マキノ病院小児科ブログ

小児科からのお知らせです

水いぼ(伝染性軟属腫)(その3)

2013年01月23日 | 診療
毎年プールに絡んで少しややこしいことになる水いぼ。

うちの上の子の右足首にやたらと狭い範囲に密集していたのですが、
保育園も特に何も言ってこないことをいいことに長い間放置してました^^;

ところが、冬になって突然上半身にも出現(T-T)
鼠径部やらおしりやらにも。。。><;

以前お話していた水いぼに五苓散の件(水いぼ(伝染性軟属腫))。
何人かに処方してみたものの、誰も飲めず。。。

それ以来、話はするものの、誰も飲もうともしてくれず仕舞いになっていたところに、
なんと我が家に実験台がっ!!

ということですね!?(ΦωΦ)フフフ・・

М1号は薬は喜んで飲む子です。
この子でダメならもうほかの子は絶対ダメだろうというレベル^^;

さっそく薬を処方して。。。

おそるおそる口にするМ1号。

まずニオイが気にいならかったようで、なだめすかして口にほりこみ。。。
速攻お茶で流し込み。。。
ごはんで口直し^^;

うむ。。。
ちょっと量も多い目にしといたのもあって、余計につらかったようです。

ヨクイニンの方はみんなと一緒でお気に召したようで、ぼりぼり食べてますが。

その後、なんだかんだでイヤがりつつも、かれこれ2週間ほど続いてます。
このまま2,3か月頑張ったら果たして水いぼちゃんとさよならできるのでしょうか?

うまくいったら報告します(`・ω・´)ゞ

黙ってたら。。。
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署名運動(7ワクチン定期接種化)

2013年01月21日 | ワクチン その他
平成22年9月にも同様の署名をお願いしたことがありましたが、
同じく日本医師会と予防接種推進専門協議会による署名活動への協力依頼がありました。

以下、趣意書を貼り付けておきます。

趣意書
わが国では、子宮頸がん予防、ヒブ、小児用肺炎球菌、水痘、おたふくかぜ、成人用肺炎球菌、
B型肝炎などのワクチンは任意接種であり、日本の予防接種政策は世界から大きく遅れているのが実情です。

厚生科学審議会感染症分科会予防接種部会において平成24年5 月23 日に取りまとめられた
「予防接種制度の見直しについて(第二次提言)」では、「医学的・科学的観点からは、
7ワクチン(子宮頸がん予防、ヒブ、小児用肺炎球菌、水痘、おたふくかぜ、成人用肺炎球菌、B型肝炎)
について、広く接種を促進していくことが望ましい。」とされています。

ワクチンで防ぐことができる病気( VPD:VaccinePreventable Diseases)からひとりでも多くのひとを
救うために、予防接種法を改正し、地域間や経済的格差なく、希望するすべてのひとが定期接種で
これらのワクチン接種が受けられる制度を早期に実現させる必要があります。

日本医師会と予防接種推進専門協議会は、7つのワクチンの定期接種化に向け、
速やかな予防接種法の改正の実現のため署名活動を行うことといたしました。
国民の皆様にも広くこの活動の趣旨をご理解いただき、ひとりでも多くの方にご署名賜り、
国への働きかけの力とさせていただきたいと存じます。どうぞよろしくお願い申し上げます。

平成25年1月
日本医師会
会 長 横倉 義武
予防接種推進専門協議会
委員長 岩田 敏




外来受付や小児科外来に用紙を置いておきますので、外来受診の際は署名をお願いします。
ちなみに小児科学会HPでも署名用紙のダウンロードが可能です。

2月22日(金)に小児科学会必着とのことで、
期限は2月19日(火)までということになりそうですね。
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インフルエンザ(その2)

2013年01月12日 | 診療
昨年の今頃こんな感じ。。。

インフルエンザ

そして今シーズン。

内科で陽性になるのはみんなA型。
そしてそして、昨日小児科で陽性だったのはB型。。。
同じクラスの子がみんなB型なので間違いではなさそうです。

今年もマキノだけ!?な流行になるのでしょうか。。。

と思っていると、今日は今津の保育園でもB型、違う保育園はA型と。
なんだかややこしいことになってますね。

水ぼうそうもまだもうちょっと流行が続きそうです。

嘔吐・下痢の子も相変わらず増えはしないけれども減りもせず。

連休が終わったらまた患者さん増えそうな気もしますね。
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インフルエンザの治療について

2013年01月11日 | 診療
朝に水ぼうそうとおたふくが。。。とコメントしていると、
某小学校から電話が。

とうとう当院小児科周辺にもインフルエンザがやってきたようです。

今年も検査検査、そして治療どうする??なシーズンの始まりですかね。

昨年・一昨年とあまり変わりありませんが、外来でもお渡しするので改めて。


☆ インフルエンザの治療について 

インフルエンザにかかった場合、確かに明らかに「しんどい」ことが多いですが、
それほどでもないケースも多く、ほとんどは自然経過で治っていく感染症です。

しかし、稀には脳炎・脳症になる場合や、急速に呼吸状態が悪くなる場合もあり、
そのような可能性がある場合は慎重に経過をみていく必要があります。
以下、治療をどうするか判断する際に参考にしてもらえればと思います。


1.元気だけど、調べたらインフルエンザだった。

  ある意味このケースが一番悩ましいでしょうか?
  今は元気そうだけど、そのまま元気がどうかは誰にもわかりません。
  でも元気なのにインフルエンザの薬は必要なんだろうか?
  投薬なしで経過をみるのは決して悪いことではありません。
  もともと薬なんて飲んでくれないような子どもたちならあきらめやすいかも?

2.漢方薬

  飲めるなら、1つの選択肢になります。
  味はまあそれなりに。。。というところでしょうか。
  うちでもちょこちょこ処方しており、効果については、ある程度以上期待していいと思ってます。
  タミフル並みとかそれ以上とか。。。な話も聞きます。
  小さい子でも飲める子は普通に飲んでくれるようですよ。

3.タミフル

  1日2回5日間内服します。
  タミフル耐性ウィルスだと効果はかなり落ちることになります。
  耐性ウィルスについてはあまり大騒ぎする必要はないということですが。

  タミフルと異常行動の関係の問題で一時問題になりましたが、
  直接的な関連性は否定的とのことになっています。
  ただし、副作用としての精神神経症状の報告が10代ではやや多くなるようですので、
  基本的に10代のお子さんには漢方薬あるいは吸入薬が選択肢となります。
  
  1歳未満への投与もあまり積極的にはできない状況ではありますが、
  乳幼児では選択肢が少ないので投与する機会は多くなるかと思います。

4.吸入薬(リレンザ・イナビル)

  リレンザは以前よりありました。1日2回、5日間吸入します。
  イナビルは1回だけ吸入したらそれで終わりな薬です。
  いずれもちゃんと吸入できる年齢であるなら、特にダメな理由はありません。
  当然、きちんと吸入できないと効果はほぼないと考えていいかと思います。
  実際に吸入薬を使っても熱が下がらない子もちらほらみかけます。
  何歳からOKと言いにくい薬ですね。 

  吸入薬でも異常行動の報告はあります。
  タミフルより安全と考えていいものではありませんのでご注意ください。

5.注射薬(ラピアクタ)

  重症の場合、もしくは重症化が予想される場合や、
  飲み食いできず、薬が飲めない、吸入もできない場合には注射薬も検討されると思います。
  内服や吸入ができるのに点滴を選択するというのはあまり意味がない薬と考えています。
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インフルエンザ

2013年01月09日 | 診療
ぼちぼち内科で迅速検査陽性の数が増えてきています。

そろそろ小児科でも。。。でしょうかね。
ちょっと遅めの流行開始になりそうです。

赴任直後の冬もこんな感じだった気がします。

いつまで経ってもインフルエンザも流行せず、
忙しいはずの冬がなんと1月が一番小児科の受診数が少ないという事態で。。。

今は亡き理事長をはじめ、「小児科をなんとかしないと」な雰囲気になる始末^^;

結局2,3月が忙しくなったんですけどね。

全国的にノロウィルスノロウィルスと言われている割には、
嘔吐下痢はそれほど爆発もせず、たまに入院にはなっている程度。

冬休み効果がそろそろ切れてくるので、連休明けくらいからどうなるでしょうかね。

手洗いうがい頑張ってくださいね。
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ヒブワクチン

2013年01月07日 | ワクチン その他
ヒブワクチンの追加接種について通達が届いていました。


追加接種について、
これまでは3回目(ケースによっては2回目)の接種後概ね1年の間隔で1回皮下に接種を行うとされていましたが、

「3回目(ケースによっては2回目)の接種後7~13ヶ月の間に1回皮下に接種する」に変更とのこと。

なんだか微妙な変更な気もしますが、
13ヶ月を超えてしまうとややこしいことになりそうです。

肺炎球菌ワクチンの追加接種と一緒にする機会は増えそうですね。


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1月の小児科休診

2013年01月04日 | 診療
年が変わりましたが、

毎週水曜日は小児科休診に変わりありません。

その他の臨時の休診の予定はありません。

14日(月)は祝日ですね。
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1月の小児科当直

2013年01月04日 | 診療
1月は

11日(金)

20日(日)

が小児科当直です。
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新年あけましておめでとうございます

2013年01月01日 | その他
明けましておめでとうございます。

新年のご挨拶をブログでするのも4回目になりました。

最近では更新もかなりさぼりがちなのにもかかわらず、
それでもチェックしていただいておりますようで、まことにありがとうございます。

マキノ病院勤務はこの5月で丸9年になります。。。

前々任の岡田先生のマキノ病院勤務が8年だったそうですので、
ひそかに記録(!?)更新なんですよね。

いろいろな要素を自分なりに考えた挙句に選んできた道ですが、
それでも10年にせまろうとなってくるとしみじみ思うことも多いですね。

なにはともあれ、
みなさまどうぞ今年もどうぞよろしくお願いいたしますm(o´・ω・`o)m

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