どうでもいいことなんだけど、朝ドラ「なつぞら」のファンが俺の周りでどんどん減っていくのに反比例して俺はどんどんこのドラマにのめり込んでいく。朝ドラをストーリーで見ている人たちにはつまらないかもしれないけど、長いスパンで主人公の成長ドラマとして見ている俺にとっては、伏線の張り方、小道具の使い方、レギュラーの活かし方がとても上手なもんだから、回を追うごとに嵌まっていく。特に先週から今週にかけての展開は絶品だ。主人公の仕事上の悩みと子育て問題が、天陽君の死を媒介に北海道の大地と開拓農家、そして大草原の小さな家に収束していく。草苅正雄はこのドラマをやる為だけに俳優として生き延びていたと言っても過言でない。でも、老老ブレックファースト(焼サバWITHしし唐、納豆、海苔、冷やしトマトとポテトサラダ、ネギのぶつ切りの味噌汁)に来た母にそんな演説をぶってみても無意味だ。天陽君が何者かわからないことに加えて、今日も天陽君が死んだ畑に顔を埋める妻の姿に、あの人は誰で?何をしているのか?聞いてこられてしまった。ちょっと前までは面白がっていたドラマだってあったのに、もう朝ドラみたいにじっと見ているドラマだって理解不能になっているのだと思うと、年をとっていくことは哀しい営みだ。妹に頼まれていたミラー付のブックシェルフをディノスに注文した時に、これまで特定できないでいた舞台設定が閃いて、その取材の為に元いた五反田のマンションの管理人のHさんに会いに行く。Hさんから参考になる話を色々聞くことができた。帰りブラブラ歩いて品川へ。五反田までも恵比寿三丁目から歩いたし、かなり疲れたので休憩所代わりに映画館に入って、ちょうど時間的に都合のよかった「引っ越し大名」(原作脚本・土橋章宏)を見る。休憩所かわりにみた映画だからどうのこうの言えないけど、何故原作者が脚本にクレジットされているのかがよく分かる映画だった。5時に帰宅。母と老老ディナー(川越屋の冷や奴、豚コマともやしと青色唐がらしのごま油炒め)青唐がらしがとんでもなく辛くて、途中で断念。8時過ぎにキャスティング会社勤務のNさんが二週間ぶりに、続いて美人脚本家のNさん、某テレビの敏腕女性プロデューサーのUさんたちが総勢8名で来店。12時ごろまで。12時半過ぎ、今日買い求めた「狂うひと~『死の棘』の妻・島尾ミホ」(梯久美子著)を読みつつ眠る。実を云うとおれはまだ「死の棘」を読んでいない。それなのにそのモデルになった奥さんの評伝を先に読みだして興味を抱くなんて本末転倒ぽいけど、これで「死の棘」を断然読みたくなったんだから、儲け物?だ。★テアトロジャージャン第17回公演「おんな」(作演出・桃井章 出演・水沢有美、棟里佳、長谷部香苗/浜田晃) 日時10/24(開演19時) 10/25(開演14時) 10/26(開演14時&19時)10/27(開演14時)10/28(開演19時)10/29(開演14時&19時)10/30(開演14時) 料金3000円 ご予約お問い合わせは090ー9964ー2231、。
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