とか聞かれます。
他にも「ひん曲がる」の「ひんって何?」とか・・・。
まさか訳した人もドイツで日本語を学ぶために使われることは想定外だったのでしょう。
子供が読む分にはよりワクワクしていいのかもしれませんが、余計な言葉を付け足しているせいで読む側は混乱してしまいます。
他にも「用心しいしい、引き返しました。」という文章が出てきた時には先生自身も「しいしい」って初めて聞いたと言い始め、辞書を引いて「これ?」と見せられたのは「シー(静かに)」。
それではないと言うと別の人が「これか?」と見せてきたのは「尿尿」
確かに音だけで言えばそうなるなと返って納得したりして。
客観的に見ると日本語も相当難しいですね。
皆さん60歳以上の方なのですが、特に必要に迫られているわけではないのに日本が好きというだけで日本語を学び続けておられて、いやいやドイツ語をやってる身としては頭がさがる思いです。
ある時は一人の女性が自転車で来られていました。
帰る時ヘルメットをかぶったその人を見て他の人が
「あの姿はあれに似てるな。 何だっけ? アニメで卵の殻をかぶった・・・。」
「もしかして カリメロ??」
「そうそう!!カリメロ!」
という会話で盛り上がりました。
ドイツ人とまさかカリメロについて話すとは思いませんでしたが、その名前がすんなり出てきた自分にも驚きました。
会話は日本語とドイツ語のミックスですが、この集まりに参加した日はなんだかとても幸せな気分になります
そして今日いつものようにズンバに行ったんですが、途中で先生が手を合わせて「こんにちは」と言ったんです。
空耳かな?・・・と思いつつ終わってから聞いてみると、なんと先生は以前日本語を習っていたそうなんです。
教えてくれていた方がいなくなってからは独学で勉強しているそうで、急に盛り上がって日本語とドイツ語について話してしまいました。
今後はズンバの先生とも日本語を混じえて楽しく会話できそうです
こんなことってあるんですね。
おまけの画像はドイツならどこの町にもあるC&Aという服屋さんにあったTシャツです。
自分でかわいいと言いながら可愛くないし、よく見たら日の丸のハチマキをしています。
文字も微妙にペソダに見えますね。
ちょっと日本風の変な物は周りにあふれているので、またいつかそういう物を特集したいと思います。
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実はドイツ語の勉強がどうなっているのかな~と思っていて、
コメントを書く気になっていたんですよ~
日本語を学ぶにしろ、ドイツ語を学ぶにしろ、教材には気を使いますね。
しかし楽しんでドイツ語を勉強なさっているようで、よかったです。
それにズンバの先生も日本語を勉強なさっていたのですか。
毎日の生活が輝いているようでよかったです
あのTシャツ! 僕もペソダではないけれど、ペンダと読んでしまいました。
洗ったら色が落ちそう~~~
はいでぃさんのご指摘通り、意外に難しい表現が多いんですよね。
でも、オリジナルがドイツ語の本というのは、いい考えだと思いました。
私もドイツ語の児童書に挑戦したことがありますが、あまりファンタジーが過剰なものだと、想像力が追いつかなくて、「なんのことやら」って感じでした(笑)
そして、Tシャツ情報!
実は先月ミュンヘンの雑踏の中で、このTシャツを着ている人を見たんです。「わわっ、今ペンダと書いてあったぞー!」と。気になっていたんですがC&A商品だったのですね。ふー、すっきりしました!!
ドイツ語もズンバも楽しく続けられそうですね^^
ご心配頂いてありがとうございます。
ドイツ語の勉強はぼちぼちやっています。
なかなか自分の言いたいことを文章にするのが難しいですが、学校に行っていた頃に比べてストレスが少なく、楽しく学ばせてもらっています。
ドイツには意外に日本語に興味を持っている人が多いですね。
C&Aにはこういうちょっと変な物がよくありますね。
買う気にはならないけど見るのは面白いです。
今はそんな風に言う人はいないよ~という表現が多くて、これで勉強して日本で喋っても「変な外人」になってしまうのでは?と心配したりもします。
私自身も絵本を使ってのドイツ語のレッスンを受けているのですが、これがまた辞書にも載ってないことが頻繁に出てきて難しいです。
おお、このTシャツを着ている人がいましたか!
こんなのでも“クール”な日本語なんでしょうかね
『ひん・め・しいしい、ひん・め・しいしい・…』
言葉って面白いですね~~
最近は海外の若者が日本語の勉強をする時にマンガを教材にする…と、聞いた事があります
どんなマンガを使うんですかね~
「うる星やつら」のラムちゃんの言葉使いを真似する女子も多いらしいですよ…
ドイツではどうですか?!
うっかり「ひん・め・しいしい」って口に出しませんでしたか?(笑)
ドイツでもマンガは普通の本屋で売られているし、なんと図書館にもありますよ。
ワンピースとか、NARUTOとか、色々あります。
実際それをきっかけに日本語に興味を持つ若い人が多いようで、大きな町で開かれる“日本デー”ではアニメのコスプレをした人が集まってくるらしいです。
まだ「~だっちゃ」っていう女の子は見たことないですけど、きっとそういう場に行けばいるんでしょうね。
ひん曲がるとかしいしいとか…。
しいしいなんて、覚えてもらったところで今時はあまり使わないし…。
漢字、ひらがな、カタカナの三種類があるし、読みも訓読み音読みがあるでしょう?
文法もかなり順番が違っていますし、たまに日本語をペラペラ話す外国人を見ると、一体どんな脳みそしてるんだ~って、同じ人間かしらと思ってしまいます。
いつまでも英語の壁が越えられないわたしなので、羨ましくて仕方がありません。
日本のことを好きになってくれて、言葉を覚えたいって思ってくれるなんて、すごく嬉しいですね。
いつも説明に「今はあまり使わない」とか「普通はあんまり言わない」とか付け加えてしまいます。
この本は教材としてどうなんだろう・・・と思うのですが、習っているドイツ人達はこれでいいと言うんです。
やはり馴染みのあるお話しがいいのかもしれませんね。
日本人として母国を好きだと言ってもらえるのは嬉しいです。
私自身も日本の良さをもっと知ることができそうな気がしています。