酒田みちみらい女性の会では、9日に日沿道のトンネルの現場視察と、温海の道路に足湯を設けた街づくり視察、そして「繋げましょう日沿道」を目標に、新潟県村上市の「えちご北の道」の女性達との意見交換をしにバスで出かけた。荘内日報
日沿道の中での最長を誇る温海トンネルでは、昨年の視察時には手つかずだった北口の本抗が、1日4回のダイナマイトの発破で4mづつ、着実に進んでいた。このトンネルの工事も、南側と北側では請け負った業者も異なる。北側からはダイナマイトを使って、1日2交代で作業が進められている。南側からは先端にダイヤモンドを埋め込んだTBM掘削機を使って、「削る、掘る、土砂をベルトコンベアで運ぶ、地山にコンクリートを吹き付ける」の一連の作業を、まるで生き物のようにこなしていく。喩えは悪いが形が連続しているので、ちょうどミミズのように見える。海底トンネルを掘るときに見かける、あの掘削機だ。日沿道で使用しているこのTBMには、「えっぺホルベェ」と愛称が付けられていた。
えっぺホルベェ
温海トンネル北口
避難抗とベルコン
掘削した土砂や、切り土の排出材は、トンネルの避難抗を通して8kmものベルトコンベアで運ばれ、温海インターの造成に用いられていた。ともかく無駄は省く、出来る限り材料はリサイクルするのがモットーらしい。土砂をダンプで運ばないのも、余分な経費を使わないエコロジーなのだそうである。
8km続くベルトコンベア
造成中の温海IC
慌ただしく時間に追われながら、温海の町を見学し新潟へ向かう。「えちご北の道」の会長さんとは、東京での道路特定財源のデモの時にご一緒した仲だ。交流をしていかないと、県境は繋がらないねとの話で、念願の今日を迎えた訳である。お昼に合流し、1台のバスに乗り込んで新潟側の日沿道の進捗状況を視察した。
新潟の朝日インターまでの日沿道の工事は、来年の新潟国体に向けて急ピッチで進んでいる。現在の工事現場は、川には橋を先行して建設し、平野の中にプレロードを行い、インターに接続する県道や国道の取り付け道路をも含めて、目に見える速さで進められていた。このプレロードは、柔らかい地盤に土砂やその他の重しをかけて、ゆっくりと沈めながら地耐力を高めると言う方法である。私は長いことプレリュードと覚えていた。知ったかぶりをして説明すると「それはホンダの車の名だ」との答えが返ってきた。(ああ恥ずかしい。)
この方法は着実で安価でもあるけれど、土砂が沈むのに何年もの時間がかかるのが欠点だ。うず高く盛り、急激に重さを掛けると周りの地盤を巻き込んで、水路が陥没したりうねったりと被害を起こす。道路の建設工事が早く進まないのも、予算の面とこう言った要素も盛り込まれているのだ。また工事の作業前調査の時に、遺跡などが見つかると、その発掘にも費用と時間が発生する。この工事現場でも、縄文の遺跡や遺物が沢山出土し、8億円もの費用がかかっている最中なのだそうだ。
縄文の遺物
10日になって、「温海に出かけたんだって?}と声が掛かる。「えっ」と思ったら山形新聞に温海での記事が写真入りで載っていた。あー良かった。温海のダイゴでフランスパンを買ったのがばれたと、一瞬あせってしまった。
日沿道の中での最長を誇る温海トンネルでは、昨年の視察時には手つかずだった北口の本抗が、1日4回のダイナマイトの発破で4mづつ、着実に進んでいた。このトンネルの工事も、南側と北側では請け負った業者も異なる。北側からはダイナマイトを使って、1日2交代で作業が進められている。南側からは先端にダイヤモンドを埋め込んだTBM掘削機を使って、「削る、掘る、土砂をベルトコンベアで運ぶ、地山にコンクリートを吹き付ける」の一連の作業を、まるで生き物のようにこなしていく。喩えは悪いが形が連続しているので、ちょうどミミズのように見える。海底トンネルを掘るときに見かける、あの掘削機だ。日沿道で使用しているこのTBMには、「えっぺホルベェ」と愛称が付けられていた。
えっぺホルベェ
温海トンネル北口
避難抗とベルコン
掘削した土砂や、切り土の排出材は、トンネルの避難抗を通して8kmものベルトコンベアで運ばれ、温海インターの造成に用いられていた。ともかく無駄は省く、出来る限り材料はリサイクルするのがモットーらしい。土砂をダンプで運ばないのも、余分な経費を使わないエコロジーなのだそうである。
8km続くベルトコンベア
造成中の温海IC
慌ただしく時間に追われながら、温海の町を見学し新潟へ向かう。「えちご北の道」の会長さんとは、東京での道路特定財源のデモの時にご一緒した仲だ。交流をしていかないと、県境は繋がらないねとの話で、念願の今日を迎えた訳である。お昼に合流し、1台のバスに乗り込んで新潟側の日沿道の進捗状況を視察した。
新潟の朝日インターまでの日沿道の工事は、来年の新潟国体に向けて急ピッチで進んでいる。現在の工事現場は、川には橋を先行して建設し、平野の中にプレロードを行い、インターに接続する県道や国道の取り付け道路をも含めて、目に見える速さで進められていた。このプレロードは、柔らかい地盤に土砂やその他の重しをかけて、ゆっくりと沈めながら地耐力を高めると言う方法である。私は長いことプレリュードと覚えていた。知ったかぶりをして説明すると「それはホンダの車の名だ」との答えが返ってきた。(ああ恥ずかしい。)
この方法は着実で安価でもあるけれど、土砂が沈むのに何年もの時間がかかるのが欠点だ。うず高く盛り、急激に重さを掛けると周りの地盤を巻き込んで、水路が陥没したりうねったりと被害を起こす。道路の建設工事が早く進まないのも、予算の面とこう言った要素も盛り込まれているのだ。また工事の作業前調査の時に、遺跡などが見つかると、その発掘にも費用と時間が発生する。この工事現場でも、縄文の遺跡や遺物が沢山出土し、8億円もの費用がかかっている最中なのだそうだ。
縄文の遺物
10日になって、「温海に出かけたんだって?}と声が掛かる。「えっ」と思ったら山形新聞に温海での記事が写真入りで載っていた。あー良かった。温海のダイゴでフランスパンを買ったのがばれたと、一瞬あせってしまった。