まなびの途中

色々な仕事をしてまいりました。
色々な出会いがありました。
勘違いもありますが、
学んだことを書いてまいります。

これで会計まで、米の独壇場。

2006年05月13日 | 政治
資生堂 中央青山と契約解除 大手初、他企業波及も

  金融庁が中央青山に七月から二カ月間の業務停止命令を発動して以降、同法人
  との契約を解除するのは大手企業では初めて。中央青山の顧客企業の多くは
  金融庁の処分発表後、監査法人の変更に関して、態度を保留していたが、
  資生堂の発表をきっかけに、監査法人を乗り換える動きが広がる可能性も出てきた。

ということである。
山一證券、ヤオハン、足利銀行といった「粉飾決算」、そして破綻した会社の
監査をしていたこと。そしてカネボウの粉飾決算。
かなり厳しい結果である。

簡単に言うと、監査法人の信用度が、結構、その法人の格付けにも影響がでるので
青山監査法人に委託しているという段階で、融資、投資に影響が出ます。
トヨタクラスなら、全く問題はないが、資生堂クラスだと、多分致命的。
続々と離散することになると思います。

もともと、「税金」というものが、ポジティブなイメージを持っていない国。
中央集権国家には、よくある流れだが、どうしても、国と企業間との間には、
妙な不信感が漂っている。
「節税」という単語が肯定的な響きを持つ以上、脱税一歩手前が、
ことさらに「手腕」として評価されてきた。

金を払う側が、法人である以上、監査法人は、法整備に欠陥があると、
とかく「いいなり」になる可能性はあったし、普通そうなる。
国家の税収が落ち込んで、いきなり厳格性を「監査法人」に求めるのは
銀行に株主責任、首脳陣責任を「免除」して、「救済」する一方で、
監査法人に厳罰を与えるのは、いくらなんでも、さすがニッポンと言わざるを
得ない。
金融、建築、流通と、なんのお咎めも無く、生かしておきながら、
こういうレベルを叩くのは、偽装建築における「検査」システムにも
似た、妙なすり替えの論理を覚えるのは、私だけだろうか?

これで、アメリカの会計事務所が、堂々と日本に参入できる素地ができました。
だって、ほら、こんなに「馴れ合い」でしょ?だから、しっかりとした
アメリカの会計会社に入ってもらいましょ。
そうそう、弁護士法人も、いっそのこと、アメリカに入ってもらいましょ。
そうして、「株価」を下げておいたし、「株価交換」で、日本の企業も
買いやすくしておいたから、もうこれで、任期満了まで、思い残すことないわ。
後は、来年当たり、消費税で、経済に止めを刺しておくから、
もう、アメリカの思うがままよ。
いっそ、52番目の「州」にしてしまっても、というか、国内法体系が
もうそうなっているから、あえて言わなくても大丈夫ですよね、ブッシュさん。
                       BY 小泉


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (T田)
2006-05-13 14:17:36
私の転職先、どっか無いですかね(ーー;)!?
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主収入と副収入の違い? (狼侍)
2006-05-13 22:45:44
はじめまして KANATAさん

いつも楽しく読ませていただいております。

お国の対応に温度差があるのは主収入(税金)と副収入(免許、登録、許可等)から来るモノだと思います。

お酒の密造や偽タバコ等はそれを飲んだ人がどうなろうとお国は知ったこっちゃ無いはずなのに異常に重い刑罰が科せられますからね。それだけ主収入を守る為に必死です。

免許や許可、登録料は言わば、貰うものさえもらえれば後はお任せで。ですから最初っから責任なんて考えないんです。



拙者はお国は一番お金に汚い守銭奴だ。と思ってます
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Unknown (T田さんへ)
2006-05-15 11:16:46
「株価交換」って書いてしまいました。

「株式交換」ですよね。

実は、途中まで、脱税の仕組みについて、そして、

金持ち、益をあげることへの「感性」について、書こうと

したんですが、突然、仕事が入って、違うことを書いて

しまいました。よくあることです。うふ。

そして、こんな僕に、仕事の斡旋を言われても

だめなことは、よく知っているくせに。
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Unknown (狼侍さんへ)
2006-05-15 11:23:09
始めまして。コメントありがとうございます。

そういえば、そうです。財務省が国を動かしているんですね。

金融庁も完全に財務省の制圧下におかれ、内閣府も

骨抜き、という話すらあります。

他の免許やら登録料なんか、財務省管轄じゃないもの。

なるほど、理解がすすみました。



そういえば、僕は、スタンプラリー、結構好きで、

子供が小さい頃、本当にいくつもやりました。

七福神めぐりも、ある意味、スタンプラリーですものね。

JR百選というスタンプラリーは、やりたいけど、

あんなの「できるかー!」と思っています。

これからもよろしくお願いいたします。
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