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0608 語彙論

2022-06-08 | 語彙論

語彙論は意味論に、文法論は形態論と統語論に、音韻論は音声科学として言語ごとに議論と研究を展開する。語彙はいわば言語に体系を求める、文法は個別言語に理論を持つ、そして音韻は機械音声にその成果を見出す。語彙の研究にも計算言語の手法が応用されて資料にコーパスなどの運用が行われて目覚ましい運用がある。しかしその手法には語彙単位、言語単位の困難が見え始めている。

>語彙論ごいろん lexicology
語彙を研究対象とする言語学の一部門。 音韻や文法に比べて,語彙は要素としての単語の数が膨大で,しかも体系化が困難なため,研究が遅れている。 従来の研究のなかでは,語構成の研究,ある国語のある時代の語彙の一部分をなす特殊語群 (外来語,隠語,学生語など) の記述が比較的盛んであった。
語彙論とは - コトバンク

上記はブリタニカ国際大百科事典によるが、グーグル強調スニペットに見える。この中の従来の研究に語構成研究と国語の研究に盛んであると説明がある。1950年代からおおよそ半世紀、国語研究所の電子計算機によるものである。古典文学作品研究の索引づくりに端を発している。1
960年代にその研究における有用性が国語の自立語索引をもって明らかにされた。古典対照分類語意表は、
宮島達夫『古典対照語い表』1971年、笠間書院
宮島 達夫(編) /鈴木 泰(編) /石井 久雄(編) /安部 清哉(編)『日本日本古典対照分類語彙表』2014年06月、笠間書院
と改訂を行っている。


古典索引刊行会『万葉集索引』(2003年、塙書房刊)
山田忠雄『竹取物語総索引』(1958年、武蔵野書院刊)
伴 久美「伊勢物語に就きての研究 索引篇」(大津有一編『伊勢物語に就きての研究』所収)(1961年、有精堂出版刊)
西下経一・滝沢貞夫『古今集総索引』(1958年、明治書院刊)
日本大学文理学部国文学研究室『土左日記総索引』(1967年、桜楓社刊)
大阪女子大学国文学研究室『後撰和歌集総索引』(1965年、大阪女子大学刊)
佐伯梅友・伊牟田経久『かげろふ日記総索引』(1963年、風間書房刊)
榊原邦彦・武山隆昭・塚原清・藤掛和美『枕草子総索引』(1967年、右文書院刊)
池田亀鑑『源氏物語大成 索引篇』(1953年、中央公論社刊)
東京教育大学中古文学研究部会『紫式部日記用語索引』(1956年、日本学術振興会刊)
東節夫・塚原鉄雄・前田欣吾『更級日記総索引』(1956年、武蔵野書院刊)
秋葉安太郎「校本大鏡総索引」(『大鏡の研究 上巻 本文篇』所収)(1960年、桜楓社刊)
滝沢貞夫『新古今集総索引』(1970年、明治書院刊)
青木伶子『方丈記総索引』(1965年、武蔵野書院刊)
増田繁夫・長野照子『宇治拾遺物語総索引』(1975年、清文堂出版刊)
近藤政美・武山隆昭・近藤三佐子『平家物語語彙用例総索引』(1996年、勉誠社刊)
時枝誠記『徒然草総索引』(1955年、至文堂刊)




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日本古典対照分類語彙表
2014-09-09 | 本を買いました
>注文をして次の日に届く。ネット販売の即売感とでもいうか、入手する速さにあらためてびっくり。日本古典対照分類語彙表、宮島達夫・鈴木泰・石井久雄・安部清哉編、笠間書院刊、2014年6月。その内容については、全作品は次のとおりである。


世界大百科事典内の語彙論の言及
【言語学】より
… 意味論は,ある単語を固定し,それによってどういうことがらがあらわされるかを見るわけであるが,逆に,あらわされる事象の側に一定の分野を設定し,その分野の事象をどのようにあらわしわけているかを研究することもできる。〈語彙論〉と呼ばれる研究方法は,こうしたやり方を基本にしたものといえる。


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