宍道湖の水は中海を通って日本海へ流れる。宍道湖と並ぶ湖のような中海は、実は海水で出来ている。そのそばを通って安来市へ向かう。安来はあの泥鰌すくいで有名な所だ。
実はあの踊りは、本来は泥鰌ではなく、たたらの為の砂鉄を取る様子を踊ったのが始まりとされている。
まずは向かう前に腹ごしらえをする。
これに味噌汁とご飯、それに天ぷらがついた。
隣の家の屋根瓦が美しかった。
早めに店を出て、その辺りをうろついたら、やっぱりバスの集合にビリで入る。
屋根瓦の話しになるが、この辺りの住宅は大きい。今どきのハウスメーカーの住宅が見えない。2世代3世代で住む家が多いと言うことなのだろうか。全国何処へ行っても同じような住宅地の、プレハブと呼ばれるハウスが少ないのだ。余計に町並みが綺麗に見える。
風が強いとは言ってはいたが、軒先も出ていて鉄板葺きは驚くほど少なかった。裕福な地域なのだろうと推測する。
屋根の瓦の色も、黒色と赤色があった。産地が違うのだという。大きく2つの産地(地域)に分かれているそうだ。
それにしても、屋根の色が揃うだけで、町並みが変わる。
羨ましい景観だと思う。ヨーロッパの赤い瓦屋根と比較は出来ないが、日本でこれだけ美しいのは見たことがない。それが続く。
松江や出雲(島根県)は良い所だよと自慢して言える町並みがあるのだ。これは羨ましい。
この辺りの豪華な瓦の葺き方を是非に撮したいと思ったのだが、バスに座っている位置も悪かった。
そんなこんなしている内に、足立美術館へ着いた。現在は財団法人になっているが、この辺りの実業家の足立全康氏が71歳で開館したもので、その建物や敷地の広さ、日本庭園の見事さ、横山大観を始めとする美術品の多さはちょっと真似の出来ない美術館になっている。
お金持ちって良いな!
足立全康さん何者なんでしょうね。実業家としかわかりませんでした。私はこの隣のどじょうすくい館?へも行きたかった。
私も、足立美術館の隣の泥鰌すくい館に行きたかったのですが、バスに遅れると文句を言われるので、温和しくしていました。興味があったのですよ。