寝坊いたしました。
午前7時の気温はブルブル震えるマイナス14度。
きょう日中はプラスの気温になるというから、気温差は凄いことになりそうです。
ところで、
2月6日BS‐プレミアムの100年インタビュー「脚本家 倉本聰」はご覧になりましたか?
おぢは録画しておいたのをきのう観たのです。
いやぁ~ エピソード満載でたいした面白かった!!
序盤のハイライトは、NHK大河ドラマの脚本家を途中降板した話。
週刊誌報道などが原因で、スタッフに非難され、気が付いたら倉本さんは千歳空港にいたという。
その時のことに触れたとき「敗北といいますからねぇ」と申しましたわ。
そう、人間は負けると北へ行くのか、考えてもみませんでした。
北海道はそもそも開拓時代に農家の二男道や三男坊が故郷を追われてやってきたところ。
中には官軍に敗れた会津藩の皆さんもやってきた。
なるほど、人間負けると北に行くのかと思いましたわ。
そもそも北に生まれ育ったおぢなんか、この先またもや負けたなら、ロシアか北極にでも逃げなきゃならんのか?
で、倉本さんはススキノのマンションに住んで、札幌の人々の優しさに触れ、ふとしたことから知り合った人と列車で富良野に。
そこですぐさま、移住を決めたのだそうな。
そして「北の国から」が書かれるのですが、あれは文明批判だったのだそうな。
だけどテレビはそうズバリとは言えないので、「糖衣錠にくるんだ物語」にしたのだと申しておりました。
富良野に移住したての黒板一家、息子の純は「電気がないのに生活できるんですか? 夜はどうするんですか?」と訊いた。
すると五郎は「寝るんです」と答えました。
倉本さんは「これをニッポン人が理解したのは30年後の3.11(東日本大震災)でした」と言ってましたわ。
それよりなにより、田中邦衛さん演じる黒板五郎という人物、そもそもトンデモない人物の設定だったのだ。
純が裕木奈江さん演じるタマコを妊娠させて、五郎と共にタマコの父、菅原文太さんを訪ねるシーン。
五郎は大量のカボチャを持って行く。
何でカボチャなのかというと、五郎は昔、何人もの女性を妊娠させていて、そのたびに五郎の父が相手の女性の家にカボチャをもって詫びに行ったのだそうな。
つまり、カボチャのできるころ、いつも五郎は女を妊娠させていた設定なのだそうな。
そんな設定ありか???
だから純の時も大量のカボチャを持って行ったわけなのだそうな。
びっくりポン、驚かしてくれますなぁ~
でもってインタビューはこんな締めくくりになっておりました。
「西欧ではエコノミー(経済)、エコロジー(自然環境)、カルチャー(文化)の3つが3本の柱になって、バランスよく立っている。それが『文明社会』だという言葉がある。いま(の日本)はエコノミーのことばかり」
「なんでこんな考え方しかできないのか、カネばかりだ。僕は違うと思う」
「人間に一番大事なものは、むしろ『幸せ』だと思う」と話しておりました。
2013年に仁木町で倉本さんが講演した時も、文明社会や原発などカネにまつわるものを厳しく批判しておりましたわ。
今年65歳になってしまうおぢも、この先どんだけ残りの時間があるか分かりません。
カネも欲しいし、そりゃカネが多いにこしたことはありません。
だけど墓にカネは持って行けませんです。
ってことで、いまの幸せをしみじみ噛みしめたりもしたインタビュー番組なのでした。