角岸's blog (Kadogishi s' blog)

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またもやってくれました「ルーピー鳩山」の中国訪問&とんでも発言!!

2013-01-18 20:17:15 | 時事問題
 あの「トラスト・ミー」から始まる「普天間問題」を自ら作り出し、日米同盟を瓦解させ、昨年イランに行ってはIAEAを迂闊にも批判したと喧伝され、まんまとイランから利用された、あのルーピー(おバカ元)宰相がまたまた檜舞台に帰ってきました。

ともかく、この人が外交にかかわればろくでもないことばかり起こるのはもう常識。

で、今度はよりによって中国・・・・・



「鳩山元首相、訪中でまたお騒がせ 領土めぐり問題発言」
フジテレビ系(FNN) 1月17日(木)19時52分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20130117-00000827-fnn-int

元首相の発言にあきれを通り越して、諦めの声も上がっている。
東南アジア各国を歴訪中の安倍首相は17日、2カ国目のタイに到着した。
今回の外遊は、中国の動きをけん制する狙いもあるとみられるが、そんな中、時を同じくして中国を訪れているのが、2012年に政界を引退した鳩山元首相だった。
物々しい警備の中、17日は幸夫人とともに、中国側の招待を受け、いわゆる南京大虐殺に関する資料館を訪問した。
自ら植樹まで行った鳩山元首相だが、実はまた、お騒がせ発言をしていた。
16日、鳩山元首相は「(日本)政府は、領土問題は存在していないと言うけれども、係争地であるということを、私はお互いに認めるということが大事ではないかと」と述べた。
16日、中国の首脳級幹部の1人、賈慶林氏らと会談した際、鳩山元首相は、日本の領土である尖閣諸島を、日中間の係争地だと中国側に伝えたという。
17日、中国メディアはさっそく、「訪中している鳩山 由紀夫元首相が、魚釣島には領土論争があると表明した」と報じた。

これに対し、菅官房長官は「わが国の立場と明らかに相反する発言であり、総理大臣をされた方の発言として、非常に残念であり、極めて遺憾」と、鳩山元首相の発言を批判した。

政治アナリストの伊藤惇夫氏は、「案の定というか、鳩山さん、またやっちゃったなと。完全に中国の思惑にはまってしまった」と語った。
尖閣諸島をめぐる政府の立場については、11日、安倍首相も「海と領土を断固として守っていく姿勢は、いささかも変わりありません。この問題について、(中国と)交渉する余地はない」と明言している。
中国側と緊張状態が続く中での今回の発言。

17日の資料館訪問についても、中国のメディアは、鳩山元首相が「友愛平和」の書をしたためる写真を紹介したうえで、「日本の鳩山 由紀夫元首相が、南京大虐殺を謝罪」と伝えている。
すでに政界を引退している鳩山元首相の今回の言動に、政治アナリストの伊藤惇夫氏は、「外交というのは、善意で成り立つものではなく、国益で成り立つもの。国際社会の中で、元首相という人物の発言で、それなりに重きを持って見られる可能性もある。中国にしてみれば、(係争中だと言える)道具にはなる。日本にとって、マイナスになった可能性の方が高い」と語った。.

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朝日新聞はともかく各メディアも、またまたまんまと利用されたという論調で書かれています。

「読売新聞」1月17日付↓↓↓
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20130117-OYT1T00670.htm?from=popin
(略) 
 政府は尖閣諸島について、国際法上、日本の領有権を確立し、有効に支配もしているため、「領土問題は一切存在しない」との立場だ。
 これに対し、中国は尖閣諸島周辺に政府船や航空機による領海・領空侵犯を続けながら、尖閣諸島の領有権を持つとの宣伝を行っており、鳩山氏の言動が国際社会に誤解を招く懸念が指摘されている。

「毎日新聞1月17日付」では、菅官房長官はじめ身内の海江田民主党代表からも批判を受けていることを伝えていますね。
http://mainichi.jp/select/news/20130118k0000m010024000c.html
 (略)
 (菅官房長官は)「(領土問題は存在しないという)わが国の立場と明らかに相反する発言であり、元首相の発言として非常に残念で、極めて遺憾だ」と厳しく批判した。
 民主党の海江田万里代表も会見で「私どもは政府の立場を『その通り』と受け止めている。(鳩山氏は)あくまで一民間人として話をしたのだと思う」と述べ、民主党の見解とは異なるとした。

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 んで、なんでこんなことになっちゃったかの分析を「産経新聞」で報じてますので紹介します。

「習近平政権の狡猾外交に利用された鳩山氏、日本の国益損なう」
産経新聞1月17日付【北京=矢板明夫】
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130117/chn13011720080008-n1.htm

(略)

 一連の行動によって鳩山氏は習近平政権の狡猾(こうかつ)外交に利用され、日本の国益を大きく損なったと言わざるを得ない。
 そもそも中国がこの時期に鳩山氏を招待したのは、日中関係を修復させるためではない。鳩山氏が安倍晋三政権に対し全く影響力を持っていないことを中国側は承知しており、日本政府と対話するつもりなら、ほかに適任者はいる。日本への強硬姿勢を隠さない習近平政権には、鳩山氏の元首相という肩書を利用して、安倍政権が展開する対中外交の無力化を狙う目的があるとみられる。

 現在、東南アジアを歴訪している安倍首相は、尖閣問題で中国の理不尽さを訴え、日本への支持を広げようとしている。このタイミングで、3年前まで日本の首相を務めた人物が中国の言い分に同調すれば、日本の世論が二分している印象を国際社会に与え、安倍外交の説得力を弱めることができるというわけだ。

同時に、今後の日中交渉のハードルを高くしようとの狙いもありそうだ。日本政府は、自民党の高村正彦副総裁を中国に首相特使として派遣しようとしている。その前に、中国にとっての“イエスマン”の鳩山氏との会談をはさむことで、「日本が中国の要求を受け入れた」との錯覚を国内外に与え、これから交渉する高村氏に対し、尖閣問題で譲歩を迫る圧力を加えようとしているようだ。

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んでもね、小生の感想では、おそらく鳩山さんはほとんど深く考えていないと思うんですよね。
自分では良いことをしてると思いこんで、よもや祖国の国益を損ねているなんて思っているはずありません、この人に限って・・・

ちなみにこれ↓↓↓は暗礁に乗り上げた「普天間問題」断念を伝えるため沖縄へ行く数日前の映像ですが、悩み深き一国の宰相の姿に思えますか?
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 さらには、昨年の2012年4月、野党はおろか身内の民主党からも反対され当時の藤村官房長官、玄葉外相からも止められたにも関わらず、核開発を進めるイランを訪問。イランからまんまと「(鳩山が)国際原子力機関(IAEA)は二重基準を適用しており公平ではない」と述べたと現地報道されたわけ。
 んで帰国後も与野党から集中砲火を浴びたにもかかわらず本人は「行ってよかった」と満足気。
 しかも、会合でこのことに関して凄いダジャレをかまします。

 「要らん(イラン)ことをやってきたと言われ…」


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