榛名湖畔に繋がる県道28号線の松之沢峠の近くに
低山ながら展望抜群の1236m峰があり通称では
「榛名旭岳]と呼ばれる山だが其処からの
展望の一つに鷹ノ巣山から北西に連なる小山が
二つ見える。
爺イはこれを「団子三兄弟」と名付けているが未だに
未踏であつた。
鷹ノ巣山への初登山は東コースから2005-4、西コースの
確認が2006-4、以来この山乗り越えでガラメキ温泉とか
柏木山南コース、三十六童子石像群などに親しんでいたが
三兄弟には行っていない。理由は簡単、鷹ノ巣から北へは
傾斜が厳しいので臆病者の爺イは降りられないからだ。
昨今、加齢による脚力の減退か急速に進んでいるので
今の内に懸案事項を片づけようとして鷹ノ巣からの
縦走は諦めて他の二山狙いで4/15に出掛けたがザラ場の
様な下地と余りの傾斜に歯が立たず、使用している
四本爪の軽アイゼンの代わりに六本爪のアイゼンを入手して
本日のリベンジ。
新兵器の六本爪はこれ。
県道28号線で行き交うダンプに気を付けながらカーブ23の
駐車予定地に着くと既に黒岩のクライミング愛好者の車で
一杯。最後尾に並べたがこれでは帰りのUターンが出来るか
心配。
鷹ノ巣林道(仮称)入口で岸壁を見上げるとクライミング中の
人らしいのが見える。此処に来始めてから二度目。
林道を暫く下って旧黒岩キャンプ場への鉄門扉。
だが、爺イがここを始めて通った時、既に閉鎖に
なっており近辺には唐松キャンプ場があった。
その唐松も今は無い。
崩落場所を避けて迂回道で最初の清流。降雨が少ないので
水量は僅か。
そして何時もの入口。小さな赤テープを付けてある。
最初は林の中の薄い踏み跡を辿って東南に。
やがて山裾を巻いて東北に向かう小さな窪か?
作業道跡の様な地形に進む。
10分ほどで左の窪に大量の岩が見られ窪の始点が
近づく。
右から山裾沿いに走る踏み跡に入る。珍しく目印テープ。
窪は次第に鋭角の切り込みの様な形。
前方に窪の終点が見え、稜線の様にも見られたが
鷹ノ巣からの北尾根はもう一段上だった。
稜線上から鷹ノ巣方面は植林地帯で少し左に湾曲しながら
延びているが樹木が邪魔して全体の姿は良く見えない。
西北への尾根は遠目には大人しそうだが六本爪装着。
少し進んだだけでこの傾斜で前途多難。
幅広に見えるが右手は尾根を外れた斜面だから危険。
地形図を見て尾根は南北に近いので裾を左に
トラバース的に登る。
やがて前回撤退した岩場前。新アイゼンのお陰で
今回はずり落ちの心配は皆無。
岩場も無理すれば乗り越え可能かもと思ったが
慎重を期して更に左から回り込む。年寄りの単独行は
臆病の方が危険を回避できる。
南北尾根を通り越すほど回ってから北上。
頂上台地の東南端が近づく。
そして台地着。目指す西北の頂上突起方面。樹間に
うっすらと見えるのは相馬山かも。
東南を振り返れば鷹ノ巣山が何とも平凡な姿。
頂上突起は100m足らずの近さ。
数分で頂上突起着。これで団子三兄弟の次男を
踏んだことになる。
東端に小さな岩頭岩テラス。東北に見えるのは水沢山らしい。
すると手前の山々は相馬からの尾根の流れだろう。
西北は相馬山。
小さな岩テラスで本日の爺イ。
直ぐに末弟に向かうが振り返って山頂を見ると
小振りながらイッパシの姿。
少し位置を変えて見ても中々のもの。
最後の962峰に向かうが
申し訳程度の鞍部を経て難なく到着。これで
団子三兄弟は全て頂上を踏んだことになるが
鷹ノ巣乗り越えでないから縦走とは言えない。
帰路の制約時間を気にしながら下山開始。
六本爪君が抜群の威力を発揮して
最初の窪降り口へ簡単に着く。
途中で懐かしい変形樹木が伐採されることも無く
健在。
林道の渓流の中に健気に立っている珍しい草などを見て
林道唯一の段差を越えて
無事に県道に戻った。
実は「団子三兄弟」はもう一つある。それは音羽山の
西に位置する巌峰三つだが何れ縦走する予定。
ご来訪の序に下のバナーをポチッと。
登山・キャンプランキング
14勝9敗4分 (04/26現在)三位
低山ながら展望抜群の1236m峰があり通称では
「榛名旭岳]と呼ばれる山だが其処からの
展望の一つに鷹ノ巣山から北西に連なる小山が
二つ見える。
爺イはこれを「団子三兄弟」と名付けているが未だに
未踏であつた。
鷹ノ巣山への初登山は東コースから2005-4、西コースの
確認が2006-4、以来この山乗り越えでガラメキ温泉とか
柏木山南コース、三十六童子石像群などに親しんでいたが
三兄弟には行っていない。理由は簡単、鷹ノ巣から北へは
傾斜が厳しいので臆病者の爺イは降りられないからだ。
昨今、加齢による脚力の減退か急速に進んでいるので
今の内に懸案事項を片づけようとして鷹ノ巣からの
縦走は諦めて他の二山狙いで4/15に出掛けたがザラ場の
様な下地と余りの傾斜に歯が立たず、使用している
四本爪の軽アイゼンの代わりに六本爪のアイゼンを入手して
本日のリベンジ。
新兵器の六本爪はこれ。
県道28号線で行き交うダンプに気を付けながらカーブ23の
駐車予定地に着くと既に黒岩のクライミング愛好者の車で
一杯。最後尾に並べたがこれでは帰りのUターンが出来るか
心配。
鷹ノ巣林道(仮称)入口で岸壁を見上げるとクライミング中の
人らしいのが見える。此処に来始めてから二度目。
林道を暫く下って旧黒岩キャンプ場への鉄門扉。
だが、爺イがここを始めて通った時、既に閉鎖に
なっており近辺には唐松キャンプ場があった。
その唐松も今は無い。
崩落場所を避けて迂回道で最初の清流。降雨が少ないので
水量は僅か。
そして何時もの入口。小さな赤テープを付けてある。
最初は林の中の薄い踏み跡を辿って東南に。
やがて山裾を巻いて東北に向かう小さな窪か?
作業道跡の様な地形に進む。
10分ほどで左の窪に大量の岩が見られ窪の始点が
近づく。
右から山裾沿いに走る踏み跡に入る。珍しく目印テープ。
窪は次第に鋭角の切り込みの様な形。
前方に窪の終点が見え、稜線の様にも見られたが
鷹ノ巣からの北尾根はもう一段上だった。
稜線上から鷹ノ巣方面は植林地帯で少し左に湾曲しながら
延びているが樹木が邪魔して全体の姿は良く見えない。
西北への尾根は遠目には大人しそうだが六本爪装着。
少し進んだだけでこの傾斜で前途多難。
幅広に見えるが右手は尾根を外れた斜面だから危険。
地形図を見て尾根は南北に近いので裾を左に
トラバース的に登る。
やがて前回撤退した岩場前。新アイゼンのお陰で
今回はずり落ちの心配は皆無。
岩場も無理すれば乗り越え可能かもと思ったが
慎重を期して更に左から回り込む。年寄りの単独行は
臆病の方が危険を回避できる。
南北尾根を通り越すほど回ってから北上。
頂上台地の東南端が近づく。
そして台地着。目指す西北の頂上突起方面。樹間に
うっすらと見えるのは相馬山かも。
東南を振り返れば鷹ノ巣山が何とも平凡な姿。
頂上突起は100m足らずの近さ。
数分で頂上突起着。これで団子三兄弟の次男を
踏んだことになる。
東端に小さな岩頭岩テラス。東北に見えるのは水沢山らしい。
すると手前の山々は相馬からの尾根の流れだろう。
西北は相馬山。
小さな岩テラスで本日の爺イ。
直ぐに末弟に向かうが振り返って山頂を見ると
小振りながらイッパシの姿。
少し位置を変えて見ても中々のもの。
最後の962峰に向かうが
申し訳程度の鞍部を経て難なく到着。これで
団子三兄弟は全て頂上を踏んだことになるが
鷹ノ巣乗り越えでないから縦走とは言えない。
帰路の制約時間を気にしながら下山開始。
六本爪君が抜群の威力を発揮して
最初の窪降り口へ簡単に着く。
途中で懐かしい変形樹木が伐採されることも無く
健在。
林道の渓流の中に健気に立っている珍しい草などを見て
林道唯一の段差を越えて
無事に県道に戻った。
実は「団子三兄弟」はもう一つある。それは音羽山の
西に位置する巌峰三つだが何れ縦走する予定。
ご来訪の序に下のバナーをポチッと。
登山・キャンプランキング
14勝9敗4分 (04/26現在)三位
今日のブログを読ませていただき、完全に脱帽です。
6本爪アイゼンをつけて地形図を読み、現地の状況と照らし合わせながらルートを見つけて登る。私が目指した山登りを10歳近い年上の先輩が実行する・・
驚き!
先日白倉神社西の天狗山から北尾根を降ろうとして結局は躊躇してしまった私となんという違い。
爺さまは熱列なGファンでしたね。私のネームは少し不愉快ではありませんか?
拙稿をご覧頂き有難うございます。
使い慣れたポケナビが廃棄処分となり
現在はハイク初期の様に国土院地形図と方位磁石でやっています。
磁石の針を北に合わせ地形図の上を
針に向ければ地形図と同じ筈の地形が
目の前に展開します。里山ならではの
何とも言えないルート選択の醍醐味
です。
それはそうと、六本爪アイゼンの
威力は絶大ですが下りで余りにも
ガチッと地面を捉えすぎるので
膝に響くショックが大きいため
外すタイミングを考える必要が
あるようです。