日本が、ワクチン接種率が世界で100番目、というデータは、ワクチン後進国とコラムに言わせるに十分だろう。日本は、と、言い出せないところで、とらえかたはちがう。いつの間にかといぶかしがるが、それはデータ上のこと、接種率の数値比較など、それが先進国となると、どれほどのことか。
日本 1,487,606
これは接種回数のポイント。100人当たりの回数を見て、
国・地域 累計接種回数 100人あたり
接種回数
米国 171,414,612 51.7
中国 149,071,000 10.7
インド 90,198,673 6.6
英国 37,736,162 56.1
ブラジル 24,197,996 11.5
トルコ 17,704,888 21.2
ドイツ 16,251,310 19.5
インドネシア 13,452,610 5
ロシア 13,047,800 9
フランス 12,789,529 19.1
ここまで、10か国は、米英国が相対的に高い。
ワクチンはロシア製、中国製、インド製もあるから、その及ぶところに見える。
続くのは、イタリア、チリ、そしてダントツには、
イスラエル 10,189,198 112.5
と並ぶ。メキシコ、スペイン、と欧州になる。
UAE 8,707,073 89.1
金持ち国というのは、何だが、イスラエルに、UAEはさすが。
さて100番目とはどういう数値か、改めて、日本を見ると、
日本 1,487,606 1.2
先と同じだが、右に出たポイントに着目すると、100人に一人という。これが、韓国ほかでは、
韓国 1,118,221 2.2
ナイジェリア 964,387 0.5
フィリピン 922,898 0.9
パキスタン 800,000 0.4
ミャンマー 380,000 0.7
タイ 391,752 0.6
ケニア 340,121 0.6
南アフリカ 278,909 0.5
マラウイ共和国 164,733 0.9
エジプト 148,987 0.1
ウガンダ 129,634 0.3
イラン 124,193 0.1
グアテマラ 123,473 0.7
カザフスタン 109,995 0.6
イラク 103,006 0.3
と、1ポイント以下を拾ってきて、
セーシェル 102,080 104.6
と出てきて、このポイントの表わし方に、ふと、何だろうと思い始めて、以下はやめた。
https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/coronavirus-vaccine-status/
>通称セーシェルは、アフリカ大陸から1300 kmほど離れたインド洋に浮かぶ115の島々からなる島国で、イギリス連邦加盟国である 人口総計(2011年) 86,000人(182位)
https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/coronavirus-vaccine-status/
いつの間に後進国になったか
大機小機 2021年4月9日
>コロナ禍で思うのは、いつの間に日本は「後進国」に転落したのかという点である。肝心のワクチンは米独英や中ロのような開発国にはなれず、インドのような生産拠点でもない。ワクチン接種率は世界で100番目だ。
世界の接種状況
新型コロナワクチンの接種は世界163カ国・地域で始まっている。海外領土なども数えると、183カ国・地域に達する。2020年12月上旬の英国を皮切りに、世界各国で接種が本格化した。44カ国・地域で累計接種回数が100万回を上回っている。接種回数を色の濃淡で示すと、欧州各国で接種が比較的進んでいる様子がわかる。一部の先進国が巨費を投じてワクチンの確保を進める一方、経済力に劣る発展途上国での接種が遅れる懸念がある。
1.2
2.2
5.0
6.6
9.0
10.7
11.5
18.4
18.6
19.1
19.5
19.5
19.9
21.2
29.2
51.7
56.1
60.1
89.1
112.5
日本
韓国
インドネシア
インド
ロシア
中国
ブラジル
ポーランド
カナダ
フランス
イタリア
ドイツ
スペイン
トルコ
シンガポール
米国
英国
チリ
UAE
イスラエル