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おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

ネットとツイッター

2014年09月14日 | Weblog

 

午前6時の気温はプラス8度、この秋一番の冷え込みでござる。

晴れてますから、放射冷却現象でしょうか。

ご当地の羊蹄山も、山頂部で紅葉が始まるなど、いよいよ秋も深まってまいりました。

さて、

「掲載拒否で考えたこと」というのは、今週号の週刊文春「池上彰のそこからですか!?」だ。

この中で池上さんは、テレビでは間違いがあって訂正するとき「お詫びして訂正します」とコメントするとし、「それが当たり前の世界で仕事をしてきた身としては、訂正してもお詫びなしの態度には違和感がありました」と書いておる。

そう、テレビの報道では、間違うと必ず「お詫びして訂正します」と言う。

ところが新聞は、今回の朝日新聞に限らず、どの新聞でも「訂正します」とは書きますが、「お詫び」したと書いてあったとは記憶がない。

お詫びしないのは、新聞が長年にわたって培ってきた慣例か?

とはいえ、人間のやることですから、必ず間違いを犯します。

今回の朝日新聞の一件を契機に、「間違ったらお詫びして訂正する」のが、この先新聞界でも「当然のこと」になるはず、とおぢは期待をしております。

朝日が池上さんのコラム掲載拒否して間もなく、池上さんはテレビの取材でロシアに向かったそうな。

そのロシアで、この件に関していち早く問い合わせしてきたのは「週刊新潮」、次に雑誌「プレジデント」、その次に週刊文春だったそうな。

いずれの媒体も、週刊誌と2週に1度の発行の雑誌ですから、これまでの常識では速報は考えられません。

ところが週刊文春は、池上さんに問い合わせてすぐに「週刊文春デジタル」で速報したのだそうな。

その記事はすぐに「ヤフートピックス」に載って、そこから各社の取材攻勢が始まったと池上さんは書いております。

ここで、これまで考えられないことが起きてます。

週に1度しか発行していない週刊誌が、ネット上で速報したことで、世間一般が知ることになったというのです。

皆さんが朝日新聞の動向に注目しておる中とはいえ、週刊誌がネット上で「速報スクープ」したわけです。

いまさらながらですが、速報をTVとラジオが独占しておった時代はすでに終わり、「ネットが速報媒体」に加わっていたのです。

さらに今回朝日新聞では、現場の記者たちがツイッターで社の方針に対して声を上げておる。

池上さんは「私の原稿を拒否したことを、朝日の多くの記者が憤っている。そんな声が社の方針を覆し、一転して原稿掲載になったのでしょう」と書いた。

池上さんは「ネットとツイッターの力を再認識しました」と申してます。

これまでなら問題が起きて、会議を開いて、そのこであれこれ見直して、ってことで時間がかかりました。

ところがツイッターで記者たちが次々声を上げたことで、会社がトットと方針を変更せざるを得なくなった、とも言えるのです。

これら一連の流れで、ネットやツイッターそしてブログなども、世間に一定の影響力を持ちえるのだと、再認識いたしました。

「マスゴミ」などと揶揄されるTVや新聞、さらに週刊誌といった既成メディアですが、その影響力はネットの力が高まる一方、相対的に落ちてきておる。

今回の朝日の2大訂正騒ぎと池上さんのコラム掲載拒否問題によって、その流れがいっそう加速することになるのでしょう。

新聞やテレビ、週刊誌だけでなくネットの情報も要チェックの時代なのだと、遅ればせながら再認識いたしましたです、ハイ!!