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おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

ネットとツイッター

2014年09月14日 | Weblog

 

午前6時の気温はプラス8度、この秋一番の冷え込みでござる。

晴れてますから、放射冷却現象でしょうか。

ご当地の羊蹄山も、山頂部で紅葉が始まるなど、いよいよ秋も深まってまいりました。

さて、

「掲載拒否で考えたこと」というのは、今週号の週刊文春「池上彰のそこからですか!?」だ。

この中で池上さんは、テレビでは間違いがあって訂正するとき「お詫びして訂正します」とコメントするとし、「それが当たり前の世界で仕事をしてきた身としては、訂正してもお詫びなしの態度には違和感がありました」と書いておる。

そう、テレビの報道では、間違うと必ず「お詫びして訂正します」と言う。

ところが新聞は、今回の朝日新聞に限らず、どの新聞でも「訂正します」とは書きますが、「お詫び」したと書いてあったとは記憶がない。

お詫びしないのは、新聞が長年にわたって培ってきた慣例か?

とはいえ、人間のやることですから、必ず間違いを犯します。

今回の朝日新聞の一件を契機に、「間違ったらお詫びして訂正する」のが、この先新聞界でも「当然のこと」になるはず、とおぢは期待をしております。

朝日が池上さんのコラム掲載拒否して間もなく、池上さんはテレビの取材でロシアに向かったそうな。

そのロシアで、この件に関していち早く問い合わせしてきたのは「週刊新潮」、次に雑誌「プレジデント」、その次に週刊文春だったそうな。

いずれの媒体も、週刊誌と2週に1度の発行の雑誌ですから、これまでの常識では速報は考えられません。

ところが週刊文春は、池上さんに問い合わせてすぐに「週刊文春デジタル」で速報したのだそうな。

その記事はすぐに「ヤフートピックス」に載って、そこから各社の取材攻勢が始まったと池上さんは書いております。

ここで、これまで考えられないことが起きてます。

週に1度しか発行していない週刊誌が、ネット上で速報したことで、世間一般が知ることになったというのです。

皆さんが朝日新聞の動向に注目しておる中とはいえ、週刊誌がネット上で「速報スクープ」したわけです。

いまさらながらですが、速報をTVとラジオが独占しておった時代はすでに終わり、「ネットが速報媒体」に加わっていたのです。

さらに今回朝日新聞では、現場の記者たちがツイッターで社の方針に対して声を上げておる。

池上さんは「私の原稿を拒否したことを、朝日の多くの記者が憤っている。そんな声が社の方針を覆し、一転して原稿掲載になったのでしょう」と書いた。

池上さんは「ネットとツイッターの力を再認識しました」と申してます。

これまでなら問題が起きて、会議を開いて、そのこであれこれ見直して、ってことで時間がかかりました。

ところがツイッターで記者たちが次々声を上げたことで、会社がトットと方針を変更せざるを得なくなった、とも言えるのです。

これら一連の流れで、ネットやツイッターそしてブログなども、世間に一定の影響力を持ちえるのだと、再認識いたしました。

「マスゴミ」などと揶揄されるTVや新聞、さらに週刊誌といった既成メディアですが、その影響力はネットの力が高まる一方、相対的に落ちてきておる。

今回の朝日の2大訂正騒ぎと池上さんのコラム掲載拒否問題によって、その流れがいっそう加速することになるのでしょう。

新聞やテレビ、週刊誌だけでなくネットの情報も要チェックの時代なのだと、遅ればせながら再認識いたしましたです、ハイ!!


再生医療

2014年09月13日 | Weblog

 

午前6時の気温はプラス11度。

空はおおむね晴れておりますが、西の空が真っ暗でござる。

この先のお天気どうなるんだろうかと、予報を見てみれば、きょうもあすも良い天気となるそうな。

この3連休、秋の行楽ってことで、ご当地への人出も多くなるのでしょう。

道路もそれなりに混むんだろなぁ、、、

昨夜の夕ご飯、久々に鍋をいただきました。

ハニーさんがサケのあらを買ってきて、義母からいただいた新じゃがなどあれこれ「石狩鍋」に使える野菜があったためでござる。

ジャガイモ、ニンジン、ダイコンを下茹でしてから、大きな土鍋に昆布出汁をとって、煮立て来たらサケのあらを投入下ゆでした野菜とネギ、白菜などを入れてさらにひと煮立ち、最後に味噌で味を調える。

食べる前に鍋にバターをドカンと入れて完成でござる。

北海道ならではの料理、たいした旨かったです。

やっぱ季節のモノはよろしいですし、いよいよ熱々の鍋が似合う季節にもなりました。

この先、秋もズンズン深まるのでしょう。

毎度のことながら「冬支度を急がねば」とも思う、朝でもあるのです。

さて、

そんなきのうの大ニュースといえば、なんといっても「ips細胞からつくった網膜の細胞を、女性の目に移植した」と理研が発表したことだ。

世界初の快挙で、難病である「滲出型加齢黄斑変性」の患者に朗報なのでござる。

ips細胞でノーベル賞を受賞した山中伸弥教授も「人のiPS細胞ができて7年という短い時間で大きな一歩を踏み出せた」と語ったそうな。

今回の手術の目的は「がん化といった問題が起きないかどうかを確認すること」だという。

がん化については当初から指摘されておりましたから、この問題がクリアできると、ips細胞を使った再生医療は実用化に向けて、大きな一歩を踏み出すわけ。

医学の世界にとっては、画期的な出来事には違いありませんし、患者にも朗報です。

これまでは、他人の臓器を移植したりすると「拒否反応」という問題が大きな壁でしたけど、自身の臓器を再生するなら、それがなくなる。

病気や事故で失われた臓器や手足が失われても、皮膚なんかから再生されることになるなら、医療も人の人生も根本的に変わることになる。

今回は70歳の女性の皮膚から網膜をつくって、本人に移植されたのだそうです。

難病である「滲出型加齢黄斑変性」は、欧米では失明の原因の第1位で、ニッポンにおける患者数は2007年の調査で69万人(参天製薬)にも上るのだそうな。

50歳以上だと100人に1人が発症するというから穏やかでない。

そんな病気が再生医療で治る可能性がでてきたわけで、なんだか夢のような話なのです。

昭和30年代の子どものころ、想像の世界でしかなかった「画期的な21世紀」が、いきなりやってきた感があるなぁ。

STAP細胞でミソをつけた理研にとって、これが起死回生の一打となるのかどうかは、70歳女性の網膜の今後の行方にかかっておって、そこもまことに興味深いね。

写真はきのうからご当地で開催されておる「全日本実年ソフトボール大会」のひとこま。

他のソフトボール大会と大きく異なる点は参加資格が「50歳以上限定」ってこと。

49歳は若いので、参加出来ないという大会らしいです。

全国43都道府県のソフトボールチームが熱戦を繰り広げております、といいたいところですが、見ておるとなんだかゆるゆるした感じなのです。

そこそこ試合はしっかりやっておるようですが、楽しみは試合後にかわす酒らしい。

元気でスポーツを楽しむ実年世代、とっても楽しそうでいい感じなのでした。

 


「朝日」ようやく謝罪

2014年09月12日 | Weblog

 

午前6時の気温はプラス10度。かろうじて二桁の気温で、青空にすじ雲やウロコ雲が漂っております。

秋だなぁ、、、

さて、

サンドバック状態で同業他社から週刊誌にまで、ボコボコに叩かれておった朝日新聞が、きのうとうとう一連の件についてお詫び会見を開きましたです。

遅きに失した感がありますな。

社長の辞任によって、ようやく幕引きってことでござる。

この間、朝日新聞への信頼は「地に墜ちた」のでした。

従軍慰安婦問題、福島第一原発事故における吉田所長の証言、ともに大ウソを書いておったわけで、さもありなん、って話でござる。

毎日新聞が1971年の「西山事件」を契機に大きく部数を減らし、1977年には債務超過になったことを思い起こさせる一連の「事件」でござった。

毎日の記者による沖縄返還協定を巡る歴史的スクープ記事は、結果として「男女問題」に貶められ、西山記者は東京地検特捜部に逮捕、起訴された。

元毎日新聞の記者で、作家山崎豊子さんの小説「運命の人」はこの事件に基づいておる。

「外務省の女性事務官と密かに情を通じ、秘密漏洩を唆した」として、「取材方法に問題がある」と非難されたけど、報道事態は真実だったことが、のちに明らかになる。

西山記者は人生を棒に振ったけど、記事は「真実」だったと歴史的にも証明されておる。

ところがギッチョン、今回の朝日の一連の報道は、従軍慰安婦問題も福島第一原発の吉田所長の発言もどっちも「大ウソ」だったというからまことに始末に悪い。

加えて、ジャーナリストの池上彰さんがコラムで朝日新聞に反省を求めたのに対し、いちゃもんつけて、このコラムの掲載を見送りするなど、朝日の傲慢ぶりが目立っておった。

そんなこんなで部数を減らし、この先数年後には「毎日新聞の二の舞」となる可能性もでてきておる。

ここで、根本的に出直しができるのかどうか、朝日新聞は文字通りの崖っぷちなのでござる。

ついでながら、今回は朝日新聞を批判する週刊文春など週刊誌の「広告を掲載しなかった」ことも問題視されておるけれど、そんなもんはどの新聞もやっておって「業界こぞって大人げない体質がある」のだと、しつこいようですが書いておきまする。

日経新聞は自社の社長スキャンダルを報じた週刊誌の広告を載せなかったし、読売はナベツネ批判をした週刊誌の広告を載せなかったね。

この点については、どの新聞も「五十歩百歩」「目くそ鼻くそ」なのでござる。

少子高齢化や若者の活字離れとネットへの移行など、活字文化の一翼を担ってきた新聞は、朝日のデタラメをきっかけに、大転換点を迎えておるのかもしれませんなぁ。

大ウソこいた朝日新聞はもちろん問題だけど、ここぞとばかり「水に落ちた犬を叩く」他のメディアからなにからも、なんだかなぁ~って気がする朝でござる。


札幌で大雨特別警報って?

2014年09月11日 | Weblog

 

午前8時の気温はプラス17度、スカッと晴れております。

デッキは濡れておりますけどね。

朝から旧友Tの電話でビックリ仰天いたしました。

札幌で大雨特別警報が出ておって75万人に避難勧告、JRは不通だそうな。

札幌生まれで札幌育ちのおぢですが、75万人に避難勧告なんて話は、生まれてこの方、聞いたことがありません。

とんでもないことになってます。

ってテレビを見ると、豊平川で増水はしておりますが、台風のときとさほど変わらぬ様子。

とはいえ、数十年に一度の大雨というから、この先何が起きるか分かりません状態か?

旧友Tはきのう東京から札幌に来ておって、今朝JRでご当地に向かう予定でしたが、JRが不通というので、札幌駅前バスターミナルからニセコバスに乗ってご当地へ向かっております。

JR、ご当地ではちゃんと走っておりますけどね。

局地的な豪雨の危険があるってことらしいです。

つい先ほど岩見沢市も全市に避難勧告だそうな。

こういう局地的な豪雨ってのは、この先ご当地でもあるのでしょう。

どこへどう逃げるか、しっかり考えておくことにいたします。

写真のように今朝の我が家はたいした平和ですけどねぇ~


吉本芸人の小薮さんが凄い!!

2014年09月10日 | Weblog

 

午前7時の気温はプラス16度。曇り空ですが、青空もそこここに見えてます。

あたりは湿っぽい空気で、いつ降り出してもおかしくない空模様でござる。

スカッとしないお天気で、なんだか気持ちも晴れません。

きょうはどんな一日になるんだろ?

って書いてましたら、ポツポツ雨が降ってまいりましたです。

ところで、

「バケツの冷水を頭から浴びる」というよくわかんない行為が、ひところ世界中で大騒ぎとなっておった。

「ALSアイスバケツチャレンジ」というのだそうな。

筋委縮性側索硬化症(ALS)という難病の資金を集めるためにスタートしたものだとか。

難病ための資金調達はよいことだけど、これを「3人に引き継ぐ」というあたりが、なんだかシクッとこなかった。

何がシックリしないかというと、「マルチ商法」に似ておるからにほかならない。

この件で、週刊文春9月11日号の「言葉尻とらえ隊 能町みね子」が、吉本芸人の小薮千豊(こやぶ・かずとよ)さんをベタ褒めしておったです。

小薮さんは、坂上忍さんからの指名により「1万円を寄付させていただきながら、氷水をかぶる」と宣言し、後輩たちに氷水を持ってくるよう命令したそうな。

ところが後輩が持ってきたのは「しゃもじ」。

すると小薮さん「なんやこれ、しゃもじやがな! しゃもじといえば広島県の名産、広島も大変なことになってる。広島にも寄付しよ」と言って土砂崩れの被災地におカネを出す。

その後後輩は「縞の服」を持ってきて、福島にも寄付する。

そんな調子であっちにもこっちにも寄付するのですが、氷水はなかなか来ない。

でもって不意打ちのように氷水をかけられ、悲鳴を上げる。

そこで彼は、「あかん、いまのショックで次に回さなあかん3人、名前忘れもうた!」とボケたそうな。

こうして「不幸の手紙」みたいなバトンの連鎖を止めたのだという。

能町みね子さんは「流行の社会現象もしっかり自分のお笑いというフィールドに取り込みながら、意見の主張もできる稀有な存在」と申しておりました。

まことにごもっともでござる。

小薮さん、たいへんな人ですなぁ。

ALSも問題だけど、世間はそれだけじゃないぞ、「世の中には困っておる人があっちにもこっちにもいる」、ってことをちゃんと言う。

その一方、気持ちの悪いバトンの連鎖を、笑いで断ち切ったわけで、まことにお見事でござる。

一見、ボーッとした芸人さんに見えますけど、小薮さん、ただもんではございませんなぁ、、、

 

 


ニンニクの酢漬け

2014年09月09日 | Weblog

 

午前7時の気温はプラス12度。

薄曇りで、西方向の空は晴れてますが、予報によると昼ごろから弱い雨だそうな。

秋の天気、変わりやすいことになってます。

そんなお天気の中、ハニーさんはきのうからひどい頭痛が続いておって、病院にも行ってまいりましたが回復いたしません。

以前から頭痛持ちなのですが、今回はちょいと違うようで、心配をしております。

それがあって、おぢも「しっかりしなきゃ!!」と思ったせいか、今朝はいつもと違って、「シャキン!」としておるおぢなのでござる。

写真はついさきほどつくった「ニンニクの黒酢漬け」。

おととい、真狩村の義母から大量の無臭ニンニクをいただいたのでやってみました。

ネットであれやこれや調べましたら、作り方は色々あるようです。

洗ってから丸一日水に浸けておき、それから酢漬けにするというのが主流でしたね。

義母に聞いたら、「おコメを研ぐように、ぬるま湯の中でごしごし擦ると薄皮がキレイに剥けるから、これを5~6回繰り返すといい」ってことで、素直に従ってやってみたら、薄皮がツルツル剥けてすっかりきれいになったのです。

「年の功」恐るべし!!

でもって、これまたきれいに水を切って、広口ビンに詰め、黒酢と砂糖やハチミツを入れて出来上がり。

1~2週間もすれば、いただけるのだそうな。

そもそもおぢがニンニクに関心を持ったのは、ニセコにお試し移住中のTさんに勧められたためでござる。

Tさんは毎晩、ニンニクにラップをし、チンしてバターしょうゆで食べるのが健康法だというので、試してみたのですが、これがなかなかよろしかった。

ニンニクを切らさぬように買ってくるのがしんどくて、長続きしませんでしたけどね。

売ってる国産ニンニクは高いしねぇ、、、

でもって昨年夏、朝日放送の「みんなの家庭の医学」で、ニンニクが取り上げられ、そこで医学的な効用がたっぷり説明されたのです。

以前も書きましたけど、ニンニクにはS-アリルシステインという特有の成分があって、これが唯一ナチュラルキラー細胞(NK細胞)を活性化させるというのです。

NK細胞はがんなどの細胞をやっつける、文字通りの「生まれつきの殺し屋」。

人の体内をパトロールして、ガン細胞やウイルスなどを発見しては攻撃する「リンパ球」なのだそうな。

ニンニクはそのまま食べても「S-アリルシステイン」は摂取できるのですが、なんと熟成させるとこれが10倍にも増えるのだとか。

3年物のニンニクの酢漬けはナマの3.8倍、1年物のしょうゆ漬けは10.5倍、3年漬けたニンニク酒に至っては11.5倍だそうな。

ってことで去年、上記3種類を試してみたね。

結果、美味しくいただけたのは、らっきょの酢漬けみたいになる酢漬けだったわけ。

しょうゆ漬けはしょっぱいばかり、ニンニク酒もあんまり美味しいとはおぢは思えませんでした。

そんなことで、今年はニンニク1.2キロをすべて酢漬けにしたのです。

もっとも1年も3年も漬けていたわけではないので、長期熟成で味も変化するのかもしれませんけどね。

お暇な皆さんは、家庭菜園でニンニクなど育ててみてはいかがかな?

植え付け時期はこれからだそうな。我が家も今年は自前のニンニクを植えようかと思っとります、ハイ!!

 


「コミケ」行ってみた~い!

2014年09月08日 | Weblog

 

午前6時の気温はプラス11度。窓から見る空は、一面真っ青でござる。

少し風があって、デッキは濡れております。

夜間は雨が降ったのでしょう。ずんずん秋が深まってきた羊蹄山ろくでござる。

実は、木曜日の朝から、おぢは右の腰が痛くて、痛くて、往生しておりました。

なにか変な病気にでも罹ったのではと心配しておりましたが、どうやら水曜夜のズンバで痛めたらしいのです。

土曜日の午後、ジムで「太極拳」を初体験したのですが、その際のコーチが鍼灸師で、その場で少し揉んでもらい、サロンパス貼って寝たら、日曜日には治ったのでした。

すっかりじーさんになってますんで、調子こいてはいけないのだなぁ、と少し反省をしておる月曜の朝でござる。

ところで、

高齢者が多いと想像される読者の皆さんは「コミケ」をご存知か?

毎年夏と冬に東京ビッグサイトで開催される「コミックマーケット」のことでござる。

当初はマンガの同人誌を販売する催しだったような…

いまは若いおねーちゃんやらおにーちゃんのコスプレ姿が凄いことになっております。

先月「コミケ86」というのが開かれて、その写真をネットで見ることができるのです。

見てお分かりのように、いまどきのおねーちゃん、どれもこれも色っぽいというか、カッコいいというのか…

なんだかいい世の中になってきたように思うのは、おぢが「助平じーさん」と化したからだろか???

一度カメラ持って行ってみたいです「コミケ」ってば!!

さて、

日本人のがんが増え続けておるそうな。

これ、先進国ではニッポンだけの傾向だというからビックリ。

欧米諸国では毎年5%づつがん死が減っておるのに、なんでなのか?

理由の一つは高齢化だそうな。

確かに老化はがんの原因の一つだ、だけど、欧米でも高齢化しておるから、それだけでは説明がつかない。

ほかにも理由はあるそうな。

ひとつは、食生活の変化だそうで、ニッポン人は思っておるより健康的ではないというのだ。

ニッポン人の肉の摂取量はこの50年で10倍、脂肪分は3倍に増えたのだとか。

逆に野菜やくだものの消費量は減って、米国を下回るとか。

確かに元気な年寄りは野菜もくだものもよく食べますし、結構肉も食べる。

たぶん、バランスなんだろなぁ。

肉を減らして、野菜やくだものを増やし、昔のニッポン人の食生活に近づけることが必要か。

そしてニッポン人は運動量が少なく、多くの米国人より不健康というから、ヤバイです。

おぢのお仲間を見回しても、定期的に運動をしておる旧友はそう多くない。

だからかしらんけど、がんにり患したお仲間で、定期的な運動をしておったという人は、見当たりませぬ。

さらに、がん死が増えるもう一つの原因に「がんは手術で治すもの」という先入観がニッポン人にはあるためだというのだ。

放射線治療の割合はニッポンで25%ほどだけど米国では60%だ。

ニッポン人には「手術信仰」があるのだという。

ではありますが、通院治療が可能で、しかも身体への負担も少ない放射線治療の方が、患者にとってはいいのではないかってこと。

上記は週刊現代の記事ですが、こう締めくくられておる。

「日本では『手術ができてよかった』と思われがちだが、必ずしも、手術ができることが患者にとってベストな治療法というわけではないのだ」

なるほどねぇ、と頷いたおぢでござる。

食生活で野菜やくだものを増やし、肉を採りすぎない食事を心がける。

そして、定期的に運動をする。

それでもがんになったら、身体への負担を避ける治療法を選択するのがよろしいらしい。

心しておくことにいたします。


臆病者の国「アメリカ」

2014年09月07日 | Weblog

 

午前8時の気温はプラス15度。晴れの良い天気、秋もいよいよ本番っす!

そんな今朝の大ニュースは、全米オープンテニスで錦織選手の決勝進出。

もちろんニッポン人初です。

「パワーテニスの時代」ゆえ、たいへんな快挙でござる。

1試合4時間を超えるゲームで勝つんだもなぁ、体力気力とも大変なものです。

本人は「だれにも負けない」と申しておったわけで、自信も凄い。

従来のニッポン人はこんなこと申しませんでした。

ここまで言わせるほどの自信の源は、元々の素質に加え、どうやらコーチのマイケル・チャンさんにあるらしい。

去年12月から師事しておるというから、この方の指導で大変身したに違いない。

チャンさんの指導が優れておるのでしょうなぁ。

こういうコーチを選んだのも、本人の実力でしょうかね。

こうなったら錦織選手には、ぜひとも優勝していただきたいものです。

ガンバレ錦織!! と申しておきましょう。

さて、

今週号の週刊文春「言霊USA」がアメリカの実態を伝えておって、まことに怖いのです。

先日アメリカのミズーリ州セントルイスの北西ファーガソンで、18歳の黒人少年が路上で白人警官に6発撃たれて死亡。

これをきっかけにデモや暴動が起きたとか。

そもそもアメリカでは警官が有色人種ばかりを撃つのだそうな。

警察官に殺される人は年間約400人で、そのうち多くが黒人やヒスパニックなのだそうな。

2009年にはオークランドの電車内で言い争いをした黒人青年を、警官が地面に伏せさせて、背中を銃で撃ち抜いて殺した。

2013年3月ニューヨークでは16歳の少年が路上で腰のベルトに手をあて、銃を抜く動作と勘違いした警官2人に7発撃たれて死んだ。

この年の10月サンフランシスコに近い住宅地で13歳のメキシコ系少年が、プラスティックのオモチャのライフルを持っていて警官にやはり7発撃たれたという。

怖い国です。

米軍の兵士も、海外では似たりゴンベの状況なのだろう。

こんな調子で人を撃ち殺したり、沖縄で少女に暴行したりってことだ。

町田さんは「丸腰の兄ちゃんに6発も7発も撃ち込むなんて、よっぽど臆病者にしかできないわな」と嘆いておるけど、アメリカ人、確かに臆病なんだろう。

ビクビクしながら銃を携えておるもんだから、つい撃ってしまう。

キチガイに刃物、臆病者に拳銃ってとこだろか。

そういえば、先日やはりアメリカで、9歳の女児がマシンガンの練習中にインストラクターを撃って殺しちゃったのです。

父母がこの模様を撮影しておったね。

射撃練習場に9歳の娘を連れて行き、マシンガンを撃たせる親の心境がわけわからん。

拳銃を撃たせるのだって変だと思うけど、マシンガン撃たせて自分を守る場面が9歳の少女に来るかね?

それでも「銃規制」なんて話は出てこないのが、かの国だ。

いま思い出しましたけど、すぐに拳銃を撃つ警官、どっかにいたと思ったら、マンガ「おそまつ君」でござった。

マンガ並みの国ってねぇ、尋常ではございません。

我がニッポン国とは密接な関係の国ですけど、ニッポン人が見習うべきは大人のヨーロッパではないのか、って思いますけど、どうよ???

 


「土屋太鳳さん」に大注目じゃ!!

2014年09月06日 | Weblog

 

午前7時の気温はプラス16度。

晴れてますが、白い綿雲が南に向かってずんずん流れております。

予報によるときょうの道内「変わりやすい天気」だそうな。

湿度が高く「スカッと秋晴れ」って感じではありません。

いい一日になるといいのですがね。

ところで、

「あまちゃん」以来、NHKの朝の連続ドラマを見るようになった我が家で、大注目しておる女優さんがおります。

注目しておるのは「花子とアン」で花子の妹役「もも」を演じておる女優さんでござる。

なんでも土屋太鳳(つちや・たお)さんというそうで、まだ19歳の学生だそうな。

誰かに似ておるけど、誰に似てるんだろ? とあれこれ考えたら、映画「肉弾」でデビューした頃の大谷直子さんでしたね。

この女優さん、今後大きく羽ばたくのではないかと密かに期待しておったのですが、今週号の週刊現代によると来年春にスタートするNHK朝ドラのヒロインに大抜擢なのだそうな。

演技派女優として注目しておりますが、実は日本女子体育大学で舞踊を専攻しておる「体育系」だそうな。

「風貌からは想像できないキレキレのダンスを披露する」というからこれにもびっくり。

「もも」役では、どんより疲れた感じの女性を演じてますけど、キレキレのダンスとはねぇ。

なかでもおぢたち中高年に人気があるという土屋さん、たいした楽しみな女優さんなのでござる。

さて、

同じ週刊現代の古賀茂明さんの官々諤々「原子力ムラの最終兵器」は、2016年の電力自由化後も「国が原発を支援する」ことに触れておる。

経産省が今回、「原発は安くない」ことを認めた理由は「エネルギー基本計画」で「原発を重要なベースロード電源」と位置づけたため、なのだそうな。

ベースロード電源では何が何だかチンプンカンプンですが、この官僚さまの用語を日本語に訳すと「原発はどんなに高くても維持すると宣言した」ってことになる。

だから、廃炉コストのつけ回しや、過酷事故の際には電力会社の損害賠償の負担軽減、汚染土の中間貯蔵施設の建設に関しても税金の投入が決まっておる。

「原発は何から何まで、事故を起こしてもコストはすべて税金と電気料金で面倒をみるという話だ」と古賀さんは述べておる。

そもそも「原発は安い」が大ウソで、今度は「ベースロード電源」だから税金と電気代で面倒をみるのだそうな。

電力の自由化とすっかりお荷物となったニッポンの原発、まるきり整合性がありませんけど、「ベースロード電源」が大義名分で、今後もニッポン国民のカネがジャンジャンつぎ込まれるのでござる。

電力自由化ですっかり電気代が安くなると思っておったのに、酷い話だと思いませんか?

こと原発に関する限り、やっぱニッポンは社会主義国そんなことでいいのか?

どうよそのあたり???

 


コシヒカリ

2014年09月05日 | Weblog

 

午前7時の気温はプラス20度。

雨は上がっておりますが、どんよりした曇り空でござる。

どうやら雨の峠は越えたようで、ご当地はたいした降りにもならず、ホッとしております。

おぢもハニーさんも、きのうに引き続き、起床が遅くなっておるなど、どうにもこうにも体調不良でござる。

身体のだるさがさっぱり抜けないのです、なんなのかなぁ???

ところで、

そろそろ美味しい新米の季節でござる。

日経新聞によると、これまで大人気ブランド米として人気を集めてきたコシヒカリは、作付面積が減少するなど「コシヒカリ離れ」が進行中だそうな。

新聞によるとこれまで36年間にわたってダントツ首位だったコシヒカリだけど、最近は「余剰感」が出てきておるそうな。

卸売価格でみると関東産コシヒカリは60キロ1万1000円台前半で、業務用が多い、青森産「つがるロマン」や北海道産「きらら397」と同等の水準と、日経は伝えておる。

我が北海道ではお安いコメの代名詞である「きらら397」と同水準とはねぇ。

いまどきは関東産のコシヒカリ、たいしたもんではないのでござる。

ご当地のお近くのブランド米「らんこし米」の比ではございません。

「北海道はこれまで外食向けの主力だったきらら397から家庭向けの『ななつぼし』や『ゆめぴりか』にシフトしている」と日経は伝えておる。

北海道の農家は、業務用のコメから利幅の大きい家庭用のコメに転換しておるということらしい。

記事は「コシヒカリを生産すれば売れる時代は終わり、ターゲットとする市場に応じて銘柄間の競争が激しくなりそうだ」と締めくくっておる。

「なにがなんでもコシヒカリ」みたいな時代は終わったようだ。

一方、気候の変化なのか、コメの品種改良が進んだためなのか、道産米に追い風が吹いておるようです。

道産子としては、なんとはなし誇らしい気分なのです。

さて、

内閣改造で安倍内閣の支持率が上がったのだそうな。

大臣に女性5人を登用したためか? 

おぢには世間の心理がわけわからんね。

こと女性に関しては、そもそも議員の数が少ないのだから、以前も書きましたけど、「クオータ制」を導入すべき。

クオータ制とは「政治における男女間格差を是正するため 、議員・閣僚などの一定枠を両性に割り当てる制度」のこと。

ノルウェーが発祥だそうで、いまでは一般企業でも法制化して取締役などに女性が進出しておる。

なんだかんだ言いつつ、ニッポンは世界に類を見ない異様な「男社会」ですから「クオータ制」が突破口となると思うのですが、そんな話はサッパリ出てこない。

きのうの「NHKニュース9」でも、最後にキャスターの大越健介さんがサラリと触れておりましたけどね。

2020年には、欧州企業の社外取締役のうち40%を女性にしなければならないと欧州議会が決めておる。

これにはあれこれ批判もあるようだけど、このままだとニッポンは世界から取り残され「ガラパゴス」になりかねないと、過日の日経新聞は伝えておる。

まずは政治家からのクオータ制を論議すべきと思いますけど、なにかきっかけがないとこの国ではこういう制度の導入はムリなのかねぇ、、、

話は変わりますが、安倍総理の記者会見TVで観てましたけど、あの滑舌の悪さったら、聞いてて気持ちの悪いこと、悪いこと。

ご本人はプロンプター見ながら調子よく喋ってるつもりか知らんけど、なんとも不快でした。

舌が長いのか短いのかしらんけど、あんな喋り方しかできないのでは何の説得力もない。

おぢは経産大臣に就任した小渕さんを支持してるわけではありませんけど、まことに総理とは対照的、声と喋り方はとても聞きやすくて、感じもよかったでのでした!!

ちゃんと喋れない政治家、それ自体で失格だと思うけど、どうよそのあたり???

 


「池上彰さんの連載」で、すったもんだ

2014年09月04日 | Weblog

 

午前8時の気温はプラス18度。朝から久々の雨でござる。

昨夜のズンバの疲れか、夫婦して起床が遅れ、朝食は8時過ぎ、その後もうだうだしてまして、ようやくブログを書き始めたところでござる。

TV朝日のモーニングバードによると、テニスの錦織選手が96年ぶりに全米オープンベスト4入りだそうで、まさに快挙!! でござる。

クルム伊達さんも頑張っておって、ニッポンのテニス界なんだが凄いことになってます。

さて、

池上彰さんが朝日新聞に月1回連載しておる「新聞ななめ読み」が原稿掲載拒否にあったと週刊文春の今週号が伝えておる。

文春によると池上さんは「8月末の予定稿では、慰安婦報道検証を取り上げており、『朝日は謝罪すべきだ』という記述があった。朝日幹部が『これでは掲載できない』と通告したところ、池上氏から『では連載を打ち切ってください』と申し出があり、その予定稿はボツになったのです」ということらしい。

朝日新聞のなんとまぁ器量の狭いことったら!!

これについて今朝の読売新聞は、朝日新聞がこのコラムを「一転、きょう掲載」と伝えておる。

読売新聞によると、朝日が3日になって4日朝刊にコラムを掲載すると池上さんに伝えてきたという。

池上さんは「掲載拒否の誤りを認めるとこはよいことだが、掲載を続けるかどうかは今後話し合って決める」と、どうやらいまもお怒りのようだ。

この間、朝日新聞では、毎週掲載されておる「週刊文春の広告」が拒否されたという経緯がある。

ったくケツの穴の小さいことでござる。

自社に批判的なメディアの広告を掲載しないとはなんじゃらほい、と思いますが、そんなことは新聞界では特にめずらしいことではない。

朝日とは対極にある読売新聞だって、週刊文春や週刊現代に「ナベツネに関する批判記事」が書かれておるときは、広告の掲載を中止しておる。

朝日新聞だけが、とりわけ大人げないわけではございません。

あっちもこっちも、ニッポンの新聞は自社に都合の悪いことは掲載しないことになっておる。

とはいえ、政府に「もっと情報公開すべき」とのたまっておる朝日新聞が、言論を封殺するのではどもこもならん。

今週号の週刊文春によると、朝日新聞が文春の広告掲載を拒否した8月28日、木村社長は全社員に「揺るがぬ決意で」というタイトルでメールを送ったそうな。

文春はこの原文を入手して掲載しておるそうな。

内容はこうだ。

<長年にわたる朝日新聞ファンの読者や企業、官僚、メディア各社のトップ、ASA幹部の皆さんなど多くの方から「今回の記事は朝日新聞への信頼をさらに高めた」「理不尽な圧力に負けるな。とことん応援します」といった激励をいただいています。>

かなりトンチンカンな内容でござる。

このメールを読んだ、ある朝日新聞の幹部社員は文春にこう語っておるという。

「この期に及んでも謝罪することなく、世間と真逆の反応しか耳に入っていないのですから、末期症状です。検証報道の実情をまったく知らされていない現場の記者の苦労も聞こえていないから、こうした『大本営発表』のようなメールを送ることができるのでしょう」。

朝日新聞、今回の慰安婦問題の記事で謝罪しておらんこともあって、部数を大幅に減らしておるという。

沖縄のサンゴに自ら「KY」と傷つけて、スクープ記事とした1989年の朝日新聞だが、慰安婦問題の影響はこの比ではござりません。

朝日新聞、とうとう崖っぷちでござる。

 

 


「内閣改造」の意味不明

2014年09月03日 | Weblog

 

更新が遅れました。今日も秋晴れの良い天気です。

午後1時の気温は25度と湿度も低く、清々しい一日でござる。

おぢは朝から仕事に追われておりましたが、さきほど一段落。

そんなきょうは、朝からテレビも新聞も内閣改造でたいした喧しい。

大臣になりたい与党の国会議員はそわそわしておるのだそうだ。

この内閣改造、総理大臣が人事権を行使して、党内の求心力を高めるために行なうわけで、国民生活にはほぼ無関係。

大臣になりたくてなりたくてという議員を処遇してあげれば、総理にへこへこついてくる、って構造。

逆に、ちゃんと与党議員を処遇しないと、そのうち敵にまわって、総理は後ろからザックリ切られるとも。

いずれにせよ、しつこいようですが、国民生活にほぼ関係ないのが内閣改造にほかなりません。

おかげさんで、ニッポン国ではさっぱり仕事に精通していない「ど素人」が、次々大臣になる。

官僚さまの手のひらで踊るだけのアンポンタンな大臣が誕生するわけで、「神輿は軽くてパーがいい」という官僚さまにとっては大歓迎でござる。

安倍内閣の場合は、そこそこ「政治主導」を演出しておりますけど、官僚さまの牙城である「規制緩和」には、いまもほぼ手つかず。

なんだかんだいいつつ官僚さまの主導でニッポンの政治は行われておるのです。

思い返してみますと、まったく実現できませんでしたけど、民主党政権が掲げた「1内閣1閣僚」はまったくもって正しいね。

あのアホたれ政権の場合は、延べ152人も大臣になるなど、結果はデタラメを極めましたけどね。

元々能力が無くても官僚さまが支えてくれる大臣ですが、民主党政権下では地に落ちてしまったのです。

今回は同じ顔ぶれが「戦後最長」となったそうですが、安倍総理の叔父の佐藤内閣の425日を超え、426日になったために内閣改造をやるってことらしいです。

そんなことで、そもそも内閣改造は、多くの国民にとってはどうでもよろしい感じ。

もっとも「おらが大臣」の誕生で、一部支持者にとっては嬉しいのでしょうけど「だからどうした!」って気もします。

大マスコミはこんな報道に血道を上げておっていいのかと思いますけど、どうよそのあたり???


消費税10%で「デフレ不況」に逆戻り!?

2014年09月02日 | Weblog

 

午前6時の気温はプラス11度。スカッと晴れており、高い空にはすじ雲が走ってます。

秋は駆け足でやってきておる。

冬を前にあれこれしなきゃならんことが残ってますけど、すっかり放りっぱなし、困ったなぁ、、、

困るといえば、ここんとこ毎朝、ダックスフントとおぼしきワンコと散歩する細身の女性が、我が家の前を通るのです。

でもって、女性がチャッチャと足早に歩いておって、どうみてもワンコが女性に引きずられておる印象なのじゃ。

犬を散歩させているというよりは、人の散歩に犬がいやいやつき合わされておる感じ。

見ておると、なんだかワンコが可哀想になったりも。

きのうおぢはこの女性に「おはようございます」と声を掛けましたけど、軽くスルーされました。

ワンコ大丈夫か???

さて、

ご当地ではあす発売の週刊現代、電子版が月額500円ってことで、全て読めるわけではありませんが重宝しております。

今週号の「ノーベル賞経済学者 クルーグマン 『日本経済は消費税10%で完全に終わります』」がたいした興味深い。

クルーグマンは「'90年代を思い出してください。バブル崩壊から立ち直りかけていたところで、財政再建を旗印に掲げて、日本の指導者は消費増税に舵を切りました。これで上向いていた経済は一気に失速し、日本はデフレ経済に突入していったのです。安倍政権がやっているのが当時と同じことだといえば、事の重大性をおわかり頂けるでしょう」。

ようは1997年、橋本内閣が消費税を5%に引き上げたことをきっかけに、ニッポン経済がその後20年に及ぶ「デフレ不況」に陥ったことの再現だというのでござる。

だからクルーグマンは「いま日本では消費税をさらに10%に上げるような話が議論されています。そんなものは、当然やるべきでない政策です。もし安倍政権がゴーサインを出せば、これまでやってきたすべての努力が水泡に帰するでしょう」。

おぢも同感でござる。

そのうち消費税は上げる必要があるのかもしれませんけど「今でないしょ!」てことだ。

東洋経済オンラインによると、

8月15日に発表された4~6月期の四半期GDP速報は「実質年率マイナス6.8%で、1~3月期の年率プラス6.1%から大きくダウン」しておる。

つまり、消費増税による駆け込み需要とその反動減は、政府やエコノミストが当初に想定したよりも大きかったというのだ。

多くのエコノミストも4~6月期のGDPの落ち込み幅をマイナス3~4%台と見込んでいたわけで、どっからどうみても大幅ダウン。

理由は「国内消費の想定以上の弱さ」だという。

「これほどの落ち込み幅はオイルショックの1974年以来。日本経済の実力がどれほど脆弱か。もっとしっかりと認識すべきだ」とエコノミストは指摘しておるという。

ついでながら、日銀の黒田総裁も、「想定外のGDPの落ち込み」とあって、対応に苦慮しておるそうな。

双日総合研究所の吉崎達彦さんも、次の7~9月期のGDP速報が高めに出ても「消費増税は慎重に検討すべき」としておる。

クルーグマンはここは危機なのだから「消費税を5%に戻せ」と申しております。

どうやら消費税の更なる上乗せには大疑問符が付くようだ。

デフレ不況の再現って、こりゃヤバイい。

これまでは回復基調だったニッポン経済、ここへきて胸突き八丁を迎えておりまする。

 


ジャーナリズム精神は週刊誌にある

2014年09月01日 | Weblog

 

更新が遅れました。

いよいよきょうから9月、早いもので今年も残り4ヶ月、秋晴れの良い天気です。

今朝はいきなり超極太にして全長30センチ超のJの字ウ〇チを生み落しました。

腸の調子はかなりの絶好調ではありますが、鼻水ダラダラ状態。

身体のだるさもあったりで、またもや風邪でしょうか?

ひ弱なじーさんでござる。

ところで、

きのうは日テレ恒例「24時間テレビ」でござった。

おぢはまるきり番組に関心ありませんけど、ジャニーズ事務所に所属するTOKIOのリーダー城島さんが101キロのマラソンをするというから時々チャンネルを回したりいたしました。

今週号の週刊文春グラビアによると、人の好さげなこの城島さん、連夜の泥酔の上、毎夜違う美女を自宅にお持ち帰りというから、いきなり感心させていただいたのです。

とても人のいい感じの43歳ですが、毎夜違う美人をお持ち帰りってねぇ、力があるというのか、体力があるというのか。

そんなこんなで、マラソンはどうなんだと、あらぬ方から城島さんに注目したのです。

ま、最後まで見てませんから、どうなったのかはわかりませんが、城島さん、こと女性に関してはたいしたものなのです。

ことほど左様、週刊誌にはTVや新聞では報道しない、あれやこれやがごっちゃり載っております。

なかでもジャニーズのタレントに関するスキャンダルは、TVでは完全にご法度、放送されることはほぼありません。

ご承知のように、NHKを含めていまのTV界で、ジャニーズ事務所に楯突いては、音楽番組はもちろん、ドラマもバラエティーも成り立たないからにほかなりません。

あっちにもこっちにもジャニーズタレントが出演中で、そこそこ視聴率も稼げるわけですから、ジャニーズ事務所を崇め奉るのです。

逆に言うと、ジャニーズにベンチャラさえしておけば、高視聴率番組が確保できるというわけです。

だからジャニーズにはだれも何も言わないのです。

自由にモノが言えるはずの自由主義国家なのに、ジャニーズ・タレントのスキャンダルは、TVではすっかりタブー視されておる。

したがって、これを報じるのは週刊誌だけってことなのでござる。

ホントのことを詳細に報じる週刊誌は、すっかり蛇蝎のように嫌われ、タレントや俳優さんからは「ウソばかり書く」などと揶揄されますが、これはホントのことを書いた記事が多いからにほかなりません。

だれでもそうですが、ホントのことを書かれたり、言われたりすると、怒るのです。

政治スキャンダルも同様じゃ。

政治家は、放送記者も新聞記者も「仲間」と思って舐めきっておりますが、週刊誌はそうはいきません。

しっかりウラ取りの取材をして、最後に政治家に直接あたる。

政治家のところに取材に来たときは「最後の確認」だけってことだから、一番恐れておるのです。

だからこそ、政治家も「週刊誌はデタラメだ」などと言い募ります。

だけど、まるきりウソばかり書いたりすれば、裁判を起こされ、負けてしまうわけでそんなことはいたしません。

振り返れば、ニッポンの政界における数多くの疑獄事件は、ほぼ週刊誌のスクープが発端でござる。

したがって、我がニッポン国では、週刊誌こそが「真のジャーナリズム精神を持ち合わせているメディア」と申しても過言ではないのです。

週刊ポストや週刊現代が連載を続けた「相撲界の八百長疑惑」ですが、その後ちゃんと事実だったと証明されました。

ただし、週刊ポストはこの裁判では敗訴しております。

理由は「取材源の秘匿」という壁でござる。

取材元を明かすと、記事が事実だと証明されるでしょうけど、「取材源を守る」のがジャーナリズムの基本です。

「取材源の秘匿」なくして誰も情報をリークしてくれません。

だから裁判では、「証拠を見せろ」ということは、取材源を明らかにしろってことになるので、裁判に負けてしまうこともあるのです。

裁判に負ければ「ほれ、みたことか!」「週刊誌はウソばかり」と思う方もおりますが、実際には取材源の秘匿が「大きな壁」となって負けるケースがあるということ。

そんなこんなで週刊誌は、TVや新聞に比べ、圧倒的に優れておる、とは申しませんが、「少しはまし」だと思っておりまする。

週刊文春は頑張ってはおりますが、古くから「電事連」の広告は載せておって、原発ムラとの関係は深かったりもいたしますから、文春の原発関連記事は多少眉唾モノでござる。

とはいえ、週刊文春は「TVや新聞が書けない記事」を書くという方針だそうで、これまで数々のスクープを報じてきておる。

TVや新聞が書けないといっても、知らなくて書けないのではなく「知ってるのに書かない」ことの方が多い。

昨今話題の「タイの代理出産」も、IT大手企業・光通信の御曹司、重田光時24歳が「1000人出産計画」と週刊文春は伝えておるけれど、TVも新聞も、どこのだれかまで知っていながら書いてない。

広告との絡みでしょうかね?

フィギュアスケートの高橋大輔さんに無理やりキスを迫った写真を掲載した文春記事は、テレビも新聞も「後追い」したから白日の元に晒されたけど、最近は後追いもしないので大きなニュースにならないこともある。

そんなことで、当事者にとって都合のいい情報しか流れないのでは、ニッポンのジャーナリスムはまことに不健全。

週刊誌はもっとしっかり評価されてもいいはず、購読をお勧めいたしますです、ハイ!!