2023･8･8

いつもは7時半ごろ朝御飯を食べるのに今朝は一時間前の6時半に、それも卵かけご飯に豆腐の味噌汁なんて簡素なメニューの朝御飯を済ませたのは昼飯は抜くとして満腹になって居眠りをしない用心だ。その後出かける11時半までに仮眠を何度か続けて、これならもう途中で眠ることはないだろうとタクシーで銀座の丸の内東映へ松浦寿輝原作 「花腐し」(荒井晴彦監督)のマスコミ試写を見に行く。先週は池袋や中野にもJRで芝居を見に行ったのだし、銀座なら広尾から日比谷線にのればいいのに、この暑さの中、広尾まで辿り着くのにダウンしてしまうのも怖いし、足腰にも自信がないのでタクシー利用(金3000円)だ。それほどまでに用心して映画を見に行くことにしたのは、五月ごろ監督から初号試写に誘われたのに退院直後だった為にいくことができず、更にしばらくして完成試写にも誘われたのに具合が悪くて断ることになってしまって、いくらなんでも三度目のお誘いは断る訳にはいかない。監督も俺も30歳前後で脚本家デビューして、途中罵詈雑言を浴びせる関係になったこともあるけど、以後45年、俺は脚本家を廃業してしまったけど、彼は50歳から監督に転身し、今日まで生き伸びてきたのだから彼の最後になるかもしれない作品を見届けたい気持になるのも不思議はない。上映時間137分。柄本佑、山崎ハコ、赤座美代子、吉岡睦雄たち知り合いが大勢出演していたし、事前の用心の甲斐あって居眠りをすることなくエンドマークまで見ることが出耒た。終演後、監督とさりげなくなにげない立ち話。本当ならそのまま飲みに行きたかったが、関係者が大勢いたのでそのまま帰宅。お腹が減った。今度は六本木からタクシーに乗る。部屋で何か食べた。でも何を食べたか覚えてない。