開花にはもう少し時間が掛かりそうだが、我が家の勝手口の傍に植えてあるヒイラギナンテン(柊南天)の蕾が膨らんできた。葉がヒイラギに似たナンテンの仲間ということで名付けられたようだが、花はまるで違うし、実はナンテンとは違って緑色で、熟すと黒くなる。
サンシュユの蕾が少し開いてきた。小さな花だが黄色が鮮やかなので、蕾が多くてもよく目立つ。サンシュユは、漢字では「山茱萸」と書くそうで、去年の秋、10月16日のこのブログに載せたように、グミ(茱萸)の実によく似た赤い実も綺麗だ。
ミツマタもジンチョウゲもまだ蕾だが、ジンチョウゲの蕾は少しだけ膨らんできたような気がする。今週は天候があまり良くないようだが、それを過ぎれば、一気に春が来るような気配だ。早いもので1週間後はもう3月だ。
もう少し先だろうと思っていたアセビが満開になっていた。東海地方では、2月の平均気温が例年より高いそうだから、その影響で早く咲いたのだろう。アセビは、漢字では「馬酔木」と書くように、有毒植物だということを野生動物はよく知っていて、本能的に全く食べないという。彼らは、人間が持ち合わせていない特殊な嗅覚のような優れた機能を持っているのだろう。