クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

吉井・西小梨山(通称)周回  H-21-3-5

2009-03-05 19:09:23 | 高崎・甘楽・藤岡方面
早朝の天気予報を見て急遽、吉井の里山遊びに行く事に。啓蟄だから爺イも
這い出すのだ。
狙いは未だ歩いていない大判寺橋からの未知の細道から西小梨山を周回。
71号線での吉井のドン詰り、大判地を目指す。ここは地域名と橋の名が違うが
その理由は知らない。
橋の袂に来るとあれあれ、先年開設された西への「五人釜林道」が閉鎖、
さては台風被害が未だ修復されていないのかも知れない。



南へスタートすると林道はこんな感じで至極正常、(10.13)



直ぐに分岐に出会う。沢を跨いで左に行くのが西小梨山何時ものパターンだが
今日は未知の右への沢沿い細道の探検。



ほんの僅か進んだだけで呆然、沢が崩落して道は消えている。だが、覚悟の上なので
岩の間を縫っての沢登り。



やがて本格的な岩の押し出しが連続するので進行路を探るのに時間が掛かる。



それでも高度が上がると普通の沢に近い状況になる。



ギョッ、小さな滝に遭遇、左右に逃げ道なし。



これは迂回するしか方法は無い。周囲の崖を観察していたら人工的な岩積みを
発見。見た所、炭焼き窯らしいがこんな所に在るとはピンと来ない。



右岸の崖が下地が柔らかそうなので攀じ登り、大きく迂回して再び沢に下りる。
暫く行くと今度は岩盤、ここも難物。両側の崖は岩の切り立ちなので今度は
迂回できない。仕方なく勇気を出して右から這い登ってすり抜ける。
濡れた岩の苔がつるつるで完全四つん這い。



岩盤の上はやや広い場所、左岸に踏み跡が付いていたのでもう沢登りは止め様とも
思ったがもう少し粘ることに。時間を掛けて抜けるコースを見極めながら進む。
やがて今度は大量の倒木の塊が完全に進路を塞いでいて遂にギブアップ。(11.16)



これらの倒木は良く見たら人工的に切断した切り口、さては上で伐採した物を
沢に投げ込んだな。左右の崖を見比べて、より低い左岸の崖を攀じ登る。
慎重に上ったら途中で林道に飛び出した。この林道は見覚えがある。確か五人窯林道
第二期工事部分の東の末端だ。かつて第二期工事が何処まで進んだか調べたことが
あるので。



さて、こんな所に来てしまったが予定通り西小梨へ行く事にする。林道が尾根を
切り抜いているので尾根に取り付くのは2Mの落差をこなさなくてはならない。
取り付く島も無いので倒木二本を落差に立て掛けて梯子代わりにして突破。
急登を上り切って尾根らしい場所。



やがて右からの稜線を合わせると勝手知ったる何時もの登路だがますます傾斜は
増す。大小二つのコブをクリヤして鞍部に来ると目の前にトンガリピーク。
このピークは丁度中間点で目印の石宮一つ、本日の爺イ(12.19)。



此処からは一旦急下降で次の尾根道に移る。第一目標の吉井・藤岡境界尾根の
通称「アンテナ峰」まで直線距離270m、標高差130mの一本登り。



途中に一箇所大岩が邪魔するが左に抜ける踏み跡がある。



最後の急登をこなしてアンテナ峰着。地形図上671mと描かれているピークから
一つ東のピーク(12.49)。



脇のこのテープには大判地への方向を書いておいたが、今は殆ど判読不能。



さて、休むまもなく東へ360mの西小梨山(仮称)に向かう。市町境界の尾根は
こんな感じですっきり。



だが、途中に二つのピークがあるので三つ目の山が西小梨山(13.05-13.25)。
休憩と昼食。標識の傷みが激しい。寿命は後数年か?爺イの余命と同じだろう。



樹木が多くて展望は今一、東に山塊が見えるが小梨山は右奥の山かな。



休憩後、北に向って急降開始、降り切ってから前面の東西稜線に向って再び登り。
ここは爺イがかつて西から尾根を手繰って迷い込んだ所、その時のテープが
未だ残っている。



この分岐を左に(西)に行けば大判地へのショートカット道、今日は右に行って
東回りのお楽しみ道。東に50m行って別尾根を北に下る。途中にこんな物、
一体何のために在るのかな? その数多数。



地形図上の569m地点を通過するお遊びルート。一旦、下り切ってから南北に
長い台地に向かう。この台地の頂点が569mピークなのだ。
ピークには何も無いが右が開けて吉井の集落が見えるので帰ってきたと一安心。
大判地まで直線600m。



今度は石宮が二つ、ここから左旋回して急降(13.59)。



油断して方向を間違えた。何時の間にか北に向かって曲がり予定地を
通り越し。
慌てて戻るもピークに見える台地への上り返しは辛いので斜面の細道を
使って大きく周回。



回り切って正常ルートに戻って稜線下りに入ると目印赤テープが連続。



やや荒れ気味の尾根を下り続けるとやがて狙い通りに下に大判地の沢。
駐車の車も良く見える。崖を滑り降りて沢を渡って無事帰着(14.49)。



本日も肺機能は快調、もう心配は要らないようだ。肺気腫は何処行った?



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2 コメント

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R-71について (たけ)
2009-03-09 20:36:17
小梨峠のベンチで向こうのバス停近くに住んでいると言う人にこの道はR-71なんだよって聞きました 関東ふれあいの道というのがR-71じゃないんですか それと石宮2つ地点から右急斜面下の荒れた小沢を降りると小梨峠入り口に着きます 
返信する
re:R-71 (爺イ)
2009-03-10 10:22:47
たけさん
コメントありがとう御座います。
県道71号の件ですが関東ふれあいの道は県道ではありません。小梨峠道の藤岡側入り口の「馬渡戸」から藤岡側の県道71号が西へ出てきますので良く峠道=71号線と誤解されるようです。
吉井側の71号線は吉井町東谷落合の
小梨橋を渡る峠道入れ口を左に見て
東谷ダム左岸を通過して吉井町東谷大判地の「大判寺橋」を以って切れます。
この大沢から大判地の間には71号線の表示もあります。過去の県道建設計画は大判地から馬渡戸へ山抜けする予定でしたが、予算や工事の難航さによって中断、現在は再開の見通しは全くありません。
馬渡戸から西へは175号線の延長を使って71号線の表示がありますが、小柏で177号線と分かれて南進して
僅かで県道表示は無くなっています。県道に関しては市役所・町役場の管轄では無いので詳しくは、この近辺なら「藤岡土木事務所」0274-22-2156に
ご確認ください。かつて爺イが「消えた県道71号線」を追いかけていたときにお世話になった関係機関です。
二つの石宮から小梨峠入り口への稜線手繰りは概略で緯度で33秒差、経度で
20秒差ありますので直線でも1.15k、複雑に尾根が絡み合っていますので
登りは爺イには少し無理かなという気がしますが、降りだけなら何とかなる
かもしれませんので宿題にしておきます。

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