無題・休題-ハバネロ風味-

私の視線で捉えた世の中の出来事を、無駄口、辛口、様々な切り口から書いてみました。

初日・登れ登れ!

2008-10-27 18:06:00 | 
慌ただしく栗林公園を後にして、宿泊先の琴平町へ向かう。ホテルは金刀比羅宮の参道の近くにあるのだと言う。秋の日は短い。暗くならないうちに、金比羅さんに登るのだ。ホテルの方の案内で、竹の杖を片手に登り始める。黄色の服でハンドマイクを持っているのが案内人で、今日は登るのが4回目だそうだ。



階段の段数は785段で、羽黒山からすれば大したものではない。しかし運動不足の面々と、このつるべ落としの秋の日に、急いで登れは正直辛かった。



立派な建物が見えてきたので一安心すると、これは本宮ではないと言う。まだまだ先があるのだそうだ。宮の両側に提灯が下げてある。ここに書かれた文字は遠くからだと「金」に見える。ところがそうではないらしい。



さらに登って、やっと本宮へ着く。お参りを終え、電話で連絡し開けていてくれたと言うお札売り場へと向かう。ここは見晴らしも良く、琴平町が一望できた。



下る頃になると、辺りはすっかり暗くなり、露で濡れた階段は滑るようで恐かった。こんな時、杖は伊達ではない。150段ほど下りたときに、すれ違う一団がいた。大丈夫だったろうかと他人を心配する。坂の両側の店は殆どが閉り、開けていてくれた店にも、汗だくの我々は早くホテルに着きたいと先を急ぐ。




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初日・四国へ

2008-10-27 17:34:05 | 


瀬戸大橋を渡り四国へ突入。瀬戸大橋はご存じの通り、2層構造になっていて、上部が自動車道、下部は電車が通るように出来ている。見ている目の前で電車が通り過ぎていった。ここは途中の与島パーキングエリアからの瀬戸大橋。フィッシャーマンズワーフも兼ねている。



次は香川県高松市にある栗林公園に向かう。くりばやしと書いてりつりんと読むそうだ。ところが栗は見あたらず、松ばかりが目に付く。ただ手入れが行き届いていて、見事な松が多かった。



池に寄ると鯉が我先にやってくる。池も広いが、庭も広い。全部は回りきれず半分ほどを急いで回ってみる。



小さな茶室もあったが、圧巻はこの掬月亭(きくげつてい)だ。



こんなロケーションで、お茶を飲むのも良いね。いいや日本酒の方が良いだろうと、下世話な話になる。



確かに名庭だった。背景の山にも恵まれている。庭は植木の職人さんが何人も手入れをしていた。ただ高速道路から眺める山の松は、かなりが枯れていて、一見紅葉かと見間違う程だった。松枯れやナラ枯れの被害は、全国的なものだと思う。心が痛む。
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初日・岡山から

2008-10-27 11:15:49 | 


雨の羽田空港から乗り継ぎで岡山空港へと向かう。飛行機はいずれも揺れたが、名古屋を過ぎる頃から、廻りは明るく、雲が切れるようになった。空港からバスで倉敷の美観地区へ急ぐ。岡山の町並みは、軒の出と共に、屋根瓦が美しい。すっきりとした切り妻屋根が多く、銀色の一文字瓦も、酒田で見ている色とは違って見えた。



倉敷を訪れるのは2度目だ。特に美観地区は、規模も充実しているように見える。現在工事中の建物も多く、さらに美しく整って行くのだろうと思う。美観地区の町並みは美しいが、写真に撮ると電柱と電線ばかりが目立って、せっかくの白壁の藏風の建物が隠れてしまう。人間の目は都合良く出来ていて、いらない物が見えないが、写真は正直だ。





昼食は美観地区の料理屋に入る。



最初に「ままかり」が登場する。



次に大原美術館に向かう。奥の建物が美術館で、展示されている絵画も焼き物も遺物も素晴らしい。時間の関係で慌ただしく見学したが、倍の時間が欲しかった。



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