23日(水)は、体育大会があり小生は懇親会等後方支援係。
で、役得で飲み物・食べ物などジャッジできる立場にあるため、小生コレをチョイス。
酒は「司牡丹 ひやおろし」で肴は「福辰 酒盗」。どちらも土佐高知県の逸品。
「司牡丹」はここで何度も書きましたが、かの吉田類閣下をして、「無人島に行くならこの一本を持って行く」と言わしめた辛口の銘酒。しかも、ひやおろし!!
この前の「日本酒を楽しむ会」で紹介した「船中八策ひやおろし」も、この「司牡丹」のブランドでそっちは特別純米原酒だったけど、今回のひやおろしは「本醸造」。つまり、いわゆる普通酒なんですが、小生お店屋さんに行くとしっかり冷蔵庫に鎮座してました。なので、そのまま冷やして飲むことに。
で、その酒の相棒の肴は、2012年以来はまっている「酒盗」。いわゆるカツオの塩辛。
「酒を盗んででも飲みたくなる」とは良く言ったもので、事実日本酒との相性は抜群です。
今回、購入したのは「甘口」。甘口と言っても普通の塩辛くらいの塩分はあります。
小生忘れもしない、2012年3月にロサンゼルス出張帰りによった、千葉県幕張市で開催されていた「Foodex」の高知県ブースでこの「福辰 酒盗」と出会ったのでした。
その時、「福辰」の社長自らクラッカーにクリームチーズを乗せ、さらにこの「酒盗」をのせてお客さんにふるまっていらっしゃったのでした。
試食したその時の衝撃は今でも忘れることができません。そのねっとりしたカツオの芳醇なうま味と塩辛さを上手くクリームチーズが中和して、と言うよりは相乗効果でメガトン級のバカ旨!!の境地に達していたのです。
その直後、日本酒ブースを探し回ったのは言うまでもありません。
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・・・・・と、言うわけで、さっそくこの土佐のゴールデンコンビで、一杯。
まわりの皆さんが、オードブル料理にハイボール飲んでガヤガヤしてる会場の最も目立たない席に着き、まずはクラッカーにクリームチーズを塗り、酒盗をのせます。(この場合気をつけてもらいたいのは、クラッカーはなるべく薄いものを選ぶこと。これは、酒盗とクリームチーズの相乗効果を楽しむべきもので、クラッカーが主張しすぎてはいけません。余談ですが、英国の朝食で薄いトーストと共にたっぷりとイチゴジャムとマーマレード、バターが出てくるのですが、これはバターとジャムのハーモニーを味わうもので、パンを味わうものではありません。従って、イングリッシュブレックファーストにおける食パンは限りなく薄く、軽くトーストされているのですが、あくまでバター・ジャムを味わう「台」にすぎないわけ。ロンドンに行ったら、その点に留意して朝食を楽しんだらいいと思います。長い余談でした。)
さて、準備万端。
まずは、「司牡丹」を軽く一口。本醸造でありながら、洗練された香りとともに、米の旨みが口の中に広がります。超辛口と刻印されていますが、この豊かな旨味でそれほど辛口とは感じません。良く辛いだけで、ちっとも旨味の無い安い焼酎っぽい酒ありますが、それとは雲泥の差があります。で、酸味はほぼ無いすっきりした後味&余韻に浸りながら、おもむろに「酒盗」を口に放り込むと、広がります広がります、このねっとりとろとろ~っとした、美味しさの塊。でもって、間髪入れず「司牡丹」をもう一杯。
もうね、オラ気絶するかと思いましたよ、旨すぎで。
隣の義一さんが何やら、小生に話しかけてきているんですが、聞こえません。
酒盗・クリームチーズ・司牡丹が口の中で混然一体となり、この三位一体の絶妙なバランスの上に成り立つ美味の極致にもう小生はしばし無言。言葉が出ない。
・・・と、そうこうしているうちに、小生の怪しい行動にまわりが気が付きだし、「何をお前は一人で食ってんだ」とばかり、わんさか人が寄ってきます。
で、その後は「うめぇ」「うめぇ」の連呼が続き、あっという間に無くなっちゃったんですな、この土佐のゴールデンコンビ。
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ちなみに、小生は「福辰 酒盗」は近くのお店で購入しているのですが、下記を参考にしてください。
※決して小生は「福辰」さんの回し者ではありません。
公式HP↓↓↓
http://www.fukutatsu.co.jp/tuhan1/index.htm
Amazon
http://www.amazon.co.jp/%E9%85%92%E7%9B%97-%E7%94%98%E5%8F%A3-%E7%A6%8F%E8%BE%B0-%E9%B0%B9%E3%81%AE%E5%A1%A9%E8%BE%9B-%E9%85%92%E7%9B%97-%E7%94%98%E5%8F%A3-120g/dp/B007CBJGVE
ちなみのちなみに土佐の酒は「司牡丹」だけじゃなく「酔鯨」「南」など絶品ぞろいで、これがまた「酒盗」に良く合うんだなぁ。
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