goro's 花 Diary

東京の街を彩る花たちを追っかけています。

25日、清水谷公園

2009年09月26日 | マイベンチ



【リコリス】ヒガンバナ科ヒガンバナ属

残暑です。厳しかったな。

最終目的地を清水谷公園に決めて、いざいざ。
その前に青山から赤坂の街を流すことにします。


氷川公園

15:04


側溝の蓋


TBS

赤坂サカス」でも横目で見てやろうと思ったんだけど、都市の迷宮に迷い込んでしまい、にっちもさっちも。
気が付くと永田町のほうまで行っちってた。
1時間ほど彷徨い人をやっていました。
名前通り、赤坂は坂だらけ。それも急峻な坂が多い。



ヒガンバナが咲いてるときに撮れればよかったんだけどな

 


清水谷公園

15:52



15:58


【大久保利通哀悼碑】 


アメリカデイコ・亜米利加梯姑】マメ科デイゴ属



【ゲンノショウコ・現の証拠】フウロソウ科フウロソウ属
【エノコログサ・狗尾草】イネ科エノコログサ属



ガウラ】アカバナ科ガウラ属



16:03

本日の外ごはん 鰯明太子


ホテルニューオータニ

清水谷公園と聞くと、森村誠一原作の角川映画、「人間の証明」を真っ先に思い出します。
ジョー山中が刺された公園です。

「ストウハ」→「ストローハット」→「麦藁帽子」

 

西条八十の「帽子」が、印象的に使われていました。

  母さん、僕のあの帽子、どうしたんでせうね?
  ええ、夏、碓氷から霧積へゆくみちで、
  谷底へ落としたあの麦わら帽子ですよ。

  母さん、あれは好きな帽子でしたよ、
  僕はあのときずいぶんくやしかった、
  だけど、いきなり風が吹いてきたもんだから。

  母さん、あのとき、向こうから若い薬売りが来ましたっけね、
  紺の脚絆に手甲をした。
  そして拾はうとして、ずいぶん骨折ってくれましたっけね。
  けれど、とうとう駄目だった、
  なにしろ深い谷で、それに草が
  背たけぐらい伸びていたんですもの。

  母さん、ほんとにあの帽子どうなったでせう?
  そのとき傍らに咲いていた車百合の花は
  もうとうに枯れちゃったでせうね、そして、
  秋には、灰色の霧があの丘をこめ、
  あの帽子の下で毎晩きりぎりすが啼いたかも知れませんよ。

  母さん、そして、きっと今頃は、今夜あたりは、
  あの谷間に、静かに雪がつもっているでせう、
  昔、つやつや光った、あの伊太利麦の帽子と、
  その裏に僕が書いた
  Y.S という頭文字を
  埋めるように、静かに、寂しく。

以前にも全文を読んだことはありますが、改めて読むといいもんです。



16:35



16:43 紀之国坂からホテルニューオータニ



ベニバナトキワマンサク・紅花常盤満作】マンサク科トキワマンサク属



イタドリ・虎杖・痛取】タデ科イタドリ属(ソバカズラ属)