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老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

きのうは 寂しかった

2016-02-09 11:40:12 | 俳句

 昨日は検索をしても、一句もヒットしなかった。
ブログにも、書けなかった。
こんなこと初めて。
しかたは無い。実力がないのだからとあきらめた。

あるページは、主宰の方がお亡くなりになって、皆さん、追悼句を発表している。
哀しみにくれているページに、何といってお慰めしていいかわからない。

全国には俳誌が沢山。俳句人口は何人いるのか。
勉強不足で、亡くなった方は、存知あげなかった。
我が主宰のように著名で実力のある俳人を、知らない俳人は、俳人と名乗れないような人もいるし。(嫌味かな)
一方、地方で大活躍している方もいる。
俳句を愛してやまない人々を思う時、自分の所属している主宰が、日本一だと思うのは当たり前。
皆さんの哀しみを推測すると、主宰はこんなに慕われていた方かと、陰から、ご冥福をお祈りいたします。

         

       ☆彡   嫁してきて三十年に盆の梅
           盆栽は100年以上のもある。型が整うまでに何十年もかかる。
           盆の梅を見ながら嫁にきて、三十年かと思っている。まだまだ
           人生 ひよこなんて自解の句。嫁してもうすぐ五十年。
           虚と実がないまぜに。 


       ☆彡   豚に首輪綱つけ来るよ春の風
            ペットブームで、豚を街中でまるで犬のように歩かせていた。
            こんな句がヒットした。
            発見の句か?自分では、(ぶ)に繋いだ、四苦八苦して。
            俳句は 花鳥諷詠 ばかりではないってことか。

          

       ☆彡   産着縫ふ春の光につつまれて
            産着と春がつきすぎと思った。しかし素直と云えば素直。
            喜びに満ち溢れている?句なんちゃって。

 今朝は三句、ヒットした。
少し安心。

            



電話機

2016-02-08 12:58:39 | 俳句
             

 捨てられないで今も使用している電話機。
昔の、薄いグリーンのダイヤル式の電話機である。
昨今は、家庭に固定式の電話の無い家もあるらしい。
よく知らないが、パソコンを利用すれば、相手の顔を見ながら会話もできるそうであるし、、
我が家だって、私はスマホ、夫は携帯電話。
何もなければ、これで、通信手段は間にあう。

我が家は固定式の電話も使用している。
FAX も必要だし かけて来る相手だって、文明の利器を使いこなしている、人ばかりではない。

我が家の電話機には、子機もある。寝室と、夫のお絵かきの部屋に置いてある。
このダイヤル式の電話機は二階の廊下に置いてある。
我が家はプッシュ回線であるけれど、受信だけは、このダイヤル式の電話機も使えるのである。
ダイヤル回戦でないから、ダイヤルを回しても、かからない。
あくまで、受信専用の電話機なのだ。

 亡くなった義母が使っていた。
捨てられないのと、インテリアの感覚で置いてある。

        

 昨年 夫の従兄の奥さまがなくなった。
まだ70才になったばかりであった。
癌であった。

従兄は 現在ひとり暮らしである。
息子が二人いて、それぞれ家庭を持っている。
二人の息子さんは、老若男女 誰が聞いても名前を知っている、一流企業に勤めている。
働き盛りの忙しい中で、休みの時はどちらかの家族が ひとり生活をしている父親を訪ねて来るそうである。
有料の老人ホームに入会金も払ったとか、
それが今住んでいる近くのホームだ。
まだ入所はしていないが、、、、それを知った息子が、どちらか一方が住んでいる近くに変更しよう、、なんて
何かにつけて、近くが便利である。これから先 長い生活、老いては子に従え、、、全く。

いくら、二人の立派な息子さんに恵まれていても、毎日が退屈。
で、、我が家にしょっちゅう電話がかかってくるようになった。
この古い、電話機のお出ましになった次第。
コードが長いから、寒い廊下での、会話は足、腰が冷えてくる。
長い時は、双方がトイレに行っている様子。
私のアドバイスで、長いコードを伸ばして、暖かい所で、話をするようにと。
それで、今パソコンを打っている部屋の持ち込んで、会話をしている。
子供の頃の話や亡くなった両親の話。
私は席をはずして、消えることにしている。

そろそろ、電話のある日かな。同じ話に何度も花を咲かせて、アハッハ、オホッホ 。。。。

伴侶に先立たれると、本当に淋しいだろう。
一日も早く、立ち直って、元気になって欲しい。
忘れろと云うのでは無い。前向きに花見にでも行こう、我が家へ遊びに来よう、そんな気持ちを取り戻してほしい。

少し手芸に 身を入れ直す

2016-02-07 15:36:26 | 俳句
 毎日、パソコンと、遊びすぎであるから、他に目を向けなくては。
割烹着を縫ったことで手芸の虫が蠢きだした。

            

雑誌に載っていた、リュックサックを、作ろうかな~。
このリュックの材料は、手持ちの和布の中にある。
 
            

茶系の大島紬で、、、。
紺系にしても よいのだけれど まあ茶系でゆこう。

昨日は型紙を作り、布を裁った。
裏に接着芯を貼って、終わり。

押入れの中を掻き回し、材料を見付けるのにも時間をとってしまう。
しかし、楽しいこと。
リュックサックに、ポケットが付いている。
ポケットの蓋と、リュックの口の蓋の配色が、ポイントである。
この配色を考えている時の、ああでもない、こうでもない、こっちが良いのと、無心に近い心の持ちようが最高である。

散々考えて、少し派手な、橙色(秋色)をアクセントに決めて入れることに。
それで 半日が終わった。

       

 連句は 可もなく不可もなく 難しい。
毎日が勉強だ。
自分が一番、ヘタッピーだから、居心地が良い。
下手で当たり前は気がらくだ。
同じ注意をされるのは、気合いをいれて避けなくてはならぬ。その勉強がこれからなのだ。


     ☆彡   スキップのピエロ風船たかく持ち

     ☆彡   山笑ふパンダごろごろごろごろん

     ☆彡   一年中炉を守る山家月朧

 しりとり俳句をしていなかったら一句も生まれていない句。
連句にウエイトを置くと、俳句がおろそかになる。
俳句にウエイトを移すと、手芸が忘れられる。
程よい、バランスがいる。 

寒戻る

2016-02-06 11:38:35 | 俳句
 寒さがもっどてきた。
今晩から、日本列島を寒気団がすっぽりと包むそうである。

        

       ☆彡    好きな餌をくれとおねだりかじけ猫

 姫 は、胃腸が丈夫でないから病院で、齢相応、胃にやさしい、カリカリの粒状の指定の餌を買ってきているのに、それを食べようとしない。
 缶詰を二~三種類置いてある。それをちょうだいとおねだり。
カリカリに見向きもしない。栄養のバランスも良く 姫 の為にはこれが一番の餌なのに、猫が相手では、云っても解らない。
「ねえ~母さん」と袖を引いたり、手に噛みついたり、じーと私の目に訴えたり。
こっちが根負けをしてしまう。
それで、つい缶詰をやってしまう。
食べ終わると、私の所へ
「ニャーアン」(ごちそうさま)と言ってくる。これは必ず。これに負けてしまう。

          
 やっと、割烹着が仕上がった。
割烹着であるから、装飾はいらない。
ポケットにチロリアンテープを縫い付けただけ。毎日の洗濯に耐えればいい。シンプルでいい。
ジャージーだから、張が無い。割烹着には、素材としては、失敗かな。
 新しいミシンを買ったから、手始めに家にある、材料で作った。
ミシンの調子はすこぶる、快調。さて 次は何を縫おうか?
こんな割烹着だと、前はせいぜいい~2日もあれば、縫えたのに、今回は何日もかかった。

          

 連句に夢中。
熱しやすく冷めやすいのが、私の欠点。
まだまだ、皆さんをに迷惑をかけながら、繋いでいっている。
注意されても、叱られても、少しも苦にならない。

昨夜 こんなページにゆきあたった。

       
       陽炎がかたまりかけてこんなもの    虚子

          十里四方であんず咲くとき    才一

       白酒にもちおもりする荷をといて    信

 虚子の発句に、当代を代表する 文人が 付句をしている。
才一さんとは、丸谷才一さん。現在はお亡くなりになっている。俳号は玩亭さん。玩亭忌として修されている。
信 さんとは、大岡信さん。
勿論、お元気である。

続きがあるだろう、読みたい。


      ☆彡    かまくらに小さき手八つせつせつせ
              せつせつせ、、、、夏も近づく八十八夜(せつせつせ)
              合いの手のつもり。

      ☆彡    流氷に来て流氷は未だオホーツク

      ☆彡    春祭り団地に人の住代わり

    



春立つ

2016-02-05 15:12:22 | 俳句

  昨日散歩をしていて、こんな風景に出会った。
白梅と紅梅が並んで咲いている。
たいがい、白梅は白梅だけ。紅梅は紅梅だけ。珍しいと思った。
公園は別。それでも、遅速があって、こんな風に咲いているなんてのは。

        

 後ろは竹藪である。
小鳥が枝を移りながら、しきりに鳴いている。
二本の木の前は疏水が流れている。流れる水の音は、春の小川はさらさらと唄の一章節みたいだ、まことに平和そのものである。
夏は、ここで喉が渇いた 殿 に水を飲ました場所である。
早春に、二本の梅が並んで咲くのには、気付かなかった。
いつも、殿 のお尻ばがり、見て歩いていた。
互い違いに出す、右足と左足の運びが、可愛いいのである。
前から来る車に注意したり、山道から足を踏み外さないように注意をしていた。
そちらに気を取られて、見落としていた景が多い。

       

殿 が生きていた時の散歩道である。
ダムの下の公園にも、 殿 を連れてよく遊びにきた。今日も犬を連れた人が散歩をしている。飼い主と、犬の信頼関係が見てとれて、殿 のことを想い出して、少し淋しくなる。

    殿くん 殿くん お鼻が黒いのね
    だって、母さんも 黒いんだもん

 象さんの替え歌を歌いながら歩いた。

    ちんたらほい ちんたらほい
    疲れて 殿くん ちんたらほい
    可愛い お目で ちんたらほいほい ちんたらほい

 ちんから峠の替え歌。
後ろを振り返り、母さん、何? と小首をかしげる 殿 のことを想い出す。

             

 たんぽぽが咲いて、仏の座を見付けて、確実に春はきている。

    
     ☆彡   福豆ひらふ生まれたままの善の顔

     
     ☆彡   寒明ける町に一軒提灯屋