五反田発リスボン行き急行列車

五反田駅からリスボン行き急行列車に乗ることを夢想する前期高齢者の徒然

2014・6・22

2014-06-22 22:48:39 | 日記
三月に店をオープンしてからずっとここで芝居をやりたいと思ってきて「デンティスト」(歯医者さん)と云うタイトルまで決めていたのに、いざ実行の運びにならなかった一番大きい問題は、演技スペースをギリギリ狭くしてみてもお客さんの座席が25から30しか作れず、制作費用を賄えるだけのチケット販売が出来ないのではないかということだった。でも、照明音響美術などスタッフ費用をゼロにすれば可能だということに気づく。つまり照明や音響や美術に頼らない台本を作ればいいのだ。以前は女優Kさんと二人きりで「リテイク」と云うスタッフがいない芝居を作ってきたことをすっかり忘れていた。もう一つの問題は、店が殆ど会員制?で不特定多数のお客さんをいれてないのに、芝居の公演には不特定多数のお客さんに来て貰わなくてはいけないと云う矛盾をどうやって解消するかだったけど、なんてことはない、私の芝居にきて下さるお客さんは皆私や出演者の知り合いばかりで、不特定多数のお客さんとはいえないということをこれまたしばらくして気づいたのだ。頭が硬いとホント損する。そんな訳で9月19日(金)~23日(火)の五日間、ウチの店で「デンティスト」という芝居を上演することに正式決定しました。出演は去年の秋「パラソル」と云う芝居でそれまでの硬派の役柄からガラッとイメージチェンジを図ってくれた浜田晃さんと、今から四十年近く前、私も脚本に参加させていただいた「俺たちの旅」というドラマで知り合った女優の水沢有美さんのお二人。今回も浜田さんには今までに演じたことのないような役柄で更にイメージチェンジを図っていただきたいと思っていますし、水沢さんには若い時代の傷を60才まで引きずってしまった女の哀しみを「コミカルに」演じていただこうと思っています。乞うご期待……と云うかこれから本格的に台本執筆の地獄に突入です。

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