【タチアオイ・立葵】アオイ科ビロードアオイ属
マイ花マップ登録の「タチアオイ」です。
近所の駐車場のタチアオイが処分された後、ある程度でいいんだけど、どこかに群生している場所はないかと探して、昨年この場所を見つけました。
アスファルトの隙間にしっかり宿根しておりますのでね、今年も多数の花茎を立ち上がらせて、次々と花を咲かせてくれました。
天辺まで花が咲いたら梅雨が明けるといわれているタチアオイですが、梅雨が明けたあとも、夏の陽射しに炙られるように咲いていました。
「タチアオイ・立葵」は、地中海沿岸からアジアにかけての地域が原産の、宿根性の多年草です。
耐暑性、耐寒性ともに優れておりますので、花時期が終わると地上部は枯れてしまいますが、かなり過酷な環境でも露地植えで越冬することができます。
日本には古い時代に、薬用植物として中国からやってきています。
平安時代は「カラアオイ・唐葵」と呼ばれていたのが、江戸時代になって「タチアオイ・立葵」と呼ばれるようになったそうです。
きれいな花だからでしょうね、品種の改良は昔から盛んに行われていたようで、一重、八重、花色も多彩ですし、様々なタチアオイを見ることができます。
大きなものだと2mを越える丈のものもありますし、直径10cmもの花もありますよ。
年々大きく豪華になっているように思えます。
今現在では、ほとんどのタチアオイの花は終わってしまい、立ち枯れた姿を見かけるようになっております。
昨年は意識的にタチアオイのコレクションをしたので、今年はもういいかなと思っていました。
ところが行く先々で見かけると、ついついカメラを向けてしまうんですよ。
強迫観念という病気です。
好きな花だってことも大いに影響しておりますけどね。
そんな訳で、街角で見かけた「タチアオイのある風景」と、花色の違うもの、一重、いくつかの八重の花変わりなど、見ていただきましょうか。
6月に撮影したものがほとんどです。