午前6時の気温はプラス11度。スカッと晴れており、高い空にはすじ雲が走ってます。
秋は駆け足でやってきておる。
冬を前にあれこれしなきゃならんことが残ってますけど、すっかり放りっぱなし、困ったなぁ、、、
困るといえば、ここんとこ毎朝、ダックスフントとおぼしきワンコと散歩する細身の女性が、我が家の前を通るのです。
でもって、女性がチャッチャと足早に歩いておって、どうみてもワンコが女性に引きずられておる印象なのじゃ。
犬を散歩させているというよりは、人の散歩に犬がいやいやつき合わされておる感じ。
見ておると、なんだかワンコが可哀想になったりも。
きのうおぢはこの女性に「おはようございます」と声を掛けましたけど、軽くスルーされました。
ワンコ大丈夫か???
さて、
ご当地ではあす発売の週刊現代、電子版が月額500円ってことで、全て読めるわけではありませんが重宝しております。
今週号の「ノーベル賞経済学者 クルーグマン 『日本経済は消費税10%で完全に終わります』」がたいした興味深い。
クルーグマンは「'90年代を思い出してください。バブル崩壊から立ち直りかけていたところで、財政再建を旗印に掲げて、日本の指導者は消費増税に舵を切りました。これで上向いていた経済は一気に失速し、日本はデフレ経済に突入していったのです。安倍政権がやっているのが当時と同じことだといえば、事の重大性をおわかり頂けるでしょう」。
ようは1997年、橋本内閣が消費税を5%に引き上げたことをきっかけに、ニッポン経済がその後20年に及ぶ「デフレ不況」に陥ったことの再現だというのでござる。
だからクルーグマンは「いま日本では消費税をさらに10%に上げるような話が議論されています。そんなものは、当然やるべきでない政策です。もし安倍政権がゴーサインを出せば、これまでやってきたすべての努力が水泡に帰するでしょう」。
おぢも同感でござる。
そのうち消費税は上げる必要があるのかもしれませんけど「今でないしょ!」てことだ。
8月15日に発表された4~6月期の四半期GDP速報は「実質年率マイナス6.8%で、1~3月期の年率プラス6.1%から大きくダウン」しておる。
つまり、消費増税による駆け込み需要とその反動減は、政府やエコノミストが当初に想定したよりも大きかったというのだ。
多くのエコノミストも4~6月期のGDPの落ち込み幅をマイナス3~4%台と見込んでいたわけで、どっからどうみても大幅ダウン。
理由は「国内消費の想定以上の弱さ」だという。
「これほどの落ち込み幅はオイルショックの1974年以来。日本経済の実力がどれほど脆弱か。もっとしっかりと認識すべきだ」とエコノミストは指摘しておるという。
ついでながら、日銀の黒田総裁も、「想定外のGDPの落ち込み」とあって、対応に苦慮しておるそうな。
双日総合研究所の吉崎達彦さんも、次の7~9月期のGDP速報が高めに出ても「消費増税は慎重に検討すべき」としておる。
クルーグマンはここは危機なのだから「消費税を5%に戻せ」と申しております。
どうやら消費税の更なる上乗せには大疑問符が付くようだ。
デフレ不況の再現って、こりゃヤバイい。
これまでは回復基調だったニッポン経済、ここへきて胸突き八丁を迎えておりまする。