先日、うちのM1号(小6女子)に子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)の1回目の接種を済ませました。
ぎゃーぎゃー騒いでおりましたが、終わったあとは、
「痛かったけど思ってたより痛くなかった^^;」とのこと。
そら注射やからちょっとは痛いわさ。
次回は春休みに接種予定です♪
で、そのHPVワクチンですが。
2009年12月に世界から遅れに遅れていたHPVワクチンが日本でも接種できるようになり、
2013年4月からは定期接種として小6~高1女子への接種が開始となりました。
ところが2013年6月に、HPVワクチン接種後に様々な症状を訴えるケースが報告されるとのことで、
急遽、『「積極的勧奨は控える」、でも、「定期接種」のままだから希望するなら接種できます』という、
みんながどうしたらいいのか困る対応が取られてしまい、結局そのまま今日まで至っています。
2015年の時点で厚労省の部会などから
「ワクチン成分との因果関係を示す科学的、疫学的な根拠は得られていない」との報告がありました。
2018年には名古屋市で7万人を対象とした調査が行われ、3万人からの回答を解析したところ、
ワクチンを接種した人と接種していない人で差はみられなかったという結論が得られています。
それらを踏まえてこのところ、産婦人科医・小児科医の先生たちの間で
HPVワクチンの接種を勧める傾向が強くなってきています。
それでも国の対応は変わりませんでしたので、
うちでも、外来では予防接種の際などに、HPVワクチンについて接種を検討してねとお話はしておりました。
とはいえ、その程度では接種希望者が増えるはずもなく。
今回ちょうどうちの娘が接種対象年齢であり、家庭や学校のイベントなどを考慮しつつ、
冬休みに1回目を接種することにしました。
これからは、
「うちの子は接種しましたよ。みなさんも前向きに検討してみませんか?」と言いやすくなりました。
ちなみに。
一番多感な時期の女子が対象です。
誰かが過換気で倒れたら、あら私も私もって集団で倒れてしまうのです^^;
めっちゃ痛いらしいで!とか、絶対禁句です。無駄にびびらせないでくださいね。
「かわはらせんせのところの娘さんは思ってたより痛くなかったらしいで」でお願いします。
参考までに。岡山県のリーフレットです。
「子宮頸がん予防に関するリーフレット」