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ルビと振り仮名、読み仮名 14

2015-11-02 | 日本語表記

ルビは印刷用語、明治時代からの日本の活版印刷用語とある。
イギリスから輸入された5.5ポイント活字の呼び名がruby ルビーであったそうだ。

ルビ活字とよび、それによってつけられた、振られた文字を、ルビとよぶようになったと解説している。
また、明治期つまり19世紀後半のイギリスでは活字の大きさを宝石の名前をつけてよんでい多とも、ウイキペディアは言う。

ルビをつける、ルビを振ると表現し、専門的な用語の組版業界用語では、ルビを組むと表現するようだが、振り仮名はこの名称からのものか。
総ルビ、バラルビとがある。

文字に読みを振ることはルビを振ることから始まったわけではない。
傍訓、つけ仮名と呼ばれた、訓読み、日本語読みのためである。

漢字には読みを付けて意味を理解しようとしてきたのが、日本語である。
読み仮名をつけなければ、読めない漢字がある。



夏目漱石 門 五の二 より。

駿河台下(するがだいした)
酸(す)いもの
頬張(ほおば)った
穿(すぼ)めて
門(かど)を
潜(くぐ)った
三、四日前(ぜん)
夕飯(ゆうはん)の
膳(ぜん)
箸(はし)
噛(か)んで
揺(うご)かす
避(よ)けて
楊枝(ようじ)
研(と)いだ
磨(す)り減らした
不揃(ぶそろ)の前歯
俄(にわ)かに
己(おれ)は
歯の性(しょう)
後(うしろ)
襯衣(シャツ)
洋卓(テーブル)の
周囲(まわり)
天鵞絨(ビロード)
并(なら)んで
腮(あご)
埋(うず)めて
皆(みんな)
瓦斯暖炉(ガスストーヴ)
洋卓(テーブル)
成効(せいこう)
秘訣(ひけつ)
今日(こんにち)
仮名の交(まじ)らない
碧落(へきらく)
浮雲(ふうん)
東山(とうざん)に
上(のぼ)って
玉(ぎょく)
対句(ついく)が
旨(うま)く
嬉(うれ)しかろう
徘徊(はいかい)した
開(あ)いて、
紙片(かみぎれ)
野中(のなか)さん
 





>ルビが必要となる場合

漢字に読みをつける際に用いる。通常、ひらがなが用いられる。

一般的でない読み方をする固有名詞(特に架空の人名・地名)や、あまり用いられない難読語に読みをつける。

「女」と書いて「ひと」、「宿敵」と書いて「とも」のように、任意の文字・単語に対して別の読み方や意味を指定したい場合に用いる。文芸や音楽の歌詞などで用いられる場合がある。マンガやライトノベルなどでは、単語の本来の読みとは関係ない、作中における裏の意味を明示するために用いられることがある。

外来語を翻訳した用語の場合に、その用語自体の読み方は一般的に自明だが元の外来語の発音を提示したい場合に用いる。この場合はカタカナが用いられる。

その他、文書の対象年齢が低い場合など必要に応じ、総ルビを施す(少年・少女漫画など)。また、かつての新聞はルビが多かった(「今日(けふ)」など簡易な物にも振ってあり、総ルビに近い)。

未就学児向けの絵本などにおいて、カタカナ語に、さらにひらがなでルビを振ることがある。



>振り仮名の起源は9世紀初頭(平安初期)に始まった漢文への訓点の記入にある。そこでは漢字の右側または左側に(注 ここでは漢字の後ろのかっこ内に表示している)万葉仮名、平仮名、片仮名で「何(イツクニ)、臥(イネテ)」〔成実論(じょうじつろん)天長5年〈828〉点〕、「遶(根宇)、象(佐宇)」〔央掘魔羅経(おうぐつまらきょう)平安初期点〕のように漢字の音や訓を示している。漢文の訓点の振り仮名(傍訓)はやがて漢字片仮名交じり文、漢字平仮名交じり文にも及び、「猛(タケ)キ者モ終ニ滅(ホロヒ)ヌ」〔延慶(えんきょう)本平家物語〕のようになった。


「砅」もをかがげてみずをわたる。
「攸」みずのゆったりとながれるさま。
「狷」こころがせまい。
「蔘」ちょうせんにんじん。
「磊」いしのごろごろしているさま。
「玖」くろいろのうつくしいいし。
「閄」ものかげからきゅうにとびだしてひとをおどろかせるときにはっするこえ。


http://www.akatsukinishisu.net/kanji/nagakun/
長訓読み選手権

http://f7.aaacafe.ne.jp/~kanji/
新感覚!『楽しむ漢字』の辞典


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