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音義書

2014-09-09 | 日本語の輪郭
音義また音義書が作られた。そこに見られる和訓は万葉仮名で書かれていた。訓注と言っていたのであるが、訓釈としてとらえると、そこに日本語が釈としてつけられたことを知る。  >音義書(おんぎしょ)とは、一定の典籍の中から漢字・漢語を抽出して、その発音や意味、和訓などを注記した本。単に音義(おんぎ)と呼ばれる場合もある。文章よりも個々の語句そのものを注釈の対象とする。  そして、それが集成されて辞書となり、日本語読みが記録されて、和訓が集大成されて、類聚名義抄などが編纂された。音義書は中国の辞書の影響があった。


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>A:義書(訓詁の書)…『爾雅(じが)』『釈名(しゃくみょう)』
→文字の意義・用法の違いによって分類・配列
B:字書…『説文解字(せつもんかいじ)』『玉篇(ぎょくへん)』
『字彙(じい)』『康熙字典(こうきじてん)』
→文字の形体の違いにより類別・配列
C:韻書…『切韻(せついん)』『広韻(こういん)』『佩文韻府(はいぶんいんぷ)』
→文字の音の違いによって類別・配列
D:近代辞書…『辞源(じげん)』『国語辞典』
→形・音・義に関する研究の集約




>音義書(ある文献中の語句の音や意味を説明した注釈書)が用いられたが、やがて日本でも作成されるようになった。本朝最古の音義書は『新訳華厳経音義私記』(成立.書写とも奈良時代)


音義書(おんぎしょ)とは、一定の典籍の中から漢字・漢語を抽出して、その発音や意味、和訓などを注記した本。単に音義(おんぎ)と呼ばれる場合もある。文章よりも個々の語句そのものを注釈の対象とする。


いっさいきょう‐おんぎ 〔イツサイキヤウ‐〕 【一切経音義】
一切経の難語句について、発音と意味を解説した仏書。


世界大百科事典 第2版の解説
いっさいきょうおんぎ【一切経音義 Yī qiè jīng yīn yì】

中国,経律論の難読難解字および音訳漢字に対する音注義注の書で,玄応(げんのう)著(7世紀半ば)と慧琳(えりん)著(810)の2種がある。玄応は文字大徳として玄奘(げんじよう)の訳場に列した。慧琳はカシュガルの人で,訳経家不空Amoghavajraの弟子である。音注は当時の長安音を反映するとされ,〈慧琳音義〉には特に音節構成要素の分析的観察がみられる。〈玄応音義〉の義注は,清代の学者によって文献学的研究に活用された。


ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説
一切経音義
いっさいきょうおんぎ
Yi-qie-jing yin-yi

中国,唐の慧琳 (えりん) 撰。建中4 (783) ~元和2 (807) 年刊。 100巻。唐の玄応の『一切経音義』 (『玄応音義』) 25巻やそれ以前に出ていた各種の音義類を集大成したもので『慧琳音義』ともいわれる。


大辞林 第三版の解説
いっさいきょうおんぎ【一切経音義】

①音義書。唐の僧玄応撰。二五巻。648年頃なる。四五四部の仏典の成語の音義を説いたもの。現存する音義書としては最古。玄応音義。
②音義書。唐の僧慧琳(えりん)撰。一〇〇巻。783~807年撰出。一二二〇部の仏典を扱い,玄応音義など従来のものを集大成。慧琳音義。



界大百科事典 第2版の解説
るいじゅうみょうぎしょう【類聚名義抄】

編者不明の漢和字書。原撰本は11~12世紀ころの成立と推定される。宮内庁書陵部に図書寮本と呼ばれるものが一部分残っているのみである。現存しない書物からの引用の多いこと,古い和訓を記していること,声点(しようてん)の施されたものがあり,平安時代末期のアクセントを知りうることなどの点で注目される。鎌倉時代になって改編増補され10巻にまとめられた。改編本は,多数の和訓を収録しており,平安時代末期の和訓の集大成といわれる。


ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説
類聚名義抄
るいじゅみょうぎしょう

『名義抄』ともいう。部首引きの漢和辞典。標出漢字にその字形 (異体字 ) ,字音,意味,和訓などを付す。法相宗 (ほっそうしゅう) の僧侶の撰とみられるが未詳。名称は『倭名類聚抄』と『篆隷万象名義』に由来するとみられる。湧くンオ集大成として


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