マキノ病院小児科ブログ

小児科からのお知らせです

今シーズンのインフルエンザワクチン接種日程

2015年09月28日 | インフルエンザ/ワクチン
今年もインフルエンザの予防接種の時期が近づいてまいりました。

予約受付は10月1日(木)から開始します。

先日もお伝えしましたが、今シーズンからA型2種とB型2種に対する4種混合ワクチンです。

年齢毎の接種量・回数はこれまでと変更なく、以下のとおりです。
生後6ヶ月~3歳未満が0.25mlを2回。
3歳~13歳未満が0.5mlを2回。
13歳以上は0.5mlを1回です。


接種予定日は以下の通りです。

10月:20日(火)22日(木)27日(火)

11月:2日(月)5日(木)9日(月)10日(火)16日(月)
    17日(火)24日(火)26日(木)30日(月)

12月:1日(火)3日(木)7日(月)8日(火)10日(木)
    14日(月)15日(火)21日(月)22日(火)24(木)28日(月)

 1月:5日(火)7日(木)12日(火)19日(火)26日(火)


*接種時間帯は
 1.13-14時(受付は13時30分まで)
 2.16-17時

*10月20日(火)22日(木)
 1月5日(火)7日(木)12日(火)19日(火)26日(火)は16時からのみ

*12月28日(月)は13時からのみ

*夕方は夜診との兼ね合いで色々問題がありますので、
 受付時間と接種枠を3つに分けています。
 1.受付時間15時50分
 2.受付時間16時20分
 3.受付時間16時40分
 なるべく早めの来院をお願いします。

*接種費用は以下の通りです
 13歳以上:4600円

 13歳未満:1回目 4600円  2回目 3600円 
       (他院で1回目接種、当院で2回目は4600円)
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インフルエンザワクチン(2015-16)

2015年08月31日 | インフルエンザ/ワクチン
気が付けばもう8月も最終日。
長かった夏休みもようやく終わります。

となると、ぼちぼちインフルエンザワクチンの話が。。。

昨シーズンまでのインフルエンザワクチンは、3価混合ワクチンでした。
「A、A、B」ってことですね。
それが、今シーズンのワクチンから、4価混合ワクチンになります。
「A、A、B、B」とB型が2種類に増えます。

そして、今シーズンのワクチンは、日本では以下のように決まっています。
A型株 
A/カリフォルニア/7/2009 (X-179A) (H1N1)pdm09
A/スイス/9715293/2013 (NIB-88) (H3N2)
B型株
B/プーケット/3073/2013 (山形系統)
B/テキサス/2/2013 (ビクトリア系統)

カバーするタイプが増えるのはいいことです。

しかし世の中、世知辛いので。
1種類増やすだけやん?がかなりコスト増になるとのお話しで、
お値段据え置きというわけにはいかないと><:(現在調整中です)

そうなると、これまで以上に。。。

1回接種ではだめですか!?
そもそも接種しないとだめですか!?

さらにはインフルエンザワクチンなんて無駄とちゃうん!?
タミフルとかイナビルあるんやから、罹っても治せるやん!?

などなどの話が飛び交うことになりそうですね。

インフルエンザウィルスの感染症は、ほとんどの場合が自然に治るとはいえ、
急速に呼吸状態が悪くなったり、異常行動を起こしたり、
さらには脳炎脳症を発症することもあり、あまり甘くみておけるようなものではありませんね。

先日もある先生がコメントされてたのですが、
「インフルエンザワクチンは2回でも不十分なんだ」と。
そして、その不十分な点を、
「日常の睡眠、栄養、うがい、手洗い、マスク、人ごみを避ける等々で
リスクをできる限り下げる努力をするのが基本と考えます」と。

そして、今回の話をなんとかまとめて、アップしようとしていた矢先。
○日新聞に
インフルワクチン:乳児、中学生に予防効果なし 」なんて記事がΣ(゜д゜;)ガーン

よく見ると、むしろA型、特にかつての新型には予防効果高いやんとか、
重症化(入院)の予防効果ありとか書いてありますが、
見出しは「効果なし!」と誤解されそうなものに。。。
見出しだけ読む人多いでしょうに(-_-)

乳児も中学生も調査対象数が少なくて評価できていない群もあるのだから、
見出しで煽るのはやめてほしいなと。
同じ話を聞いてもポジティブに取るか、ネガティブに取るかで違うものですけどね。

むしろ、中学生も2回接種にしたら、結果もよくなるんとちゃうんとも?思ってしまいました。
乳児については以前より効果が落ちるのではと言われてましたが、
1~2歳群がそこそこな成績ですので、まったく効果なしと言い切るのは言いすぎとも考えてます。

いずれにせよ、
ワクチンも迅速検査も抗インフルエンザ薬もみんなで効果的に使っていけるといいですね。
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インフルエンザワクチン

2015年01月06日 | インフルエンザ/ワクチン
年は明けましたが、インフルエンザのワクチンはもう少し接種期間を取っています。

早々にインフルエンザにかかってしまいましたが、
今年はインフルエンザワクチンはもうしなくていいですか?とか、
この時期になってからワクチンしてもまだ間に合いますか?など。

ちょいちょい質問されます。

基本的な姿勢は「まあやって悪いことはないよね」です。

一度かかっても、シーズン中にはほかの型のインフルエンザもまだ流行ることも多いです。
たま~にですが、
A、A、Bと一シーズンに3回も検査陽性をたたきだすケースにもお会いしてしまいます。
AとBで2回かかることってまあまあありますよね。

1月に入ってから1回目の接種なんですけど。。。
な場合ですと、特に2回目の接種がさらに遅くからになります。
それでも接種しないよりはいいと前向きに考えるのもひとつかと。

いずれにせよ、お金もかかりますので、その点で余計に悩ましいことになってしまいますね。



ちなみに、これまで、
インフルエンザワクチンは感染予防効果はかなり低いから無駄!
という声もまあ聞こえてきていたわけですが。

昨年末くらいに、インフルエンザワクチンの接種効果は小さい子どもたちですら、
以前から言われていたよりかなり高いと考えられると報告している先生がおられました。

もうひとつついでに付け加えておくと、
前のシーズンにインフルエンザにかかってしまった次のシーズンこそ、
ワクチンを接種するとさらに効果が高まるとも言われています。


インフルエンザも所詮は大半は風邪症状で終わってしまう感染症で、
迅速検査の精度も年々よくなり、
タミフルやイナビルなどの治療薬もあって、
かかってしまってもすぐ受診して薬で治せば安くも済むやん♪

な方向にあまり進みすぎないようにだけ祈ってます。

脳炎・脳症はもちろんのこと、
新型インフルエンザ登場以降で問題になっている、
急速に呼吸状態が悪化するようなケースでは、
早期診断・治療は間に合わないことも多いと思われます。

インフルエンザにかからないようにするしかないわけで、
体調管理、手洗い・うがい、そしてインフルエンザワクチンが数少ない対策なんですね。



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今シーズンのインフルエンザワクチン接種日程

2014年09月19日 | インフルエンザ/ワクチン
8月にインフルエンザの小流行があったこともあり、
今シーズンのインフルエンザの流行はどうなるのかなとの思いもありますが、
今年もインフルエンザの予防接種の時期が近づいてまいりました。

予約受付は10月1日(水)から開始します。

例年通り、A型とB型に対する混合ワクチンです。

年齢毎の接種量・回数は以下のとおりです。
生後6ヶ月~3歳未満が0.25mlを2回。
3歳~13歳未満が0.5mlを2回。
13歳以上は0.5mlを1回です。


接種予定日は以下の通りです。
10月:20日(月)21日(火)23日(木)27日(月)28日(火)30日(木)

11月:4日(火)6日(木)10日(月)11日(火)13日(木)17日(月)
    18日(火)25日(火)27日(木)

12月:1日(月)2日(火)4日(木)8日(月)9日(火)11日(木)
    15日(月)16日(火)22日(月)25(木)

 1月:5日(月)6日(火)8(木)13日(火)19日(月)26日(月)29(木)


*接種時間帯は
 1.13-14時(受付は13時30分まで)
 2.16-17時

*10月21日(火)23日(木)
 1月5日(月)6日(火)8(木)13日(火)19日(月)26日(月)29(木)は16時からのみ

*夕方は夜診との兼ね合いで色々問題がありますので、
 受付時間と接種枠を3つに分けています。
 1.受付時間15時50分
 2.受付時間16時20分
 3.受付時間16時40分
 なるべく早めの来院をお願いします。

*接種費用は以下の通りです
 13歳以上:4100円

 13歳未満:1回目 4100円  2回目 3090円 
       (他院で1回目接種、当院で2回目は4100円)
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インフルエンザワクチンと卵アレルギー

2013年11月12日 | インフルエンザ/ワクチン
出足はゆっくり目でしたが、
日々インフルエンザワクチンの予約が増えてます。

またさらに寒くなってきましたし、
そろそろですよね。。。

うちのチビたちもやろうと思ってたら、
上の子が卵?アーモンド???(卵は成分表示なし)で騒動になってしまったので
少しだけ延期です><;


毎年、卵アレルギーって言われているけど、
インフルエンザワクチンは接種しても大丈夫か?と質問が。

去年はブログではスルーしてしまっていたようですが^^;
その前はインフルエンザワクチンと卵アレルギーで話してましたね。

心配で心配で仕方がないのなら、
皮内テストしてからというのもひとつの選択かもしれませんが、
それほどあてになるわけでもなく、
しかも余分に泣かせるのは間違いないので、
うちではいままでやったことはないですね。

先日の横浜の学会でも、
「鶏卵アレルギーでも積極的にインフルエンザワクチンを接種すべき」
な内容の発表している先生もおられました。

なんにしろ、接種に問題ないと考えています。
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インフルエンザワクチンQ&Aより

2013年10月13日 | インフルエンザ/ワクチン
インフルエンザワクチンはうったほうがいいですか?

と毎年質問されますので、
先日もらった資料からanswerをちょっと手をいれてぱくらせてもらいます。



『日本で使われているインフルエンザワクチンは不活化ワクチンであり、
その効果の持続期間はおおむね半年程度とされています。

さらに、インフルエンザウィルスは、流行株が毎年少しずつ変化するため、
やはり毎年継続して接種することが推奨されます。

インフルエンザワクチンにはインフルエンザの発症を予防する効能がありますが、
100%の効果を期待することはできません。

有効性に限界があるからこそ、より多くの方に接種していただければ、
乳幼児や、基礎疾患などのためにワクチンを接種できない方などをも、
その集団免疫効果によって守ることができます。

そのため、積極的にワクチンを接種するように勧めます。

インフルエンザは発症しても抗ウィルス薬があるので、
ワクチンでの予防は必ずしも必要でない、という考え方はお勧めできません。
発症後に抗ウィルス薬を使っても、重篤な合併症を発症する危険性はなくなりません。
また、抗ウィルス薬を使っても、
周囲に対しては感染力を持ったままの状態が続きます。

やはりワクチンで予防することが重要です。』



ご参考まで。

公費で全員接種できたらこんな説明いちいちいらないんですけどね><;
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今シーズンのインフルエンザワクチン接種日程

2013年09月24日 | インフルエンザ/ワクチン
今年もインフルエンザの予防接種の時期が近づいてまいりました。

予約受付は10月1日(火)から開始します。

例年通り、A型とB型に対する混合ワクチンです。

年齢毎の接種量・回数は以下のとおりです。
生後6ヶ月~3歳未満が0.25mlを2回。
3歳~13歳未満が0.5mlを2回。
13歳以上は0.5mlを1回です。


接種予定日は以下の通りです。
10月:21日(月)22日(火)28日(月)29日(火)

11月:5日(火)7日(木)11日(月)12日(火)14日(木)18日(月)
    19日(火)25日(月)26日(火)28日(木)

12月:2日(月)3日(火)5日(木)9日(月)10日(火)12日(木)
    16日(月)17日(火)24日(火)26日(木)

 1月:6日(月)7日(火)9(木)14日(火)20日(月)30日(木)


*接種時間帯は
 1.13-14時(受付は13時30分まで)
 2.16-17時

*1月6日(月)7日(火)9(木)14日(火)20日(月)30日(木)は16時からのみ

*夕方は夜診との兼ね合いで色々問題がありますので、
 受付時間と接種枠を3つに分けています。
 1.受付時間15時50分
 2.受付時間16時20分
 3.受付時間16時40分
 なるべく早めの来院をお願いします。

*接種費用は以下の通りです
 13歳以上:4000円

 13歳未満:1回目 4000円  2回目 3000円 
       (他院で1回目接種、当院で2回目は4000円)
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今シーズンのインフルエンザワクチン接種日程

2012年09月24日 | インフルエンザ/ワクチン
いつの間にやら、今年もインフルエンザの予防接種の時期が近づいてまいりました。

予約は10月1日(月)から開始します。

例年通り、A型とB型に対する混合ワクチンです。

昨シーズンから接種量が変更になっています。
生後6ヶ月~3歳未満が0.25mlを2回。
3歳~13歳未満が0.5mlを2回。
13歳以上は0.5mlを1回です。

接種予定日は以下の通りです。
10月:22日(月)25日(木)29日(月)

11月:1日(木)5日(月)6日(火)8日(木)12日(月)13日(火)
    19日(月)22日(木)26日(月)27日(火)29(木)

12月:3日(月)4日(火)6日(木)10日(月)11日(火)13日(木)
    17日(月)18日(火)25日(火)27日(木)

 1月:7日(月)10日(木)

*接種時間帯は
 1.13-14時
 2.16-17時

*11月27日(火)、1月7日(月)・10日(木)は16時からのみ

*夕方は夜診との兼ね合いで色々問題がありますので、
 受付時間と接種枠を3つに分けています。
 1.受付時間15時50分
 2.受付時間16時20分
 3.受付時間16時40分
 なるべく早めの来院をお願いします。

*接種費用は以下の通りです
 13歳以上:4000円

 13歳未満:1回目 4000円  2回目 3000円 
       (他院で1回目接種、当院で2回目は4000円)
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ロタウィルスワクチン

2012年07月10日 | インフルエンザ/ワクチン

7月20日にもう一つのロタウィルスワクチン『ロタテック』が発売になるとか。

ちなみにすでに接種可能になっているのは『ロタリックス』です。

この2つのロタウィルスワクチン。。。

微妙に違いがあります。
微妙なのでこれがまた悩ましいのではありますが。。。

ロタリックスは1価ワクチン。
ロタテックは5価ワクチン。

1価と5価と言われるとなんだかロタテックの方がいい気がしますね^^;

いずれのワクチンでも効果にそれほど大きな差はでないと聞いておりますが、どうでしょうか。

ロタリックス、ロタテックともに生後6週から接種可能ですが、
ロタリックスは生後24週までに「2回」の接種を完了で、
ロタテックは生後32週までに「3回」の接種を完了することとなっています。

どちらも経口の生ワクチンです。

どちらもいまのところ任意接種です。

完了までの接種料金はどちらも似たり寄ったりにないそうと聞いています。

ちなみに、ロタウィルスワクチンには副反応としての腸重積の問題がどうしてもついてきます。

すでにロタリックス接種後の腸重積の報告もあるようです。
できるだけ初回接種を早めに開始するようにとされています。


子宮頚癌ワクチンのサーバリックス・ガーダシルといい、
このロタウィルスワクチンのロタリックス・ロタテックといい、
選択肢があるのはいいのか悪いのかよくわかりませんね。

ロタテックも採用するかどうか、もう少し考えておこうかと思ってます。

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インフルエンザの出席停止期間

2012年02月18日 | インフルエンザ/ワクチン
抗インフルエンザ薬のなかった時代に決められた出席停止規定。
新型インフルエンザの時にもやや混乱がありましたが、
ようやく見直しされるようです。

(以下引用:共同通信社)

文部科学省は16日、
児童生徒や学生がインフルエンザを発症した場合の
小中高校や大学の出席停止期間について、「解熱した後2日間」としている現行基準を
「発症後5日を経過し、かつ解熱した後2日間」に見直す方針を決めた。

発症後5日たてばウイルスがほとんど検出されなくなるとの研究報告を受けた対応。
周りにうつす可能性がある期間内でも、薬で熱が下がったとして早期に登校するケースが増えているため、
新基準を追加する。3月中に関連省令を改正し、4月1日に施行予定。

また、幼稚園児については、低年齢ほど感染させる可能性がある期間が長いとの医学的知見を踏まえ、
「解熱した後2日間」から「発症後5日を経過し、かつ解熱した後3日間」に改める。

(引用終わり)

施行予定が4月1日となっていますが、
月曜からは一応こちらの基準もお伝えしておこうかと思います。
4月までは保護者の判断にゆだねるしかないですからね。

場合によっては、診断されたその日に熱が下がったからと、
発症4日目で学校に行けてしまってましたからね。

元気になっても5日間は休まないといけないとなると、親は大変ですけどね。。。
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インフルエンザと異常行動

2012年02月16日 | インフルエンザ/ワクチン
5年くらい前のことでしたか、
インフルエンザと診断され、タミフルを内服した後に、
10代の子どもで転落や事故で亡くなる事例が続きました。

インフルエンザの意識障害」で随分以前にも触れていましたね。

抗インフルエンザ薬(タミフルやリレンザなど)を使っていないのに、
異常行動が見られる例も多数あり、実際に転落などの事故もあるようです。

実際にインフルエンザと診断されて、治療をどうするかという段階で、
タミフルに抵抗がある方が大勢おられます。
10代には基本的にタミフルが使えませんので、
必然的に吸入薬のリレンザやイナビルの使用量が増えます。

そうなるとわかりきっていたことではありますが。。。

今朝のことですが、
「イナビルを処方された10歳代の患者様の転落死が報告されました」
とのお知らせが届きました。

みなさんある程度は知っておられると思いますが、
外来ではあまりしっかり説明はしておりませんでしたので、
いまさらではありますが、注意喚起しておこうと思います。


*インフルエンザにかかった場合、抗インフルエンザ薬の投与の有無に関わらず、
 異常行動などの精神神経症状が見られることがあります。
 発症後、少なくとも2日間、保護者の方は小児・未成年者が1人にならないように
 十分配慮するようにと勧告されています。
 異常行動が脳症などの最初のサインであることも考えられますので、
 何かおかしい場合は慎重に経過をみる必要があります。


大きいお子さんをずっと見張っていろというのも難しい話ですが、
実際に事故や事故死が起こっている以上は気をつけるしかありません。

インフルエンザの治療について」も少し手を入れておきました。
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インフルエンザワクチン

2011年12月03日 | インフルエンザ/ワクチン
供給不足から新規の予約を受け付けておりませんでしたが、
新たに追加の入荷が決まりました。

入荷待ちリストに登録していただいておられた方たちには順次連絡がいっているかと思います。

新規分として、もう少し余裕があるようですので、希望される場合は、早めに予約をお願いします。
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インフルエンザワクチンと卵アレルギー

2011年09月30日 | インフルエンザ/ワクチン
インフルエンザワクチンは製造の過程で鶏卵を利用します。
そのため、極微量とはいえ、鶏卵の成分がワクチンに含まれる可能性があります。

ただし、現在ではワクチンに含まれる鶏卵成分は極めて微量のため、
卵アレルギーに関してそれほど神経質になる必要はないと考えています。
アナフィラキシーショックの既往があるなどよほどの重症の場合は少し慎重にならざるをえませんが、
そこそこの卵アレルギーであれば、実質「気にせずに」接種しています。
うちの上の子だってそうですし。

むしろ、卵アレルギーがあろうが、なかろうが、
ワクチン自体へのアレルギー反応は誰にでも起こりうるわけですから、接種した後が大事だと思います。
院内で少なくとも30分は様子をみてもらっているのもそのためです。
とはいえ、30分大丈夫だからといって、その後何も起こらないことの保証にはなりませんが。
実際、接種後1時間とか、数時間後とかにアレルギー症状が起こることもありますから。
帰ってからもできたらおとなしくね。。。は無理と知りつつ言ってますが、大事なことなんですけよね。

それでも卵アレルギーが心配で。。。という場合は、
うちなら、昼の部の一番最後に接種して、しっかり経過観察するのが一番いい選択だと思いますよ。
相談してもらったら、そのあたりは配慮しますので。

ちなみに、MR(麻疹・風疹)ワクチンも同じ扱いですね。
卵アレルギーが一人歩きしないように注意ですね。
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インフルエンザワクチン(接種したほうがいいですか?)

2011年09月29日 | インフルエンザ/ワクチン
これまた毎年よく聞かれることですが。

「インフルエンザワクチンは接種したほうがいいですか?」

インフルエンザはワクチンを接種していたとしても、
ある程度の子がインフルエンザにかかってしまいますので、
どうしてもこの手の質問はなくなることはありません。
お金もかかりますしね。

定期接種になってしまえば問題なしになるのですが、
以前の集団接種(1962-1994)が中止になって以降、
今のところ、定期接種になるほどの話は聞こえてきませんね。

集団接種がなぜ中止になったのか。
「インフルエンザワクチンは無効!」という流れが加速し、
接種率が低下し続け、最後には任意接種になったということのようです。

無効だとする報告に問題もあるとの意見もみましたが、
いずれにせよ、中止になってしまったのは事実です。

集団接種が中止になってから、なぜだかインフルエンザ脳症の報告が急に増えるようになります。
インフルエンザの診断方法の進歩や脳症・脳炎の診断方法の進歩だけの問題なのでしょうか。
インフルエンザ脳症という概念が知れ渡るようになっただけの話でしょうか。

年によってばらつきがあるものの、年間で100~300名程度の脳症・脳炎が報告されます。
確かに、ワクチン接種していても脳症を発症したという例もあることはありますが、
個人的には脳症・脳炎の子をもうみたくないということだけでも接種しておいてもらいたいですね。
大きな病院で重症の子をみておられる先生たちはもっと切実に感じておられると思います。
ワクチン接種以外に脳症・脳炎に関しては、うつ手がないからです。
ワクチン接種済みで亡くなった子はいまのところ聞いたことがありません。
唯一、新型インフルエンザで、ワクチン接種済みの成人女性が脳症で亡くなった話は聞いています。

ワクチンを接種してなかったのに、インフルエンザにかかってしまい、
やたらとしんどそうなわが子を目の前にして、ワクチンを接種しておけばよかったと思う親御さんもおられます。
逆に、せっかくワクチンを接種していたのに、インフルエンザにかかってしまって、がっかりな親御さんもね。
毎年接種していたのに、意味ないかなとやめた時に限って、きっちりかかって後悔なんてケースも。

かかって免疫をつけたらいいという意見。
かかってもタミフルなど治療薬があるのだから、すぐ薬で治せばいいやんという意見。
たしかにインフルエンザも普通は何もしなくても治る感染症なのですから、一理ありともいえます。
タミフルは散々叩かれましたが、他の抗インフルエンザ薬が続々と登場してきましたし、
治療の選択の幅はこれまでとは比べ物になりませんしね。

そんなこんなでも、トータルとして、インフルエンザワクチンは接種するだけのメリットは大きいと思います。
「接種していてもかかる」が強調されやすいですが、「かかりにくくなる」のも事実ですし。
あとは、お金がかかる・100%安全なワクチンは存在しないという点とで、
天秤にかけてどうしますか?。。。でしょうか。
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インフルエンザワクチン(接種回数)

2011年09月27日 | インフルエンザ/ワクチン
途中まで書いていたのに、ワクチン不足問題で棚上げになっていた件です。


「2回うたないとダメですか?」

毎年よく聞かれます。

基本的に接種量と接種回数は規定されてますので、
「ほな1回でいいよ」とも言いにくいのは確かです。
添付文書ってやつはなかなか手ごわいヤツなのです。

でも、毎年接種しているのなら、1回でとしておられるところもあったのも事実。

また海外、たとえば、アメリカでは9歳からは1回接種で、
9歳未満でも毎年接種しているのなら、1回接種でとなっているようです。

今シーズンからは13歳未満の場合、接種量が増えました。
これに併せて、接種回数についても変更があるのかもとの話もありましたが、
結局今まで通りということになっています。
もしかしたら、来シーズンあたりには回数についても変更があるかもしれませんけどね。

あとは少なからずお金もかかりますので、
毎年接種してるからという理由で1回だけで済ませるのは、
それが親の判断であれば、頭から否定することはありません。

でもしつこいですが、あくまでも基本は、
生後6ヶ月~3歳未満が0.25mlを2回。
3歳~13歳未満が0.5mlを2回。
13歳以上は0.5mlを1回です。

ちなみに、うちのチビ(4歳、2歳)はもちろん2回接種の予定です。
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