苫小牧市の行政改革プランで、平成２３年度から実施予定だった市役所の窓口延長は、いまだに検討段階だ。
６月議会で窓口サービスについて質問したが、市民サービスとしての窓口延長は、２３年度に実施できずに、係長職での検討委員会、２４年度に課長職を中心とした改善委員会をおこなったというが、決まっているのは総合窓口の設置は難しいという結論のみだ。答弁では改善委員会の中で検討を進めるとのことだった。
行革プラン進捗状況委員評価で、審議会委員からは、「市民ニーズを重視した早急な取り組みを」、「諸条件の検討がなぜ遅れているのか」といった厳しい意見が多かった。
道内で実施している自治体は、窓口延長では、登別市と旭川市が、毎週木曜日午後７時まで延長している。江別市は午後８時までの延長だ。
土・日開庁しているのは、釧路市が土曜の８時５０分から午後５時２０分までで、栗山町は日曜日に開庁している。そして江別市は、毎月最終日曜日の午前１０時から午後３時まで開庁している。
なぜ苫小牧市では、窓口延長がなかなか進まないのか。平日、市役所に来られない方へのサービスとして、全国では当たり前になっている事なのに・・・