無題・休題-ハバネロ風味-

私の視線で捉えた世の中の出来事を、無駄口、辛口、様々な切り口から書いてみました。

長井市の桜

2013-04-24 13:06:06 | 動物・自然

23日は山形市で会議だった。終わったのが3時で、これから帰っても仕事にはならないだろうと、寄り道をする事にした。Goole Mapを見ると、会議の場所のすぐ近くから国道348号線が繋がっており、苦もなく長井市に着けそうだ。長井の久保桜をネットで検索し、蕾も膨らんでいるとの情報から、住所を入力して向かった。ところが、住所を読み間違えて、行き着いた先は予想とは大幅に違っていた。桜の巨木は巨木なのだが、まったくもって咲いてはいなかった。

こちらは長井市伊勢沢の大明神桜である。Mapで伊勢沢と入れヒットしたので向かったのだが、正確には長井市草岡中里の長井市立西岡小学校の隣である。この道をさらに山の方へ上ると、古代の丘と言う所に出るらしい。

久保の桜よりも大きい。

花も同じくエドヒガンザクラである。説明にある通り、学校の近くだったが、どう見ても学校の名前が違っていた。道路からの入り口には、桜回廊のピンクの幟り旗がはためいていたので、疑うことなく入り込んだのだが、駐車場の向こうには、個人の農家の畑の中にどんと巨木が立っていた。左の温室の緑の作業着を着ている人と比べると、大きさの感覚がつかめるだろうと思う。

観光客は私一人ではなく、山形県のあちこちの桜をはしごしてきた老夫婦から、久保桜の位置を聞いた。「もっと長井市に戻って、川の向こう側だよ。」と言う話だった。当の本人達はソメイヨシノより開花が遅いエドヒガンザクラなので、咲いていないだろうと寄っては来なかったらしい。

SWING GIRLSのペイントがしてあるフラワー長井線の車両が通過するのを待って、線路を渡った。

久保さくらのある長井市伊左沢を地図で確認しようにも、GooleMapは該当なしと冷たい。長井市の桜マップから大体の位置を知り、向かってみた。

こちらにも、ピンクの幟り旗があり、なんなく着くことが出来た。

この桜の場所は、学校のすぐそばである。学校の名前は長井市立伊佐沢小学校だった。

推定樹齢が1200年。1200年前に江戸はあったのかしら。

樹そのものが弱ってきているようで、樹勢の回復処置をしているらしい。

2-3日続いた冬型の天候の為に、期待はしていなかったが、つぼみはふっくらと膨らんでいた。

樹を守るために木道が廻りを巡っていて、花に近づくことは出来なかったが、ちらほらと咲いている。

草岡の大明神桜に比べて、この久保さくらの方が、大きく感じられ、地元の人達に愛されているような気がした。大明神桜が元気なのに対し、久保さくらが手を差し伸べねばと思わせるからだろう。

さくらまつりの準備が行われていた。と言うよりか今日の店じまいをしているようだ。

おじいさん3人組が明日の予定を話していた。通りすがりに会話する。「どこから来たの。ほう、酒田から。」「酒田の日和山公園は桜が満開だってね。」「もう少し暖かかったら、すぐに久保さくらも咲くんだけどね。」

まわりの小さなエドヒガンサクラは咲いていた。

これが久保さくらの2世だそうだ。久保さくらに、もしもの事があったら、この木が跡を継いでくれるのだろう。

3人組は写真を撮して行けと教えてくれたのだが、「久保桜二世」の「久」の字が半分消えているのに気がつき、明日は油性マジックペンを持ってきて字を付け足すそうだ。

コメント (4)
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