マキノ病院小児科ブログ

小児科からのお知らせです

色々

2010年12月29日 | 診療
今年最後の当直も終わりました。
診療も今日の夜診で今年最後です。

年末になってうちでもとうとう嘔吐・下痢の受診が始まってしまいました。
年末年始、気をつけてくださいね。
民族大移動で年明けにはインフルエンザもやってきそうですね。
愛知県ではこんな時期に麻疹が流行?しているんだとか。
RSウィルスの細気管支炎もまだまだ流行が収まりそうにないですし、
年明けからも悩ましい時期は続くかと思われます。

報告も少しだけ。

以前お願いしたワクチンの署名ですが、全国で230万筆集まったそうです。
ご協力ありがとうございました。
ヒブや肺炎球菌に続いて、みずぼうそうやおたふくも早くなんとかなって欲しいものです。

あと、新年度のマキノ病院広報で腸炎についてのお話をと言っていましたが、
12月はじめに当院の理事長が亡くなったこともあり、掲載が延期(2月?)になるそうです。
ちょっと流行に間に合わない気もしますが、仕方ありませんね。
まあブログを読んでくださっている方たちには目新しいことは何もないのですが^^;

ちょっと早いですが、今年もお世話になりました。
来年もよろしくお願いします。





そうそう、あ〇〇ママさんからつっこまれないうちに、
年内の忘れ物もちゃんと片をつけておきます♪
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ポリオ(補足)

2010年12月28日 | ワクチン その他
不活化ワクチンが接種できるのならそれでめでたしめでたし。。。

と簡単にはおしまいにできないみたいです。

生ワクチンを接種する人、不活化ワクチンを接種する人が混在することになると、
不活化ワクチンを接種した人は、それでも生ワクチン接種済みの人からの感染を
完全には抑えられない可能性もあるとか。
そのせいもあって、名古屋の病院などは、不活化を2回接種してから、
生ワクチンを2回接種する方法を薦めているんだそうです。

不活化を接種しないけれど、生ワクチンも接種しないという人が増えると、
海外から持ち込まれる野生株ポリオの感染が増えるのではという心配の声も聞かれます。

不活化ワクチンが接種できるようになること自体は悪いことではないんですけどね。

あとはうちの「病院」としての立場からは、国が正式に認めていない輸入ワクチンで、
万一のことが起こった場合を考えると、「不活化します、はいそうですか」は難しいとのこと。
万一はないと言い切ることはできませんから、そうなると何もできないんですけど。。。

ちなみに、生ワクチン接種で起こるとされる、ポリオワクチン関連麻痺ですが、
国はおよそ500万接種に1例、アメリカでは200万接種に1例、
WHOは100万接種に2-4例の頻度としており、かなりばらつきがあります。

でも、実際にポリオを発症してしまったら、頻度も何もないわけですし、
春の集団接種に向けて、もう少しなんとかできないものか考えてみます。
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発熱のアンケート

2010年12月20日 | 診療
インフルエンザの予防接種の際に「発熱に関するアンケート」をお願いしていました。
インフルエンザワクチンも初回接種はほぼ終了しましたので、アンケートも終了しました。
みなさん、ご協力ありがとうございました。

アンケート発案の滋賀医大の松井Dr.は、
昔から「発熱に関する啓蒙をもっとしていかねばっ!!」な小児科医で、
深夜帯の時間外受診でもお母さん方に熱く熱く語ってしまう人でした。

発熱恐怖症・熱恐怖症と言う言葉があります。
文字通りですが、必要以上に熱について心配することですね。
「恐怖症」とは言っても、高所恐怖症、対人恐怖症などとはかなりニュアンスが違います。
ベースにあるのは「ちゃんと知らない」「誤解」のたぐいです。
誰も教えてくれないから仕方ない。。。ではやはり困ります。

小児科医なら誰もが夜間当直帯の熱での受診をもう少しなんとかできないものかと考えると思います。
自分もみんなが「熱がでた熱がでた」とあまりにおっしゃるので、
なんとかできないものかとは思いつつ、まあマキノに来てからは
外来中も、時間外受診中も結構時間をかけてお話はしてきたつもりです。

そして去年からはブログでもやいのやいのと言ってきました。

でもマキノのような狭い地区でさえ、伝えていくのはかなり難しいですね。
そしてこのあたりで立ちはだかる大きな壁は。。。「じいじばあば」の壁(T-T)
まあ失礼な話ながら、いやもう、これはほんと大変です^^;
自分たちで勝手に心配して、親御さんたちに余計な心配を増やしつつ、
自分たちはあまり病院に来ないもんだから、ちっとも前に進めない^^;
ブログ読んで勉強してくださいm( __ __ )m。。。
でさえ、なかなか世代的にも難しいことが多い^^;

腸炎のことで保育園、小学校、中学校を巻き込んでみました。
ついでに熱のこともみてくれるきっかけになるでしょうかね。
そして長い目でみて、子どもたちにも教えておくしか仕方ない気もします。
10年20年後にどうなってるかはわかりませんが。

というわけで、各先生方。。。
あとはよろしく♪

発熱シリーズは結構たくさんですが^^;
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公費助成(ヒブワクチン、肺炎球菌ワクチン、子宮頚癌ワクチン)

2010年12月17日 | ワクチン その他
高島市では、来年1月4日からですが、
ヒブワクチン、肺炎球菌ワクチン、子宮頚癌ワクチンへの公費助成が始まることとなりました。
国と市による全額助成です。

助成開始まであとわずかではありますが、
公費負担が始まるのなら、接種を待っていいですか?の質問はお答えしません、できません。

ヒブワクチンを接種するつもりでいたのに、公費助成の話を聞いて延期にしていたら、
ヒブの細菌性髄膜炎にかかってしまった子が実際におられるそうですとだけは言えますね。

とはいえ、全国的にも早い時期に公費助成が始まることはとてもすばらしいことです。
これで接種したほうがいいですか?の質問はいらないことになります。
なんで接種しないの?でおしまい。
定期接種ではないので接種は義務ではないですけどね。

公費助成の対象年齢は
ヒブワクチン、肺炎球菌ワクチンが2ヶ月~5歳未満で、
子宮頸癌ワクチンが中学1年生~高校1年生(もちろん女子のみです)となっています。

これまでに接種していた場合は、残りの接種に対して助成されます。

子宮頸癌ワクチン対象の高校1年生は、あと3ヶ月しかないことになりますので、
この学年に限り、3月までに1回、あるいは2回接種しておけば、
高校2年生になってからも残りの助成を受けることができるそうです。

ちなみに、個人的にですが、子宮頚癌ワクチンはちょっと違うスタンスでいます。
公費助成から外れる年齢までにはしておきましょうか。。。です。
あまり急いで接種しなければならないワクチンではないですからね。。。
性教育と一緒に考えていく必要のあるワクチンですし。
高1のお子さんがおられる方は早めに検討していただければと思います。
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ポリオワクチン(続き)

2010年12月16日 | ワクチン その他
実際にやるかどうかは別として、やってみる前提で考えてみないと話は前に進みません。
というわけで、とりあえず輸入代理商社に問い合わせてみました。
さすがにここ数日で問い合わせがたくさんあるようです。
で、問題はコストだけではなく、1年間しかない有効期限にもあることがわかりました。
希望者が少ないのに多く在庫をかかえてしまったら、ワクチンが無駄になってしまいますし。
まあ希望者が少なすぎると当然ワクチンも高くなるしと悩ましいです。

対象がほぼ0、1歳に限定されていますので、
当院周辺の方で、さらにわざわざ有料のワクチンを希望される方となると。。。
どれくらいおられるんでしょうかね。

是非接種したい!という方は、匿名でもかまいませんので、
コメント欄に何か残してもらえると参考にします。
最終的に院長の許可も必要ですし、すぐにどうこうできるとは思っていませんが。。。

ちなみに、不活化ワクチンは皮下注射もしくは筋肉注射とされています。
ポリオ関連麻痺の心配はなくなりますが、接種部位の腫れや痛み、発熱などのほかのワクチンと
同じような副反応はゼロではありません。
ヒブや肺炎球菌などに比べると副反応の頻度はかなり低いとは聞いていますが。

そうそう、接種スケジュールですが、

生後2ヶ月時に1回、その8週後に1回します。
生後2ヶ月を越えていても同じことです。

そして2回目接種のおおよそ1年後に3回目。
4歳以降に4回目で終了です。

1回生ワクチンを接種している場合は、
生ワクチンから2ヶ月以上あけて1回目。
その8週後に2回目。
4歳以降に3回目で終了です。

不活化ワクチンですから、ヒブや肺炎球菌、三種混合と同時に接種したり、
1週あけて接種したりと、接種スケジュールについてはそれほど悩ましくないのはいいですね。
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ポリオワクチン

2010年12月15日 | ワクチン その他
先日NHKのクローズアップ現代で、日本のワクチン様々な問題点について報道されていました。
と言っても、その時間は帰宅途上なので見てないんですが^^;

まあ色々話は聞きましたが、なかでも悩ましいのがポリオワクチンです。
数年前までは、ポリオワクチンは副反応も少なく、安全なワクチンと認識していました。
接種済みの乳児から感染する可能性があるとは知っておりましたが。

ポリオの接種については、優先順位は一番最後でよいと常々考えていました。
しかし、春と秋にしかないために、今受けないとしばらく接種できないからとの困った指導によって、
先に受けておいて欲しいワクチンが後回しになっているのが問題だとは思っていました。
今では、保健師さんたちに何度がお話して、
マキノあたりではさすがにそういったことはほとんどなくなっているとは思いますが。

ところが、自分が不勉強だっただけで、ポリオワクチン関連麻痺が実際には予想以上に多いことを知ります。
そうはいっても、すぐにはどうしようもない問題でもあります。
ブログを開始後も2月に神戸でワクチンを接種していないのにポリオを発症した子の話も聞いていました。
一度は記事にしようともしたのですが、根性足りないのでまとめられませんでした。。。

不活化ワクチンの早期導入を求める署名運動も知っていました。
が、代替手段がほぼない状態で話をしていいのかわからないので、やはりできませんでした。
一番近くて奈良で接種できますよ。。。なんて言えませんでした。

そんな中、今回の報道をきっかけに、不活化ワクチンを海外から輸入して接種しようという動きが全国で広がりそうです。

一番の問題はやはりコストでしょうか。
輸入にあたって、当然のように輸送量がかかります。
ワクチンは温度管理などが必要ですから、結構なお値段になるんだそうです。
そのため、大勢が希望されるような施設ではコストダウンが可能になる反面、
希望者が少ない地域では、どうしても負担が大きくなります。

実際にすでに輸入ワクチンを接種している施設が全国にありますが、
値段は5000円程度~10000円以上とものすごくばらついているようです。

生ワクチンの定期接種だと無料です。
わざわざお金を出して不活化ワクチンを接種したいと言う方がよほど多くないと手がだせそうにありません。
もしうちでやろうと思っても、うちの年間の任意接種の接種数を考えると。。。

国はあくまでも現行の生ワクチンで問題なしとの姿勢です。
日本脳炎でADEM1例で大騒ぎしたのがウソのようです。
とはいえ、一応は、この4月に国産不活化ワクチンの開発促進を各メーカーに要請はしてはいます。
それでも三種混合ワクチンと不活化ポリオワクチンの4種混合ワクチンが接種できるようになるのは
早くても来年の終わり頃みたいです。

不活化ワクチンは高いので接種できなけれど、生ワクチンはいやだからとこちらも接種しないでいると、
生ワクチン接種済みの子たちからの感染が心配です。

ちなみに4回接種です。。。
名古屋の病院は不活化ワクチン2回と生ワクチン2回を勧めているようですが。

春のポリオに向けて、色々考えていかないといけないですね。
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下の子。。。(その2)

2010年12月13日 | 診療
(その1)から続きです。


出産前から敏感に感じ取ってるとしか思えない行動をとる子多いですね。
そしていきなり母親が帰ってこない。
病院につれていかれると、そこには何やら小さな物体が一緒にいます。
興味はあるし、やっぱりかわいいです。
家に帰ってくるまでは。。。

やっと母親が帰ってきてくれたと思ったら。。。
なんで小さいのまで付いてきてんのん!?でしょうね。

はっきり赤ちゃん返りする子から、ちっとも大丈夫な子まで色々でしょうけれど。
ま、最初なんて序の口ですよね。

兄・姉が大変な立場であることがわかるのは、2年近くたってからですかね。

日々の外来で、下の子が2歳前後くらいなおにいちゃん・おねえちゃんの
「どう考えても不定愁訴だね」によく遭遇します。

親御さんはうすうすわかっていたりすることもあれば、
ちっとも気付いておられないこともと色々なようです。

意外と盲点?になっているのが、4,5歳、あるいはそれ以上下の子と年がはなれていて、
しかも聞き分けのいい子である場合でしょうか。
親は下に手がかかって仕方がないので、上の子の変調に気付く余裕がないことも。

よく言っているのですが、いくらしっかりしているように見えても、所詮はおこちゃまです。
これが10歳くらい離れていても実は同じだったりします。
大きければ大きくなるほど、自分が我慢しなきゃ。。。の方向に行きやすいですからね。

上手に発散できる子であれば問題ありませんが(たいていはそう)、
我慢してしまう子は、ほんとわかりにくいでしょう。
でも、子どもの許容範囲なんてたかがしれていますので、どこかで破綻します。
さまざまな症状として。。。

頭痛い、おなか痛いを筆頭に、チックや心因性頻尿などそれらしい子はよくおられます。

病気でなければたいていは自然によくなっていくので、
しっかりかまってもらいながら、経過をみていくことになります。
以前こんなお話もしてましたね。
「スキンシップ」

でも、下には手がかかるので、現実的には難しいことも多いですね。
しかも3人目、4人目。。。となるともう目をかけてあげるなんてできるん!?と思ってしまいます。

でも知っているだけでずいぶん違ってくるかと思いますので、参考にしてくださいね。

そうそう、先日に某小学校で1年生に出された宿題。。。
「親に抱っこしてもらう♪」だったそうです^^
重くても頑張って抱っこしてあげてくださいね~(*^▽^*)

うちの上は。。。
家にいるときは抱っこしまくりですが。。。ちっとも足りてないみたいです(T-T)
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また眼鏡。。。

2010年12月11日 | その他
夜診と当直で色々あった当直明けの朝。。。

起きたら、右目がおかしい(T-T)
まあ眼脂で視界がぼんやりしているのはすぐわかりました。

鏡で確認。。。
真っ赤です( ┰_┰) シクシク

これはいけません。
はやり目(流行性角結膜炎)なら休診!?です♪♪♪

まだ外来スタッフも来ていませんでしたので、自分でカギあけて、
これまた自分でアデノウィルスの迅速検査を。

トイレの鏡を見ながら、右目をあちこちゴシゴシ。

((o(б_б;)o))ドキドキの検査待ち。

昔かかったからもうならないんとちゃうんかなぁとも思いながら、
待つこと数分。
どうやら陰性っぽいです。。。

(´▽`) ホッ っとしたような、残念なような?^^;

点眼処方してしばらく眼鏡です。
昼までには充血もかなりマシに。
週末は眼鏡でおとなしくしときます。

昨日もなんで眼鏡なんと何度か聞かれましたが、そういうことです。

前回のトラブルっていつだったかと、過去ログ検索♪
あったあった^^
5月でしたね。

視力がっ(ノ゜⊿゜)ノ

うーん、トラブル多いほうかな?
やはりコンタクトは気をつけないといけませんね。

流行性角結膜炎もありましたね。
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下の子。。。

2010年12月10日 | 診療
腸炎の話が長くなって、すっかり間があいてしまいましたが、
「上の子」ときたら、「下の子」でお話でも。
あ、別にうちの下のチビが嘔吐したわけではございません^^;

さてさて、以前コメント欄で、小さい子どもでもストレスってあるんですね~との感想をいただきました。

もちろんあります。
新生児だって、胎児にだってあるはず。
乳児も幼児も学童も、それ以上も大人も。。。
ストレスの種類はそれぞれですが、ストレスフリーではいられないということですね。

新生児は「おなかがすく」「眠いのに寝れない」「暑い」「寒い」などなどみんなストレスです。
10ヶ月間、母親のおなかの中でかなり守られてきたのに、環境激変ですからね。
で、あんぎゃ~ヽ(`△´)/と泣くと母をはじめとしてみんながかまってくれるので
満足して、おっぱいあるいはミルクを飲んですやすや寝ます。
自分は守られているという安心感がとっても大事なんですね。

だから、ほっとかれるとものすごいストレスでしょうね。
ずーっとほっておくとサイレントベビーと呼ばれる感情の少ない赤ん坊になるんだとか。。。

で、ちょい大きくなってくると、色々なことをしたくなります。
が、まだまだどんくさいので思ったことがうまくできるはずもありませんね。
ストレスですね^^;
だから気に食わないとすぐに泣きます。
ちなみに泣くと抗ストレスホルモンがどばーっとでてすっきりするんだそうです。
「今鳴いたカラスがもう泣き止んだ♪」はそういうことです^^

ハイハイできるくらいだと、自分から柱に頭をぶつけにいったり、
自分で自分の頭をバンバンたたいたりして、親を不安にさせたりすることもあります。
そういうわたくしも柱といつもケンカしていたんだそうです。
頭おかしくなるんとちゃうかと心配されてたみたい^^;

もう少し大きくなって、行動範囲がさらに広くなると、世界はもう興味のかたまり♪
あれはなんだ、これはなんだ、おー、こっちもおもしろそうだ。。。
でも、立ちはだかるのが自分が大好きな親だったりします。
あれはだめ、これもだめ、そっちはあぶない、あーだ、こーだ。。。
親にもストレスを与えつつ、本人もさせてもらえないストレスを感じているでしょう。

でもまあそうやって自分の思うとおりにならないこともあるってことを学んでいくんですね。
2,3歳はもう言うまでもないですかね。
親のストレスもますます増えていきます^^;

それでも親の愛情を一身に受けて、日々満たされた生活を送っていると。。。

ある日突然、強力なライバルが登場することが多いですね。
そう、弟・妹ですねw

話の流れは見え見えですが、
ライバル登場で(その2)に続きます。
結局上の子の話ですね^^;
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マキノ病院広報

2010年12月09日 | 診療
いつも小児科ブログで色々なことを好き勝手にお話させてもらっていて、
もうすでにネタなんてありゃしませんのに。。。

ある日事務部長が深刻な顔をして近づいてきました。
こういう時は無理難題が待っていると決まっています(T-T)

果たして、
「来年1月発行のマキノ病院広報に一筆お願いしたい」と。
広報にドクターコーナー「聴診器」という欄があります。
各科ドクターが持ち回りで担当しています。
わたくしも過去3回ほど書いた記憶が。。。

いやだから、もう言いたいことはないってば><:
とごねても聞いてもらえるわけもなく、渋々承諾。
でもネタがないことには何も書けません。

困ったときの職員頼み。
何しろ病棟には子持ちかあちゃんがいっぱい♪
早速看護部長にお願いして、何書いて欲しいか聞いてもらいました。

すぐに返事が。

①クループ
②感冒性胃腸炎

病院広報は色々なところに配られますので、この際、②にしてみることにしました。

しました。。。
で、すっかり忘れてました^^;
Σ(〃゜ o ゜〃) ハッ!!
締め切りいつだっけ!?

と、ちょうど「ノロ対策?」なんて考えたこともあってなかなかタイミングもよろしい。
さすがに広報なので、ブログのようなおちゃらけた口調では書けません^^;
開業医の先生方にも配られてるようですしね。。。
以前も結構本音トークに近いこと書いたら、イエローカードでましたし><;
大人の世界は難しいです。

どんな内容になったか、みなさんも年明けの広報で確認してくだいませ。
広報はマキノ病院公式ホームページでも見れます。
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ネタは続くよ。。。いつまでも!?

2010年12月07日 | その他
月曜にしては少し少なめの患者さんでしたので、
病み上がりには助かりました。
入院していた2人もなんだかんだで退院になりましたし。

インフルエンザの予防接種も2部とも無事終了し、
夜診もそれほど波乱もなくこなせていました。
もう身体はいつも通りかいつもより軽いくらいでした。

と。。。嫁から連絡。
「なんだかとってもしんどい」。。。え!?

昨日自分がへばっているときに、嫁も少し気持ち悪いとは言ってました。
でも漢方薬飲んでからはすっかり普通で、ちょっと食欲ないだけで済みそうと
うらやましいことをのたまってたわけです。
今朝もすっかり普通で、ノロに勝った♪なんて軽口たたいてたんですが??

なのに何ゆえ今頃???

病院を出る際に無事か聞いたら。。。
「無事じゃない」。。。と(T-T)

なるべく急いで帰宅し、恐る恐るドアを開けると。。。

下の子が号泣してます^^;
なんと嫁は嘔吐してくたばってました(┬┬_┬┬)
ボロ負けですやん。。。

嫁方じじばばが応援に来てくれていたものの、
ありえないくらいの母っ子な下のチビはばばに抱っこされながら、もう泣きっぱなし。。。
ヤツは母でないと絶対に寝ないのです><;

昨日なぜかうちのじじばば宅に遊びに行ったっきり泊まって帰ってきた上の子は、
自分に飛びついてきて、へばりついてはなれません。。。

頭に浮かぶ、今夜の地獄絵図。。。

とはいえ、仕方ありません。
とりあえずは各個撃破あるのみ( #` ¬´#)

下は泣き疲れてもらうしか手はないので、まずは上からっ(/>_<)/
いつものようにひたすら抱っこ。
が、下が号泣してますので、いつも以上に寝てくれません( ┰_┰) シクシク
それでもいつかは寝ると信じ、1時間かけてなんとか撃沈に成功!!

ばばの抱っこで狂ったように泣いていた下も、
さすがに疲れていたので、引き取って必死のトントンで撃沈!!

さあ、今のうちに飯と風呂!と思ったら。。。
じじばばはあっさりご帰宅^^;
え!?風呂入らせてくれへんの?とも言えず。。。

ほな、ではでは飯は。。。?
あるわけもなく(_TдT)シクシク

わびしく冷蔵庫を適当に漁って、さくっとすませて風呂へ。
もたもたしていたら、絶対下が泣きます。
カラスになって速攻で出てきたら。。。

ビェ─・゜・(。>д<。)・゜・─ン!!
もう泣いてますやんΣ( ̄□ ̄ ||

身体を拭くのもほどほどにとりあえず回収。
またまたトントンの繰り返し。。。

朝まで下が2回、上は1回泣くと予想してますが、さて?
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もう少し腸炎について

2010年12月06日 | 診療
下痢することもなく、無事乗り切ったようです^^;

さて、この前もあるお母さんとお話していたのですが、
決しておうちで診断しろだの、治療しろだの言ってるつもりはありません。

「吐いてるのにすぐには飲ませないでね」
ほんとにこれだけでいいんです。
そしてあとは病院で相談ですよということ。

わが子の話も参考にしてもらえたらと。
マネしろとも言いません。

でもあれ?って思いませんか?

うちの子。
夜9時にちょっとお茶飲んでから、起きるまでは当然何も飲んでませんよ。
朝も何も口にしないうちから吐いています。
結局ちゃんと飲めるようになったのが昼の3時から。
でも点滴もせずに夕方5時の「お母さんと〇〇」を見ながら飛び跳ねてましたよ。
まあ調子に乗りすぎて、その後しばらくまたぐったりしてたのはご愛嬌^^;

もちろん、軽度の脱水だったとは思いますが、うまくいけばこんなもんです。
脱水になったらあかんと心配しすぎて飲ませて吐かせて。。。は心配しすぎでは?ということです。
脱水になってもいいやんとまではいいませんけど。
3,4回吐いても、うそのように元気に走り回ってる子もいます。
親が思っているよりも子どもは強いのです。

でもうちだってちゃんと受診させてますよ。
自分がいなくなったあとはどうしようもないですから。

発熱と一緒です。
「熱で頭がやられる」との迷信に振り回され、
嘔吐では「すぐに飲ませないと脱水に」との誤解でかえってよくない結果になったり。。。
子どものためを思ってのことのはずが、かえって子どもがしんどいなんてかわいそうですよね。

夜間休日の小児科診療体制が不十分なのは今に始まったことでもないですし、
おそらく当分、もしかしたらずっと今のまま、ひょっとしたら、もっと悪くなることだってありうるのです。

ちょっと知っておくだけでだいぶ違うと思うのでうるさく言ってみました。

そうそう、わが子で試してみたので一つ報告です。
おなかに耳を密着させておなかの音を聞いてみましょう。
ぐるぐるきゅ~だの聞こえたらおなかは動いているってことです。
無茶しなければ飲んだり食べたりできる可能性が高いと考えられます。
逆にちっとも動いてそうな音がしないのなら、まだ飲んでも吐くかもしれませんね。

いつからどれだけ飲ませていいのかは判断するのはかなり難しいのですが、
おなかが動いているのがわかればちょっと安心できますね。
普段からお子さんのおなかの音を聞いて遊んでみるのも悪くないかも^^
ついでに胸の音も聞いておきましょう♪

もひとつおまけ。
もううちの子は大きくなっているからあまり関係ないかな。。。なんて思っている方。
関係大ありですよ。
孫ができたときに、じじばばが適切なアドバイスができるなんてかっこいいではないですか?
今のうちに勉強しといてください^^

あれ??
ってことはやっぱ中学校にも伝えておくのもいいかもね。
西or南小の先生、読んでたらよろしく(^ー゜)ノ。


朝からネタが降ってきた。。。
そしてネタはやっぱり。。。
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そしてネタはやっぱり。。。

2010年12月05日 | その他
深夜2時。
なんとなく目が覚めます。
きっかけはまあ、下の子がぐずったこと。
上の子が気になって起きたんですけど。。。

寝ぼけてますので、胃もたれ感に何の疑いもなく、
ちょいと水を飲んでからまた寝ようとしたわけです。

がっ!!
胃もたれっちゅうか。。。

これって。。。

ネタ降臨!?(┬┬_┬┬)

微妙に気持ち悪くて寝付けません。
嘔気の1歩手前くらい。
仕方ないので漢方薬飲んでみました。

布団に戻るものの、とてもではないですが、寝られそうにありません><;
仕方なく起きてPCたたいていると、2時間くらいでなんとか寝れました。

6時半に上の子に起こされます。
おかげさまで、やつはもうすっかり普通の子。
ですが、こっちはやはり胃がとっても重い。。。
そして熱もないのにとっても寒い。。。

まだノロの患者さんの少ないうちからまともにもらってしまうと、
やはり感染はするらしい^^;

マキノに来たての頃は早朝に豪快に嘔吐して、外来の合間に点滴してましたが、
今回は嘔吐しないのは本当にありがたい。
しかも日曜日ってなんとラッキーな^^;

仕方がないので昼まで寝て、だいぶマシに。
夕方には復活できるかな?
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朝からネタが降ってきた。。。

2010年12月04日 | 診療
朝からお待たせしました皆様、すみませんでした。

朝3時に上の子に起されました。
いつものように抱っこで寝てくれたのですが。。。
6時過ぎにまた「抱っこ~」で呼ばれてそのまま抱っこしてました。
一度咳き込んで吐きそうになったのが少し気にはなったものの、
特に問題なさそうと抱っこのまま7時に。

さすがに出勤の準備しないといけないので、嫁を起しに行くと下も一緒に起きました。
チビたちを押し付けておいて、朝ごはんを用意し、
上の子を食べさせているスキに出かける用意を。。。

「うんち出る~」
はいはい!
トイレに座らせておいて、ヒゲそってると、
「おしっこしかでない」と手を洗いに戻ってきました。
手を洗って、タオルで拭いてると。。。

「おえーーー」(T-T)

今度はまともに胃液を吐かれてしまいました。
色んな意味でなんとタイムリーなわが子なんでしょう(><;)

さすがに出勤できませんので、遅刻するとの連絡だけして、わが子の観察。
とりあえず何も飲ませてません。
30分待ったらまた吐きました。
もう胃液もあまりでません。。。

もう少し待ちたいところでしたが、出勤しないといけませんので、
漢方薬をOS-1で飲ませてみます。
薬大好きっ子がすっごく飲むのをイヤがります^^;
おいしくないのは重々承知。
OS-1は喜んで飲みます。
飲むっていうか、スプーン1杯なので、なめるくらいですね。
漢方と交互にちょとだけあげたところ、顔色がマシになり、笑顔もでてきました。

まだまだわかりませんが、経過としてはいい感じ。
次吐いたら、吐き止め坐薬を使うように嫁に伝えて、「仕方なく」出勤です。

堅田くらいでメールしたときは無事との返事。
ちょっと安心してたら、病院着く直前にまた吐いたと連絡(┳◇┳)

吐き止め坐薬を使っても、その後もまだ吐いたため、結局草津総合病院に。
OS-1も通らないうちはもう何しても仕方ないですしね。
でも結果的に点滴もしなくてすみました。
やれやれです。

入院もありましたので、少し遅くなったものの、3時に帰宅。
帰ってこてっと寝てたようですが、ぐったりなものの、一応起きてました。

病院受診前の嘔吐からはもう吐いてませんでした。
そうなると、今後は慎重にかつ、しっかりと飲んで、そして大丈夫なら食べていかないといけません。
疲れて、あるいはしんどくて昏々と寝てしまうと、飲ますことができないので、
あまりに寝続けるときは注意が必要なこともあります。

OS-1をちびちび、ハチミツもちびちびなめさせてます。
おなかを触診しても痛みもない様子。
聴診ではしっかり腸が動きだしているのがわかります。

そうとわかったら、さらにいけそうです。
30分かけてちょこちょこ飲んでいるうちに、ようやく言葉が^^;
おかゆを食べさせているうちに、笑顔も復活♪
OS-1をすっごく欲しがります。

1時間かけてすっかり元気になりました。
もう大丈夫でしょう。
あとはすでに始まった下痢がどこまでひどくなるか、
ぼちぼち微熱の熱がどこまであがるかですね。

そして、朝急いで隔離した下の子は無事ですむのか!?
そしてゲロのわが子をずっと抱っこしていた父は週末無事こせるのか!?

月曜休診だったらそういうことですm( __ __ )m
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ノロ対策?

2010年12月03日 | 診療
発熱時の対応、嘔吐時の対応。。。
この2つって子どもがいたら、ほぼ確実に知っておかなければいけない知識のはずですよね。

でも、誰もちゃんと教えてくれません。
まあインターネット社会になって、自分から調べようと思うと
色々なサイトなどなどで知識を得ることは可能にはなっています。
でも、その時になるまでわざわざ検索してみようなんて思いませんよね。
仮に検索してみたとしても、溢れる情報の中から、「これだ!」というのを
見つけるのって結構難しい。

せっかくブログを立ち上げたんだからと、せめてかかりつけの方たちには
自分の言葉で伝えておこうと、色々やってきて1年。
コアなファン?の方たちを中心に支えてもらいながら、
まあやってて無駄ではないかな?くらいの効果はありそうです。

でも自分からアクセスして、読んでくれているような方たちでも、
読んではみたものの、実際にわが子に対処しようとすると、難しいとの声も聞こえます。

ま、当然です。
だって、仕事にしている自分だって悩むことが多いんですから。
人間なんて100人いたら100通りの経過があるのですから。

ある程度自宅でできることはやっておいて、あとは病院で相談したらいいんです。
夜中になかなか診てもらえないんだから、せめて朝まで耐えれるかどうかの
判断とその方法はとっても大事ですよね。
知らなかったらまた次にいかせばいいだけのこと。
そのうち、子どもが風邪ひきにくくなりますから^^

学校では教えてくれない。。。みたいな話ですね。

あとは、子どもの世話でいそがしすぎてブログをのぞいている余裕がないとか、
そもそもブログをみれないという方もおられます。
受身の情報発信なので、やはり限界があります。

で、嘔吐脱水による入院を少しでも減らすにはもう少し強く出てみる必要がありそうです。
そこで、マキノ地区の学校医・園医の立場を利用することにしました。
保健便りなどに便乗して、嘔吐時の対応をもう少しみんなに知ってもらおう作戦をやってみます。
さて、うまくいくでしょうか?

あ。。。(-ω-)
なんでマキノだけやねんっ!!と怒らないでくださいね^^;
学校医・園医はマキノだけなんですよ。。。
マキノ地区のうちのかかりつけさん率がすごく高いのもあります。
あとは大人の事情ってやつですかねヒソヒソ(*・ω-)(-ω・*)ヒソヒソ

そしてうるさく補足。
あくまでも自分の考え方を参考にしてもらっているだけです。
よその医者はこう言ったとか、あの病院ではこうたっだなどなどはご容赦くださいm( __ __ )m
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