母親から貰った数珠は、数十年の時を経て数珠玉を繋いだ糸がボサボサに毛端立ち、何かの拍子にちぎれてしまうかと思えるようになった。仏壇のさとうさんのブログで、いくらでも修理ができると知り、仕事の帰りに寄ってみた。数珠の価値は判らない。もしかしたら買い換えた方が安い物であったかも知れない。それでも親に貰った物なので、私が生きている限りは使おうと考えた。修理にかかる日数は2-3日だそうだ。糸の色も少し地味な古代紫を選んだ。
9日の火曜日は仏壇のさとうさんの定休日だったし、私も山形にいた。10日に受け取りに行ったのだが、その日は偶然にも、私の伯母の通夜になった。母の実家の長兄の奥さんである。優しい伯母さんだった。子供の頃にどんなにお世話になったのか数知れない。悪さをして叱られても、帰り際に「まだ来いの~!」と言われからと、迷惑も顧みず何度も泊まりに行った。
母とも仲が良かった。私以上に、母は兄嫁の通夜に出たかったのだろう。その想いが数珠を間に合うように直させた気がした。綺麗に化粧された伯母の顔は、驚くほど母に似ていた。私は二度も親の葬儀に会った思いに囚われ涙がこぼれた。
9日の火曜日は仏壇のさとうさんの定休日だったし、私も山形にいた。10日に受け取りに行ったのだが、その日は偶然にも、私の伯母の通夜になった。母の実家の長兄の奥さんである。優しい伯母さんだった。子供の頃にどんなにお世話になったのか数知れない。悪さをして叱られても、帰り際に「まだ来いの~!」と言われからと、迷惑も顧みず何度も泊まりに行った。
母とも仲が良かった。私以上に、母は兄嫁の通夜に出たかったのだろう。その想いが数珠を間に合うように直させた気がした。綺麗に化粧された伯母の顔は、驚くほど母に似ていた。私は二度も親の葬儀に会った思いに囚われ涙がこぼれた。
母も父に「行ってくるよ」と言って、葬儀に参加したようです。父も姪にも声が聞こえたようでした。
お母さんのお数珠で、おば様も喜ばれたことでしょう。
うちの母も長兄のお嫁さんととても仲がいいんです。
日本は、実のおじさんおばさんの配偶者でもおばさん、おじさんですがトルコでは血縁関係がない人は呼び方も違っていてなんだか疎外感を感じるんですよ。
トルコでは、親戚の皆さんはとても仲の良いように感じるのですが、血縁で別の呼び方をしているんですね。もしかすると他の人に紹介するときには合理的なのかも知れません。仲が良いのはどこまでも仲良しですから、つきあいの薄い親戚よりも良いのかも知れませんし。ね!