豊田市の愛知県緑化センターで咲いているオミナエシにメタリックブルーの綺麗なオオセイボウが来て、盛んに飛び回りながら蜜を吸っていた。オオセイボウは漢字では「大青蜂」と書くように、青い宝石のような実に美しい蜂だ。体長は1.5~2㎝くらいだから、そう大きくはない。一円玉の直径が2㎝だから、その中に隠れてしまう大きさだ。綺麗な姿に似合わず、自分の巣を持たないでトックリバチなどの他の蜂の巣に卵を産み付け、その巣の中で主である他の蜂の幼虫に寄生して育つという。集団生活をしない蜂だから、狡くても自然界では効率的に生きる賢い方法なのかもしれない。しかし、運命を共にする相手次第では、自ら絶滅の危険も共有してしまうことになるのではないだろうかと思う。









