午前6時の気温はプラス12度。
雲が低く垂れこめて、小雨がそぼ降る朝でござる。
お隣の桜がほころび始めておりまする。
あたりを見渡せば、木々も芽吹き始めておって、ずいぶん春らしいのです。
さて、
きのう5月3日は憲法記念日でした。
マスコミ各社が世論調査を行って、その結果を報じておる。
憲法9条改正に関しては、毎日新聞が賛成27%で反対52%だった。
同じく朝日新聞は賛成27%で反対が68%。
NHKは賛成22%で反対が40%だった。
読売新聞と産経新聞は、調査結果に関する数字をそろって掲載していない。
なして???
とにもかくにも、ニッポン人の多数が「憲法9条は守るべき」だと思ってことがわかります。
9条改正については、賛成派が3割に満たず、反対派は4~約7割とほぼダブルスコアとなっており、ホッとしておる。
憲法そのものは、時代によって変わるべきものと、おぢは思います。
しかし、現在のように「憲法によって縛られるべき権力」者が、改憲を声高に叫ぶというのはいかがなものか。
たいした気持ちが悪い。
そして改憲派が日ごろ口にする「憲法はアメリカの押しつけ」も大ウソだということが今年2月の報道ステーションで明らかになっておる。
「9条は幣原喜重郎(しではら ・きじゅうろう)首相が提案した」という事実です。
この幣原さん、そもそも親英米派だったそうで、太平洋戦争直後に昭和天皇直々の要請や、吉田茂の後押しで首相になった。
中部日本新聞・元政治部長の小山武夫さんという方が、この幣原さんにインタビューした「音声記録」が残っておって、そこで明らかになった。
小山さんが「憲法9条の発案者」に限った質問を幣原さんにしたとき、以下のように述べたという。
「それは私であります」「私がマッカーサー元帥に申し上げて9条の条文になった」とはっきり言っておる。
いい加減、憲法は「アメリカのからの押しつけ論」は止めた方がよろしいね。
ただ、憲法は時代によって変化する必要もあるでしょうが、いまは改正するときではない。
…と多くの国民が思っておって、正直ホッといたします。
そんなことで、そういう国民の思いが今度の参院選で、自民党の敗北につながる動きにちゃんとつながってほしいものだと思う朝でござる。