西高校PTA五戸分会の事務局をしているTAZAWAちゃんから、分会会報か何かの原稿依頼あり。200字~300字くらいでって。
同会顧問のナガタカからは「くれぐれも憲法9条のこととか書けばダメなんで」と念押しされていたものの、つい何となくそんな文章になったので、多分大幅校正されること必定。
そこで、多分訂正される前にもう全文載せておこうかなと。
以下、文。
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今年の暮れに世間を賑わせた相撲力士による暴力事件は、様々な複合原因はあるでしょうが、つまるところ同郷の後輩に対する「愛の鞭」が行き過ぎたということに尽きると思う。もちろん、教育の現場においても今日び、「愛の鞭」と称して暴力を使う(それこそTVドラマ「スクールウォーズ」のような)ことは許されないと理屈では解るのだけど、正直腑に落ちないことも否めません。
と、言うのは9月後半に起きた博多の高校で生徒による教師への暴力事件が余りのも衝撃的だったかからに他なりません。無防備な先生に対し、一方的に蹴りを入れる生徒。止めようともせず、せせ笑う生徒たち。見るに堪えない不愉快な映像です。
あれはたまたまyoutubeに映像をアップした人がいたから明るみに出ただけで、本当は氷山の一角に過ぎないのではないかと疑念を持たざるを得ません。この件で痛切に思うのは教育の現場で、大人は何があっても絶対手をあげないという大前提は、やはり間違っているのではないかということです。いざとなったら毅然とした態度で張り倒す位の威厳が無ければコントロール出来ないことって世の中にはたくさんあると思うのです。
国家間においても毅然たる処置を自ら封印した我国は、隣国による多数の拉致被害者を生むという辱めを受け、頭上をミサイルが通過しても「最大限の強い言葉で非難しました」と政府コメントを繰り返すことしかできません。
この文章を読まれている方が、私が「暴力」や「戦争」を肯定していると思われると困るのですが、ただ、昨今のような時事ニュースを見るにつけ、そんな大人たちが運営している「この国」というフィルターを通して、我々大人の立ち振る舞いを子どもたちが観察しているのではないかと思う今日この頃です。
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以上、PTA会報とは思えない原稿でした。
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