交尾中のツマグロヒョウモンだが、翅の色がどちらも♂のよう見える。まさか♂と♂なんてありえないだろうから(笑)、たぶん翅がやや黒っぽい左側が♀なのだろう。♀の前翅の裏側はもっと赤みがかって黒色が目立つ筈なのだが・・・。

近寄りすぎたら、嫌がって交尾したまま飛んで別の場所に移動してしまった同じカップルだが、これは右側手前が♀なのだろうか?。前翅が後翅に隠れているのかもしれないが、しかし、この画像ではどう見ても♂同士にしか見えない。あらためて図鑑を見直してみたが、翅の模様はツマグロヒョウモンで間違いないようだ。ツマグロヒョウモンの♀と♂では翅の表側は明らかに違っていて分かりやすいのだが、裏側の模様には個体差があるのかもしれない。

ちなみに、これは同じ日に別の場所にいたツマグロヒョウモンの♂だ。 後翅の後端の黒い帯の部分が普通より狭いというか、帯が細いように見えるが、気のせいだろうか。黒い帯があまり細いと、ツマグロヒョウモンという名に相応しくないのだが、これも個体差なのだろうか。もしかしたら別の種類かと思って手元の図鑑を見直してみたが、他のヒョウモンチョウの仲間と翅の模様はよく似ていても、黒い斑点模様はやはりツマグロヒョウモンの♂のようだ。

豊田市の愛知県緑化センターでノウゼンカズラの残り花がまだ咲いていた。ノウゼンカズラは7~8月に咲く夏の花だから、これでもう終わりだろう。今まで何度も前を通っていたのに、よく見掛ける花だからつい通り過ぎて花を撮っていなかった。花弁では小さな蟻が蜜を探しているようだった。



3年前にも載せたことがあるが、豊田市の愛知県緑化センターのロックガーデンで咲いていたオミナエシの花にオオセイボウが来ていた。体長1.5㎝ほどのメタリックブルーが美しい宝石のような蜂だが、自分では巣を作らず子育てもしない寄生蜂だ。暫く見掛ける機会がなかったから、この辺りではもういなくなったのかと思っていたが、1週間ほど前に3年前と同じ場所で久し振りに出会うことができた。



