藤田ひろみのブログ

心豊かなまちづくり 苫小牧市議会議員 藤田ひろみ

青少年の非行問題

2012年07月21日 | インポート


昨日、海岸沿いの地域から、中学生などの非行問題を聞き、夕方に海岸線を歩いてパトロールした。この地域には空き家や廃屋が点在し、浜にも降りて遊ぶことが出来ることから青少年の非行問題が課題になっている。夜に花火をして、かたずけることなくいなくなったり、不法投棄も目立つ。毎年町内の方が海岸清掃をしているが、漂着物もあり、なかなか綺麗にならない。

パトロール中に地域の民生委員の方と会い、様々な話を伺った。委員は毎日夕方になると海岸をパトロールしている。時には学校や警察の連絡をする等して地域の安全や青少年非行問題に目を光らしている。地域にこういう方がいることを知り、大変に嬉しくなった。自分もさらに地域の声を聞いて、安心・安全のために行動していこうと思う。

焼き鳥の夏がやってきた

2012年07月21日 | インポート


今日は苫小牧西高等学校の学校祭で、PTAバザーの焼き鳥を朝からやっていました。焼き鳥は毎年手伝いに行ってますが、娘も卒業していないので、今年が最後だと思います。今年は焼き鳥を焼くお父さん方が多く、3000本もあっという間に焼きあがりました。PTAの皆様、お疲れさまでした。

今度は9月に町内のふるさと祭りで、やっぱり焼き鳥。そろそろ違う事考えないのかな?



午後からは、「053大作戦 ステージ3」のシンポジウムがあり参加。シンポジウムでは、東洋大学経済学部教授の山谷修作先生が、「ごみ有料化とさらなるごみ減量の取り組み」と題して講演。その後市長を交えて公開対談がありました。質疑では、不法投棄の対策と、資源物持ち去りの罰則条例等がありました。

来年7月から家庭ごみの有料化が始まる。早めのごみ搬出とごみ減量が大事。市民の協力を頂き、スムーズな移行ができるようにきちんとした説明が求められている。

いじめ問題

2012年07月19日 | インポート


「どうか、子どもの表情や行動に注視し、いじめを見抜いて下さい。助けを求めている生徒はたくさんいるはず」と語ったのは大津市でいじめを苦にして自殺したとされる中学2年の男子生徒の父親だ。

因果関係を認めた大津市長と、「そのまま鵜呑みにしてしまっていいのか」と発言した教育長とでは意見の食い違いがある。更に教育長の「いじめ以外にも、個人的、家庭的な要因もあった」との発言は、責任を回避しょうとする卑怯なすり替えに見えてくる。

「いじめに対して、日本人の感覚がマヒしている危険がある。どんないじめも絶対に許さないという強い意志が、大人には必要」(希望対話より)
子どもの悲鳴が、大人には聞こえなくなっているのではないか、責任逃れする関係者を見ていてそう感じる。

いじめる側の子どもの親が、本気になって、つきっきりになってでも正しい道に戻してあげる。人を平気でいじめるような子が将来、幸福になるわけがない。

「私には関係ない」と傍観する子どもたちが増えていくと、悪を平気で許す無気力なつまらない人間ばかりになってしまう。本気になって子どもに、いじめは100%悪いと教える大人が増えなければ、いじめはなくならないと思う。要するに、いじめの問題は、子どもに向き合い教えてこなかった私達大人に原因があるのだと思う。

九州での豪雨災害

2012年07月15日 | インポート


豪雨が続く九州北部では、活発な梅雨前線の影響で14日も激しい雨が降った。筑後川の堤防が決壊して市街地が冠水した久留米市に住んでいる方は報道で「ずっと続く夕立ちのようだ」と語っている。14日付で22名の死者、行方不明者8名との報道があった。一刻も早い救助と、災害の復旧・復興を心から願う。

災害はいつ、いかなる形で起こるかわからない。行政による災害対策はますます重要になってくるが、それとともに地域での防災地域力の向上が最も大切だと感じる。いざという時には、隣近所の協力が不可欠。お互いを知り合い、助け合う地域社会づくりこそ、急務ではないだろうか。

津波てんでんこ

2012年07月10日 | インポート


三陸地方は繰り返し津波に見舞われた土地だった。昨年の東日本大震災では、「釜石の奇跡」と言われた群馬大学の片田教授の指導する防災教育が注目を集めている。

三陸の人たちは「津波てんでんこ」と言い伝えてきた。それは一刻も早く逃げろ。他人のことも構わずに、てんでバラバラに逃げなさい。という意味だと言われている。

しかし「津波てんでんこ」は、家族の絆を断ち切るという事ではなく、家族の絆の上に信頼をのせた言葉だと片田教授は語っている。

津波の知らせを聞いて、子どもや親が心配で家に戻り、津波に呑まれた人がたくさんいる。教師に従って死んだ生徒もいる。行政の指定した避難所に向かったばかりに、亡くなった方もたくさんいる。

「津波てんでんこ」とは、家族も友人も、それぞれの判断できっと生き延びてくれる。だから自分のことだけを考えて逃げ延びよう。きっと生きて再開できると信じて・・・という信頼と期待の言葉だという。自分の子は逃げる子だ。そう信じているから親は安心して逃げられる。家族の信頼の絆が、あの「釜石の奇跡」を生んだのだと思う。

北海道で津波浸水予測図が発表された。しかし、これは想定にすぎない。片田教授は「想定を信じるな」と真っ先に子ども達に教えた。自然災害は想定を超えることもあるからだ。防災教育は子どもだけではなく地域で広く学んでいく必要があると思う。