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概念をカテゴリーにする

2015-12-11 | 日本語文法
概念をわかるためにカテゴリー化する。哲学用語でカテゴリーは範疇と翻訳されている。この検索システムを使えば、同じカテゴリーに属する商品が一覧で表示される、などと用いる。カテゴライズ categorize, categorise とも使うようになった。さきの検索システムで、インターネットでは、検索サービスに、キーワード検索とカテゴリー検索という二つの検索方法がある。カテゴリー category、ドイツ語では Kategorieとは、部類、分類、ジャンルのことである。カテゴリーは、たとえば、次のように説明される。

>カテゴリーとは、人間の判断の様式に応じて抽出された概念である。判断とは、人間が対象を捉える作用のことである。しかしてその判断には一定のアプリオリな枠組がある。人間である限りすべての者は、このアプリオリな枠組に対象を当てはめることによって、対象を概念的に認識する。またこの枠組に当てはめて認識されている限り、その認識対象は、つねに同一に認識される。  

カテゴリーついて、認知心理学ではプロトタイプ理論を用いる。



[三省堂辞書サイト]10分でわかる「カテゴリー」
dictionary.sanseido-publ.co.jp › ... › 辞書・ことばの企画 › 10分でわかる
>もともとカテゴリーは、哲学や論理学の分野で用いられていた用語です。古代ギリシャの哲学者アリストテレス(前384-前322)は、世の中の概念を区別する基本項目として「実体・量・性質・関係・場所・時・状況・所持・能動・受動」という10のカテゴリー(=事物を述語へと一般化する究極のもの)を提示しています。またドイツの哲学者カント(1724-1804)は「量・質・関係・様相」という4項目のカテゴリー(=悟性概念)を提示しています(ちなみに、ひとつの項目は、さらに三つの細目に分かれています)。
現在、カテゴリーはドイツ語や英語を経由して日本語に組み込まれ、分類が必要とされるあらゆる分野で用いられる言葉になっています。

>カテゴリーの訳語である範疇(はんちゅう)という言葉は、明治時代に哲学者の井上哲次郎によって作られました。四字熟語「洪範九疇(こうはんきゅうちゅう)」の「範」と「疇」を組み合わせた言葉です。
洪範九疇は、中国の『書経』(儒教の教典のひとつ)に出てくる言葉で「天下を治める九つの原則」ぐらいの意味です。この原則の第 1 には、いわゆる「五行説」が記されており、万物を組成する要素を木火土金水という五つの「カテゴリー」に分けて考えました。

ウイキペディアより
>プロトタイプ理論 prototype theory とは、言語学、認知心理学上の理論であり、1970年代にエレノア・ロッシュらによって提唱された。 人間が実際にもつカテゴリーは、必要十分条件によって規定される古典的カテゴリーではなく、典型事例とそれとの類似性によって特徴づけられるという考え方であり、認知言語学の主要テーゼのひとつである。こうしたカテゴリーをプロトタイプ的カテゴリーと呼ぶ。

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