マキノ病院小児科ブログ

小児科からのお知らせです

2回目の接種

2009年12月18日 | インフルエンザ/ワクチン
集団・個別の2回目の予約を引き続き受付けております。
当初のスケジュール分はほぼ埋まってしまいました。

15日(金)と18日(月)の
13時半~14時と16~17時の予約を受付けます。

優先対象外の接種について県から正式な通知が届き次第、以降の接種日も検討します。
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受診は?

2009年12月18日 | 診療
いつ受診したらいいか?タイミングがむずかしいと質問がありました。
当院小児科の受診についてお知らせ?しておきましょう。

外来診察時間内は遠慮なくいつでもどうぞ。
受診したほうがいいのかどうか、悩んでいても答えはでません。
さっさと受診して安心してしまいましょう。
こちらはだいたいは地域に流行している疾患を把握してますから、
今こんな風邪がはやっているから、こんな症状に注意してねくらいは言えますしね。
保護者が安心するとダイレクトに子どもに伝わりますから。
不安も当然ね。
こちらとしてもとりあえず顔だけでも見ないとわかりませんから。
一度電話だけで済ましてしまってとんでもない目にも会いましたし。。。(ねぇ、○○○ちゃん)

特に乳児などで熱が心配だと言う時は、
午前診で顔みて、夜診においでと伝えています。
大丈夫そうならまた明日の午前診へ。
受診のついでに鼻も吸ってすっきりです。
鼻を吸われて元気に泣けるならきっと大丈夫。
2,3日くらい毎日通っているうちにほとんどの場合は熱が勝手にさがりますよ。
よかったねで終わりになるわけです。
また、極端な話、安心のために1,2泊入院したっていいではないですか。
あまりに悪くなるとうちでは入院してもらいづらいですから尚更です。

夜間・休日の心配を少しでも減らすために早めに受診して悪いことは何もないかと。
病院で違う風邪もらうのはちょっと困りますが。。。

また機会があれば「熱」の話もしようと思ってます。
夜中の突然の熱は困りますからね。

熱が出ただけですぐに病院に走らなければならないことはめったにありません。
熱が上がりきってしまえば、39度、40度あっても、
一旦落ち着いてしまうことも多いです。
手足がしっかり熱くなるまでくらいは冷静に様子を見てほしいです。
「熱だっ!坐薬だっ!」は困ります。
熱があがっていく時が一番しんどいのです。
いつまでも落ち着かない、ぐったりしたままなどの理由があるのなら、
坐薬は上手に使ってあげてください。
それでもまだ不安・心配、あるいは何かおかしいのでは?という場合は、
とりあえず受診可能な医療機関に相談しましょう。
滋賀県小児救急電話相談(#8000)という事業もありますよ。
うちもたまに当直しているからダメもとで電話してみるのもいいかもしれません。

少し話が飛びますが、小児科医は、特に大きな病院であればあるほど、毎日疲弊しています。
(マキノ病院「小児科」は病院ではありません。。。有床診療所と思ってくださいね)
小児科医であれば、保護者の不安は重々承知しているはずなのですが、
やはり真夜中に元気な発熱の時間外受診があると、たまにはイラっとしてしまうのです。
こんな軽症で受診するなと言われたなんてたまに聞きますが、
本当は言ってはいけないなんてわかっているんですよ。
でもね、疲労とストレスがたまりにたまって。。。
自分もマキノに赴任する前はそうでしたもの。
それでも不安な保護者に怒ってもどちらも不幸なだけなんですけどね。
疲れているからを理由にしてはいけないんですけどね。
産科とは違った意味で小児科の医療崩壊も着実に進行しています。
なんとかみんなにとってよい方向へと落ち着いてくれるといいのですが。。。

「風邪」との付き合い方を「親」も(祖父母もね)勉強していかなければなりません。
自分だって自分の子どもの「風邪」から色々教わっているのですから。
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2回目予約状況

2009年12月17日 | インフルエンザ/ワクチン
本日より予約は時間指定をしておりません。
お電話、あるいは外来受付で適宜お願い致します。

昨日16日も30名ほどの予約を受付しました。
集団接種を当院で受けられた方のうちの7割弱が2回目の予約をされております。
予約枠はあと少しだけ残っています。

15日以降の接種についてですが、
優先の対象外(小児科だと乳児だけなのですが)が
いつから可能になるのかが決まってから検討したいと思います。
15日以降に2回目をと考えておられる方おられましたら、もう少しお待ち下さい。
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中高生の接種について

2009年12月17日 | インフルエンザ/ワクチン
昨夜もお伝えしましたが、
中高生が明日18日より接種「可能」と急遽決まっております。

今朝再度確認しましたが、
当院では集団接種と小学高学年までの個別接種の2回目までのワクチンは
ほぼ確保できる見通しが立っておりますが、
あくまでも年末までに納入されるワクチンを含めてのことです。

したがって、現時点で明日から中高生用に回せるワクチンはありません。
県の発表にできる限りそって実施していきたいとは思うのですが、
現実問題として不可能と判断しました。
申し訳ありませんが、当院ではこれまで通り年明けからの接種とさせてください。

今の時点でワクチンに余裕がある病院・医院が果たしてあるのかどうかも疑問ですが、
もし他院で予約が取れるようなことがありましたら、
当院の予約はキャンセルしていただいてもかまいません。
その際は申し訳ありませんが、ご一報だけお願い致します。

各地で今日も混乱があると思います。
もしかしたらその混乱を知って県があわてて対策してくるかもしれません。
もし変更があるようでしたら、こちらでお知らせしますし、
既に予約していただいている方には先にこちらから連絡いたします。
ご迷惑お掛けしますが、ご理解賜りますよう、よろしくお願い致します。
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開設1ヶ月になりました

2009年12月17日 | その他
早いもので今年もあと残すところ半月足らずとなりました。
小児科ブログも開設1ヶ月経ってしまいました。
インフルエンザに追いまくられた怒涛の1ヶ月でした。。。

ワクチン接種開始を前に、少しでも混乱を小さくできないかと思い悩んで始めたわけですが、
毎日ほぼ一定数のアクセス(びっくりするくらい一定です)をしていただいており、
少しはお役に立てているのかなと思っています。

インフルエンザ騒動が落ち着いたら更新頻度も減るかとは思いますが、
情報発信手段としては結構使えると感じていますので、
何かこうして欲しいなどの希望がありましたら教えてください。

質問もあまりに個人的な質問ですと回答しにくいのですが、
多くの方に知ってもらってもいいかなというものでしたら
適宜お答えしていこうかと思っています。





。。。でも外来にも来てくださいね。
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中高生の接種について

2009年12月16日 | インフルエンザ/ワクチン
今日は休みでしたので、何も知らされていなかったのですが、

今頃こんなことになったと聞きました。

以下貼り付けです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
①中学生・高校生に相当する年齢の者の接種回数
 2回接種→1回接種に変更
 *ただし、中学1年生に相当する者であっても接種時に
  13歳になっていない者については、2回接種とします。

②中学生・高校生の接種開始日
 H22年1月4日(月)→H21年12月18日(金)
 ただし、「1歳未満児等保護者」「小学校高学年」を優先的に
 接種することに変わりはありません。
 10mLバイアルを有効活用する観点から、それが可能な
 受託医療機関において前倒して接種いただけます。
 (全ての受託医療機関において、この取り扱いをお願いするものではありません)

③優先接種対象者以外の者への接種
 接種回数の見直しにより、優先接種対象者以外の者への接種の見通しが立ったことなどから、
 これらの方への接種を進めることが決定されました。
 (ただし、具体的な日程等は未定です)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

中高生は既に1月6日からの接種として予約もいただいております。
しかもそのワクチンは年末に入荷されるワクチンを使う前提です。
いまさら接種日の前倒しとだけ簡単に言われても現場はついていけません。

先日も追加供給について問い合わせておりますし、
もしかしたら中高生用として県から別に供給がないとも言えません。
明日事務と検討したいとは思いますが、
もし高島病院や他のクリニックで18日から接種可能なところがあるのなら、
キャンセルは遠慮なく言っていただけたらと思います。

通達は滋賀県からですので、もう腹が立つよりも脱力感が先に立ちます。
宮城県が受験生の接種を12月24日からとすると聞いたときに
滋賀県も「マネ」するだろうなとは思っていましたが、
まさか通達のわずか2日後から接種開始なんて現場無視の通達をしてくるとは。
とはいえ、一番迷惑を受けるのは子どもたちや保護者の皆さんなわけです。
だから無茶を言われてもできることはやってみようと取り組んでいると
「なんだできるんだ、じゃ、次これね」のノリで新たに要求されてる気がします。

今回唯一③は受け入れたいと思います。
なぜ乳児は最初から接種の対象外なのか不思議でしょうがなかったですから。
11ヶ月はダメで1歳は接種できる理由なんてないでしょうし。
1月半ばからは乳児にも接種できたらと思っています。

(追記)
16日16時からの会議で決定したとか。。。
「全ての受託医療機関において、この取り扱いをお願いするものではありません」
なんて言い訳していないで、逆に接種可能な医療機関を教えろと言いたくなります。
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インフルエンザの重症肺炎

2009年12月16日 | 診療
脳症と並んで心配な肺炎についてコメントしてみます。

日本以外の国では発症3~5日くらいで呼吸障害が起こり、
その後急速に悪くなる例が多数報告されています。
海外では迅速診断キットもタミフルも十分行き渡っていないためではないかとも言われています。
早期診断、抗ウィルス薬の早期投与が可能な日本ではあまり目立たないだけかもしれません。

日本で問題になっているのは、脳症と同じく、発症直後から急激に悪化するタイプです。
ウィルスのせいというよりも、免疫がウィルスに対して過剰に反応してしまう結果、
本来攻撃しないはずの自分の細胞を攻撃してしまうのではと聞いています。
多くは発症12時間以内に呼吸障害を認めるようです。
残る例でも、ほぼ発症24時間以内に呼吸障害が進行するとのこと。

また、喀痰粘液栓により気管支が閉塞し、無気肺を起こすこともわかっています。
簡単に言いますと、「ものすごく粘り気のある痰がつまる」ため、
肺の一部が膨らまなくってしまうということです。
つまった痰を取り除かないとなかなかよくならないが、一旦取り除くと急によくなる例がみられるとか。

肺炎といってもほとんどが酸素投与だけで回復し、
重症肺炎の場合でも、その多くはステロイドの投与がよく効くようで、
例え人工呼吸管理となった場合でも回復している例が多いそうです。

では呼吸障害はどうやって判断したらいいのか。
①呼吸回数が非常に多くなります(ただし高熱だけでも呼吸数は増えます)。
②陥没呼吸(呼吸のたび胸がへこむ)や鼻翼呼吸(鼻がぴくぴくする)がみられます。
③チアノーゼ(顔色が土色)がみられます。
④乳児や幼児ですと、呼吸のたびに「うーうー」うなることがあります。
⑤苦しくて横になれない、座りたがる、は起座呼吸といってよくない状態です。
⑥SpO2モニターで血液の酸素濃度を調べると低下している
⑦レントゲンで肺炎などの像がある
などでしょうか。
⑥⑦は受診しないとわかりませんね。

インフルエンザと診断されて、抗ウィルス薬を使用し、熱も下がっているのに、
咳がかなりひどくなってきたので心配とよく聞きます。
基本的に熱もない、顔色もよい、そこそこ元気であるならそれほど心配はいらないと考えています。
あまりに咳がひどくてどうかなと思う場合は外来で相談して下さいね。

あと喘息のことをみなさん心配されます。
マスコミの報道を聞いていると、喘息の子はみな重症化するような印象を受けますが、
そういうわけでもありません。軽症で済んでしまうことも多いのです。
もともとインフルエンザ以外の風邪でも発作がひどくなりやすいのですから、
インフルエンザでも喘息発作が起こるのは当然です。
喘息発作に加えて、免疫の暴走で呼吸障害が加わるのであれば
喘息を持ってない場合に比べると重症になるのもわかるのではないでしょうか。
喘鳴(ゼーゼー、ヒューヒュー)の程度と①~⑤などを合わせて判断してください。

インフルエンザに限らず、風邪をこじらせたときの対応は同じかと思います。
お子さんの状態が今どうなのか?が大事です。
どうなのかわからないのであれば、その時こそ医師の判断をあおぐべきなのです。
たとえ、結果的にそれが軽症と判断されても。
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インフルエンザの意識障害

2009年12月15日 | 診療
タミフル騒動で有名?になりましたが、
インフルエンザを筆頭に、特に小児は高熱の際に幻覚をはじめとする異常行動が問題となります。

タミフルを服用後に異常行動が原因で亡くなった例があったことから、
昨今のタミフルたたきが起こったわけです。
現在のところ、タミフルもリレンザも問題ないとの方向になりつつあるようですが。。。
インフルエンザが異常行動を起こしやすいのは間違いない事実であり、
それがタミフルなどの抗ウィルス薬服用で増強されるのかは判断が難しい問題だと思います。

いくら高い熱を出しても何もない子どもが圧倒的に多いなかで、
インフルエンザでなくても高熱の際にしょっちゅう変なことを言うなんてお子さんもおられます。

幻覚を見たり、暴れたりするのが異常行動なのですが、大半は熱の経過とともに
落ち着くようになり、後遺症もほとんど残りません。
これは「熱せん妄(せんもう)」と呼ばれる状態であることがほとんどでしょう。
起こしやすい体質があるのは明らかです。
ところが、みなさんが心配される、インフルエンザ脳症の発症の最初のサインが
異常行動であることが報告されていますので、異常行動に関しては過敏にならざるを得ません。
異常行動に伴って、意識障害や痙攣を起こさないかなど注意してみていかなければなりません。
観察入院にすべきかどうか現場の医師も悩みながらの治療となります。
だいたい夜間や早朝が多いと思いますので、救急受診すべきかどうかの判断が必要になりますが、
これくらいなら大丈夫などという基準は残念ながらわかりません。
ある程度の時間続く、一旦落ち着いてもまた起こるなどはやはり診察が必要ではないかと考えます。
当院では夜間・休日の対応が難しいため、申し訳ないのですが、
それでもまずは受診可能な病院にあたってもらえたらと思います。
受診する頃には落ち着いていて、1泊だけ観察入院や
帰宅して慎重に経過観察となることがほとんどだとは思うのですが。

ちょっと極端ではないかと思いますが、インフルエンザにかかった1割くらいに
異常行動を認めるなどの話も聞きました。
寝起き直後が最も異常行動を起こしやすいとのデータもあるようです。
11月30日までに日本小児科学会が把握している脳症例は78例だそうです。
報告漏れも多少あるのかもしれませんが、1000万人以上がかかっている中での数字です。
過剰に怖がる必要はないのですが、知っておくことは大事かと思います。
もしインフルエンザにかかって何かおかしなことがあるようなら、
できるだけ冷静に対処してもらえればと思います。
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2回目の予約状況(本日の結果)

2009年12月15日 | インフルエンザ/ワクチン
2日間で300名を越える予約を受付けることができました。
初日に全然つながらなくてあきらめた、何十回もかけてやっとつながったなどの
お声を聞いております。
ご迷惑おかけして申し訳ありませんでした。

年内枠は締め切りました。
年明け13日と14日はまだ受付可能です。
明日まで同じ13-15時で受付します。
明後日からは適宜お電話か外来にての予約でお願いします。
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2回目予約状況

2009年12月15日 | インフルエンザ/ワクチン
本日も多くの予約の電話をいただいております。
何度も何度も電話していただいている方も多いかと思います。
お手数おかけして申し訳ありません。

今のところ12月21日-25日、1月5日と7日・13日・14日に空きがあります。

ワクチンの追加供給を依頼しておりますので、
15日以降の接種日もできるだけ早く決定するつもりでおります。

後ほどまた報告いたします。
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高島病院からお願いがありました

2009年12月15日 | インフルエンザ/ワクチン
あまりおられないとは思いますが、
高島病院とマキノ病院のどちらにも予約が取れた方おられましたら、
できるだけマキノ病院で接種をお願いしたいとのことでした。

もしおられましたら、早めに高島病院へキャンセルの電話をお願いします。

公立高島総合病院
予防接種専用電話: 0740-36-2299
     時間帯: 平日12:30から16:00まで
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2回目予約(続々報)

2009年12月14日 | インフルエンザ/ワクチン
本日は一旦受付終了しました。
220名程の予約をいただきました。
不手際も多かったかと思います。
この場をお借りしてお詫びいたします。

先ほどは年内の予約は埋まりつつあると報告しましたが、
28日と29日に接種希望が集中してしまいました(29日はあと1枠残っています)。
21日(月)、22日(火)、24日(木)、25日(金)は
1回目からの期間が短いこともあるのか、まだ受付可能です。
年明けは十分余裕があります。

明日以降予約される方おられましたら、参考にしてください。
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2回目予約状況(続報)

2009年12月14日 | インフルエンザ/ワクチン
長時間お待たせしている方も多いかと思います。
申し訳ありません。

年内接種分は一部を除いて予約が埋まりつつあります。
年明けからの枠はまだかなり余裕があるようです。

本日の受付は15時までですので、大変申し訳ありませんが、
ある程度で一旦受付終了とさせて下さい。

明日13時より受付再開します。
ご協力よろしくお願い致します。
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2回目の予約状況

2009年12月14日 | インフルエンザ/ワクチン
現在、予約の電話をたくさんいただいているようですが、
事務の処理が追いついておらす、ご迷惑をお掛けしているようです。

しばらくお時間いただけますよう、お願いいたします。

ワクチンの供給はある程度確保しました。
接種枠も余裕ありますので、よろしくお願いします。

明日も同じ時刻で受付します。

とりいそぎ、ご報告です。

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おたふくかぜ(流行性耳下腺炎/ムンプス)

2009年12月14日 | ワクチン その他
インフルエンザに混ざって、おたふくかぜにかかる子をちらほらみかけます。

おたふくかぜのワクチンは昔からあるのですが、
①任意接種のためお金がかかる
②軽症のことも多いのでかかってしまったほうがいいと考えている人がかなり多い
③そもそもワクチンがあることを知らない
などから接種率が極めて低いのが現状です。

ちなみに3年ほど前にマキノの東・西保育園でアンケートをとらせてもらいましたが、
おたふくワクチンの接種率は25%程度でした。

そのため一旦感染した子がいたとなると、感染は確実に広がります。
潜伏期間が2-3週程度と長いため、インフルエンザのような大流行にはなりませんが、
小さい流行が数ヶ月に渡って続きます。

先月も今月も、子どもがおたふくになったが、自分がおたふくになったかどうかわからない
という親御さんの採血を立て続けにやりました。
かかってないと思っていても知らないうちに済んでいることもよくあるのですが、
たまたまかもしれませんが、数名は抗体がない、あるいはあってもかなり少ないという結果でした。

成人のおたふくは子どもと比べて重症化の頻度がかなり高くなります。
感染はほとんど自分の子どもからです。
子どもがかかってから自分はどうだったかと心配になるケースが結構ありますね。
過去にかかったかどうかは血液検査である程度わかりますので、
子どもさんがかかる前に検査しておくのもいいと思います。
もしくはワクチンを接種してしまうのも話が早いかもしれません。
小児科でも内科でもどちらでも相談してください。
ちなみに大人・子どもを問わず、かかった場合に不妊を心配されますが、
確かに精巣炎・卵巣炎は起こりやすいようですが、不妊の可能性はほとんど考えなくてよいようです。
でも。。。精巣炎はかわいそうなくらいつらそうですよ。

子どもにワクチンすべきかどうか?もインフルエンザと同じです。
確かに大半は軽症かもしれません。
誰が重症化するかもわかりません。
最近ようやく難聴の原因におたふくが大きな割合を占めることがわかってきました。
おたふくの無菌性髄膜炎で入院する子も意外と多いのも事実です。
だいたい治って登校・登園の許可を出せるのが1週間程度かかります。
そしてそのうちかかるだろう。。。が大人になるまでかからないと、
上で書いたような話になるわけですね。
そのあたりを考えていただけたらと思います。

接種時期は兄弟がいるのであれば1歳を越えたらいつでも。
第1子であれば集団保育に入るまでに。
それ以外であればもういつでも早い目に。

日本以外の国ではおたふくのワクチンを接種するべきかどうかなんて問題になりません。
定期接種で「原則接種しなさい」だからです。
しかも2回接種です。
みんなが接種するようになるといずれは2回必要になるかと思いますが、
日本ではだいぶ未来のことになるでしょうね。
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