「〇〇党の変革を伝えるためには、私が総裁選から下りることが一番いい」と述べた某党の総裁が居たけれど、某党に対する批判・不評の最たる原因については何の解決も刷新も示さないまま(従前の説明を繰り返したまま)で、従来繰り返して来た「評判が悪くなれば頭を変える」というやり方の繰り返しが、果たして本当に「党が変わった」という印象につながるのだろうか?。むしろ、「今回も党運営や政治に対する姿勢を変える気はない」と言われているようなきがする。
次いで、「それなら総裁選に立候補」という面々が10人余りいると観測されているが、その中に「〇〇党」の評価をここまで貶めた「裏金?問題」の実態解明に努力するとか、「政治資金規正法の改正」をさらに進めるという意見を表明する人は居そうにない。おそらく「それは前の政権下で一応の決着がついた問題」と無視を決め込み、触れないままで次の「党内勢力図の書換え」に邁進する人達なのだろう。
つまり、「現総裁が国民の不評を買いながら、何とか政治家的決着をつけてくれたので、自分達は次の土俵に上がれば良い」ということだろうから、新総裁が作る新内閣にたいして「政治資金改正問題」や「裏金問題追及」を持ち出しても、おそらく「それは、既に決着済み」と受け流すに違いない。「私が変える」と言い続けることが「何も変えないでやり過ごすための、最大の方便」となっているような気がする。